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タイ週報  チョットお仕事    3.7

 「先生。特別講演をやってくれませんか?」

 これは私がタイへ来た時、学校との約束でやることになっていた・・・・。
 「ウーン・・・。講演ですか・・・・・・」
 「題目は先生に任せますよ」

 ということで最後のお勤めで、特別講演をやるはめに・・・・・。

 普通外国で講演をする場合は、英語でやるのが一般的。
 私が英語で講演を? 出来るわけがない! 
 その辺は大学側もよく知っていて、当然通訳付きでOK。

 講演は結構メンドクサイのです。
 1か月前に題目をきめて、聴衆者を募集しなきゃいけない。
 
 「先生、題目を決めてくださいよ」
 「何がいいですかね・・・・・・・」

 「じゃー、まー適当に、物づくりの話でもしますかね」
 ということで決まった題目が、”物づくり、人づくり、仕組みづくり”
 なんと、募集からの作業に担当の女性が専任することに。

 募集と同時並行に、私は講演の資料作成へ。
 それをタイ語に翻訳してもらって・・・・・。 半日喋るのに準備は結構時間がかかる。

 「どのくらい聴衆は集まったの? あんまり無理しなくていいよ」
 昨年ある日本の教授が講演した時、タイ側は聴衆者集めに苦労していたのを知っていました。
 
 「50人を超えましたよ、先生」
 「どうしてそんなに集まるの?」
 「皆、外国の事例を直接外国人から聞きたいんですよ」
 「そうだよなー。論理的なことはタイの先生から聞けばいいからな~・・・」

 当日は意外と?MBAの大学院生(社会人)や企業人が集まって67人。
 朝早くから、準備が大変(といってもタイ側がやってくれます)
 札まで立ててくれました。
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 ちょっと見難いですが、”物づくり”はそのまま”MONOZUKURI”と書いてあります。
 ”改善”や”5Sの整理・整頓”などもそのまま日本語読みで表現するのが一般的です。

 「コップンカップ(有難う)!」
 受付に駆り出された女性たち、講演場所を案内役する学生達・・・・・・。
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 講師紹介から始まる進行は全てタイ語で行われました。
 タイ語の判らない私はどうしたか?
 適当にそれらしき時に立って挨拶。だんだんタイに慣れてきたからね・・・・。

 さてさて、講演ですが・・・・・。
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 まー、硬い話は割愛して・・・・・・。
 
 困っていたのが通訳さん。

 外国人に対して講演する時は、日本人に喋る場合の半分も喋れない。
 私はそこでついつい早口で、話のスピードを上げてしまう。

 それに私は悪い癖があって、話しながら聴衆の間を歩き、聴衆者にドンドン質問をしてしまう。
 通訳さんは対応に大わらわでしたね・・・。

 日本でも外国人に講義をする(日本語で)場合が結構ありますが、私は通訳さん泣かせなんだそうです。
 (でも通訳さんとは仲良しですよ。友達付き合いをしていますよ)

 日本人が英語で講演しているのを聞いたことがありますが、迫力がないですね。
 英語で日常会話ができても、講義はまた別物で、難しいですね・・・・。

 まー、聴衆者であくびをした人は2名(すぐ質問をして目覚めさせたけれど)だったから、日本語に耐えて聞いてくれたタイの皆さんに感謝ですかね。
by takeshi_kanazaw | 2009-03-07 12:20 | タイ週報(半年分) | Comments(0)

海外や国内の適当に撮った写真の記録


by takeshi_kanazaw