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 寡黙な一枚の絵

 とある展覧会の会場。 沢山の絵が展示されている。
 油絵の大きな絵が艶やかさを競っている会場に、地味な水彩画の絵がポツンと一枚。

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 賞の札もついているわけでもなく、誰もがチラッと見て通り過ぎて行く。
 その題名は ” 一瞬の輝き ” 、名古屋城の堀に咲く桜が、春の陽光に光っている様を描いたようだ。

 賞の付いた絵には多くの人が注目するが、この地味な絵は まさに無視されたようにぶら下がっている。
 賑やかな会場の中で、ジーと寡黙に時を過ごしている感じであった。

 一人の老人がその絵の前で何やらつぶやいていた。
 「こんな場所に連れてきたのは間違いだったな~・・・。 去年の奴はなんだか賞の札が付いたために、みんなからチヤホヤされていたけれど、お前の方がズーと可愛いよ。 お前の方がいい絵だよ」

 展示が終わると、老人はその寡黙な絵を大事そうに包んで、サッサと会場を後にしていった。
 「お前は部屋の中に居る方がいいよ。 悪かったな~、こんな場所に引っ張り出して・・・」

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by takeshi_kanazaw | 2018-10-18 08:53 | お絵描き | Comments(2)
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 今年の春、福島県・三春町の滝桜を、親戚の招きで見物しました。 その時に見た、ライトアップされた滝桜の印象が強く残っていたので、春から時間をかけて描きました。 この絵は既にこのブログにも載せましたが・・・・。

 「お世話になっても返礼するものがない・・・・。 描いた絵でも送ろうかな・・・・」
 自分としては、記念品になればという軽い気持ちで・・・・・。

 上の絵は縦が70㎝、横が100㎝ と、水彩画にしては大きい。 
 少しマットが合ってないので、専門業者に直してもらい、梱包・輸送まで依頼して、送ったのですが・・・。

 しかし、よくよく考えれば、下手な素人の絵、それも結構大きな絵を送られた方としては・・・・。
 「うーん、勝手に送ってしまったけれど、かえって迷惑だったかもしれんな~・・・」 一応お礼の手紙が来ましたが・・・。

 これまで私は絵などを買ったこともないし、先生に絵をあげると言われても断ってきました。 やっぱり絵は気に入った手元に置きたい絵を買うものでしょうね・・・・。 

 「まー、親戚ということで、勘弁してもらうか・・・。」 
 「今回は勇み足、これからはあんまり自分の絵は人に贈るのは止めた方がいいな・・・」
by takeshi_kanazaw | 2018-10-10 08:31 | お絵描き | Comments(4)
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 最近絵を描く意欲が減退気味です。
 「花の絵も描く気がしないし、海外旅行にも行ってないからな・・・・」
 そうでした、海外旅行に出かけると、一枚はその地の絵を描いてきたのですが・・・

 「まー、何か描いていないと、全く描くこともしなくなる恐れが出てきたな・・・」
 そこで、やおら筆 じゃなかった 鉛筆を取って描いたのがこの 孫の絵 です。

 「孫はこんなに賢そうな顔じゃない。 全然似てないじゃん! とても本人とは識別できない絵だ・・・」
 前に孫を描いた時も、妻殿や孫の両親から、 全然似てない と不評でした。

 爺さんや婆さんなら 皺や黒子、痣など、何処か特徴があるのですが・・・。
 「孫は1歳と3ヶ月。もう少し赤ん坊の可愛さが出てこないのはどうしてか・・・」
 いくら直しても、個別識別? が出来る絵にはならない・・・・。

 この絵を描いていた時、お絵かき教室の先生曰く
 「家族の顔なんて描くもんじゃないぞ。 文句ばかり言われるのがオチだ」
 プロがそういうのだから、素人は家族の絵なんて描くもんじゃないですね・・・。

 写真のない時代、肖像画を描くのが画家の重要な仕事だったようです。
 似てない肖像画を描くと、もう御飯の食い上げですよね・・・。

 モナリザの微笑 の絵。 本人と似ていたのでしょうかね・・・・。
 ひょっとしたら、本人より美人に描いてあるのかもしれませんね。

 この絵はどうする?
 もちろん家族には見せませんよ。 物置にでも入れて置きますよ。






 
by takeshi_kanazaw | 2018-09-30 08:35 | お絵描き | Comments(6)
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 「命に係わる猛暑」 が続いてますね・・・。
 都会のコンクリートとアスファルトに囲まれた路を歩くと、まさに酷暑という感じ。

 そんな日々の中、月二回のお絵かき教室には出かけています・・・。 命の危険を顧みずに酷暑の街に出かける勇気? さぞ絵を描く意欲が旺盛なのかと誤解されそうですが・・・。

 絵具を持っていくのが重いし面倒、鉛筆と画用紙だけにしよう・・・。
 実に怠け者らしい発想で描いたのが パプリカ のデッサン。

 お絵かき教室に通って随分年月が経ちましたが、自慢じゃないがデッサンなど習ったことがない。 まー、水彩画教室入門コース(何時まで経っても入門コースです)なので、デッサンはやらないのかも・・・。

 日本の絵は線で輪郭を上手く描くようですが、洋画では基本はデッサンらしい。 
 「デッサンってどう描くんだ?」
 この教室でデッサンを勉強した仲間がいて、その人に大まかなことを聞いて・・・。

 要するに 物の形を捉える練習なんでしょうかね、デッサン というのは・・・。

 「全然様にならんじゃん・・・・」
 「一種類の鉛筆じゃダメですよ、濃淡6種類以上の鉛筆が必要で・・・・」
 先生役の仲間の鉛筆をチョット借りて・・・・。

 墨絵でも墨の濃淡で色を表現するそうですが、デッサンは影をどう描くかという感じ・・・。
 画用紙はドンドンと黒くなっていきます・・。

 「ドンドンと画用紙は黒くなってくるけど、一向にパプリカの感じが出てこん!」
 デッサンってどう描くんでしょうね・・・・・。

 ブロともさんの中に、絵の教室をやっている方が。 その方の絵をジーとにらんで・・・。
 「絵は沢山描くことや」 とその方のコメント。 「絵は沢山、楽しく描くことや」 とのことらしい。

 自宅で色を付けてみた。 デッサンに色を付ける馬鹿もいるのです。

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 鉛筆画に色を付けるのはよく見ますが、デッサンに色を付けるのは・・・。 これはダメですね・・・。
 「アーア、何やってんだろうな、これは様にならんわ・・・」
by takeshi_kanazaw | 2018-07-24 12:01 | お絵描き | Comments(6)
 西日本の豪雨、ひどいですね。 関西の生家や親戚には被害がなかったですが・・・。
 私だったら水害が起きても逃げられず、きっと死んでいたかもしれません。
 助かって避難しても、疲れ切ってもう気力喪失でしょう。
 イヤイヤ、被災者の方々、本当に大変でしょうね・・・・。

 そんな豪雨や梅雨明けの暑い中、私は絵を描いていました。 

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 題材はお絵かき教室で出されたもの。 
 キュウリではなく、ゴウヤ です。 リンゴじゃなくて トマト。

 何時ものことですが、お絵かき教室では自分で選んだ題材じゃないので、どうも意欲不足。
 出された題材を、な~んとなく描く場合が多いです。 これは自宅で仕上げた絵です。
 (海外旅行の時の情景や、自分で描きたいと思う題材は、もっぱら自宅で描くことにしています。)

 でも、絵を描いているというのは、水害の被害者の方から見れば凄い贅沢。
 平凡な絵ですが、絵を描いていられるのは、幸せなんですよね・・・。

 「しかし、まさに平凡な絵やな~・・・・。 何が描きたかったのかサッパリ判らん!」

 描き手がそんなことを言うのも変ですが、写真のケースも同じことがありますね。
 描きたいことが判る絵、テーマを持った写真。
 なかなか難しい・・・・・。
by takeshi_kanazaw | 2018-07-12 09:59 | お絵描き | Comments(6)
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 (水彩画、大きさはF6号)

 毎年春と秋には、馬篭宿から馬篭峠を越えて妻籠宿まで、約8キロの旧中山道を一人で歩くことにしている。
 そんな木曽路のプラプラ歩きでは、馬篭峠を少し下った関所跡の枝垂れ桜が見事。

 「この情景を絵にしてみるかな・・・・・・」 と前から思っていました。

 今年になって桜の絵は 三春の滝桜 を一生懸命描いた?のですが、少々ゴテゴテしてて・・・。
 今回は同じ桜でも、アッサリ系にしてみようと・・・。

 冒頭の絵が出来上がったのは、なんと6月に入ってからでした。 今更桜でもないだろうとは思ったのですが、せっかく描いたので残しておこうかと・・・。このブログは自分の忘記録でもあります。

 意外と?サラサラと描くのは難しいもんですね・・・・。
 何とか木曽路の桜のイメージは出ている?とは思いましたが、色に透明感がないですね・・・。

 ちょうど絵を描いていた頃に、テレビで高畑勲さんの「かぐや姫の物語」というアニメーション映画やってました。 何気なく見ていたのですが、その絵の透明感に少々ビックリ。テレビ画面を撮った写真。

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 これは画面の一枚一枚が立派な水彩画ですね・・・・。 制作のスタジオジブリでは、大勢のスタッフが絵を描いたようですが、ちゃんと水彩画で描かれているように思います。多分画像ソフトでの制作ではない。

 「アニメなんかと思っていたけど、絵はなかなかのもんじゃな~・・・・」
 
 透明感があって雰囲気が出てますね・・・。 展覧会向けの絵ではないでしょうが、イイですね・・・。
 「まー、スタジオジブリのプロ集団のようにはいかないけれど、透明感がある絵を描きたいな・・・」
 ちょっと、そんなことを考えたり。 


 なお、絵の題材となった木曽路の桜の様子は 春の木曽路プラプラ歩きを見てくだされば幸い。
by takeshi_kanazaw | 2018-06-12 09:58 | お絵描き | Comments(6)

 コチョコチョ絵

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 この絵、何に見えますかね・・・・。

 月に2回のペースでお絵かき教室に通っている。
 しかししかし、私はこの教室では殆ど絵が描けない・・・・。

 教室では題材がその日に置かれて、どう描くかな~ と考えているうちに時間が過ぎていく。
 そして、タバコを吸いに席を離れ、戻ってきてもなかなか描く気が起きない。
 皆の描いている絵を見て、みんな上手いな~ と感心する。

 そんな状態だから、本気で?絵を描くのは全部自宅で黙々と。
 「アンタは何しに教室に来てるんや?」 キッと他のメンバーはそう思っている。

 前回はそんな状態を打破?するために、珍しく教室で絵を描いた。
 1時間余でコチョコチョと。 それが冒頭の絵ですが・・・・。 

 本来水彩画は、1時間余でサラサラとスピード感を持って描くものらしい。
 色の上に色を塗ったり、ポイント以外は手直しはしないのだそうです。

 「うーん、描いてはみたが、変な構図だな・・・・。 余白ばっかりや・・・・」
 この魚、イワシの丸干しですが、そう見えますかね・・・。
 「もう一匹描くのもシンドイ。 余白には川柳でも書き入れるか・・・・」

 コチョコチョと描くのは、逆に絵の上手下手がハッキリするもんですね・・・。
 これからも時々は、お絵かき教室で、コチョコチョと描いてみますかね。
 意外と水彩画が上手くなるかもしれない・・・・。
by takeshi_kanazaw | 2018-05-19 10:53 | お絵描き | Comments(4)
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 先月(4月12日)に福島県・三春町の親戚を訪ね、滝桜のライトアップを見せてもらいました。

 日本3大桜の一つという滝桜、樹齢1000年を超える大きな老木に、ベニ枝垂れの桜が・・・。
 「いやいや、これは凄いもんですね・・・・」  としばし見とれていました。
 滝桜の話はこのブログでも載せましたね・・・。

 その親戚に、97歳でお元気な老翁がおられて、なんと今も絵と書を嗜まれていました。
 筆先がシャープで、なかなか元気な絵や書をお書きになる。
 
 「70を超えたぐらいで年寄りぶっていてはいかんな・・・。」
 ということで、連休中に滝桜の絵に挑戦。 日本画風の絵の具や墨交じりの絵の具を適当に混ぜ合わせて、画用紙の上に塗りたくりました。

 何とか完成に近づいた感じになってきました。
 その写真が冒頭の物ですが、どうでしょうか?

 三春町の滝桜の周辺には菜の花畑が広がっていました。 その時はお月様は出ていなかったのですが、春の夜のライトアップのイメージなので、勝手に空にお月様を登場してもらいました。 描く前のイメージだけはドンドン広がっていたのですが。

 「うーん、何時ものことだけどイメージどおりにはならんな・・・」
 絵の大きさは20号(50㎝×70㎝ぐらい) 少し気を入れて描いたのですが、イマイチ感があります。
 もう少し丁寧さが要りますね・・・・。

 桜の花の絵は数枚描きましたが、大胆に描くか、丁寧に描くか、それが問題だ・・・。

 しかし、お絵かきも86作目ですが、これまで一度も満足したことがないですね・・・。
 何時も今度こそ、と思うんですが・・・。

  
by takeshi_kanazaw | 2018-05-09 08:35 | お絵描き | Comments(6)
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 花弁がクルッと巻かれた面白い形。 紫とピンクの中間色、そして、黒い雄しべ。
 春先に咲くカタクリの花を、毎年のようにカメラで追っかけていました。
 
 「一度は絵に描いておかなくちゃ・・・・」 と思っていましたが、ついつい延び延びに・・・。
 最近はどうも絵を描く気分が薄れてきています。 全然進まない・・・。歳かな・・・・。

 そんな時、三春の親戚の97歳のオジイサンに会いましたが、彼は農作業を引退した70歳から絵を描き始めたとおっしゃる。 その絵がなかなかのもので、97歳とは思えないほど力強い筆先で描かれていました。
 「うーん、70を過ぎたぐらいで歳だなんて言ってたら、笑われそうや・・・・」

 ということで、帰宅後にカタクリの花の絵を一挙に仕上げました。
 下の葉っぱの部分のイメージが何処か変ではありますが・・・。

 まー、絵を描くのに歳は関係ないのかもしれません。 97歳のオジイサンの絵より弱弱しい・・・。
 このオジイサン、毎朝ラジオ体操を欠かさないそうで、私のようなナマクラではないのです。

 お絵かき教室の先輩評。
 「カタクリは小さく群生してるイメージやで。 この絵はどうも花が大きすぎてピンとこないな・・・」
 「ウーン・・・・。 そういう見方もあるかな・・・。なるほど・・・」


 お絵かきも既に8年目ぐらいに。 少々中だるみ気分でしたが、この辺で再度頑張ってみるかな・・。
 早朝のラジオ体操?  私がそんなこと出来るわけがない・・・。
by takeshi_kanazaw | 2018-04-18 09:27 | お絵描き | Comments(8)
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 (絵の大きさは6号F。 一応水彩画風)

==閑話休題==

 私の旅行記では恒例のお絵かき。 ラオスの旅の情景を描いてみました。



 ラオスのルアンパパーン。
 プーシーの丘でメコン川の落日を眺め、夕日が山影に落ちるのを見てから丘を下って行く。

 目に飛び込んできたのは夕暮れに黄色く輝く 王宮跡とおぼしき建物。
 幾重にも重なる屋根が特徴的な、ラオス特有の建築様式が古都らしさをいや増す。

 その前ではナイトバザールのテントに光が灯され、既に大勢の観光客で賑わいを見せている。
 まさにラオスの古都ルアンパパーンらしい情景。


 描き手としては、サラサラ~とスケッチ風に描く予定だったのですが、どうも綺麗な水彩画は描けなくて、また何時もの通り、いろんな絵の具や鉛筆を使ったごった煮風に仕上がってしまいました。 今年に入って絵を描くときに少し気力不足の感ありです。 いやいや、歳のせいかな・・・・。

 ラオスの旅の絵、今の所さらに描きたいという情景が浮かんでこない・・・・。
 さあ~て、どうしようかな・・・・・。

 このブログは次回以降もラオスの旅の旅行記が続いていきます。
by takeshi_kanazaw | 2018-03-13 08:41 | お絵描き | Comments(8)

海外や国内の適当に撮った写真の記録


by takeshi_kanazaw