天候は何故か蒸し暑く、日光が出ると更に暑い・・・・・・
「Now, season change, So, very ....」
午後はなんと無謀にも、通訳なしでタイの専門家と生産システム導入に関する議論を電子辞書を片手に、英語で・・・・。
「I think that....」 「As you know・・・・」 なんと1時間半。
とにかく疲れた~
「先生(私のこと)、通訳の有難味が判ったでしょ?」 と日本の大学を出たタイの教授。
「えー、まー・・・・・」 と私。
前にこのブログで技術移転のお話を書きましたが、今日のタイの専門家との議論の目的は日本企業の生産システムを、どうタイに移転させているかが中心話題。
タイは比較的早くから日系企業の進出があり、タイのローカル企業への仕事の発注を増やそうとする動きがされている。しかし、現実には言葉の壁もあってなかなか進まない。
そこで考えられたのが、タイ人の指導者づくり。
今日議論した専門家も指導者教育を2年間も受けた人でなかなか優秀。
以下英語での議論でしたが、ブログではもう英語は疲れるので日本語表現で。
「日本の企業のシステムは判るんですが、タイ企業のレベルがね・・・・・」
「そんなに急に上手くいくわけないよ。日本だって30年かかっているよ」
「この指導スケジュールで改善を進める予定ですがね~」 とタイの専門家。
「うーん・・・・。 こりゃ~無理だよ。5Sだって1年は覚悟しなきゃ」
「でもね、先生。早く在庫を減らしたいんですよ」
「システムがきっちり回らないと、一時減ってもまた元に戻るぞ」
彼がマニュアルどおりにチェックした、その企業の状況は、全ての項目がダメ印。
「うーん・・・・」 「フーー・・・」
言葉の壁だけじゃないんですね・・・・。
感覚の差、時間の積み重ねの違い、技術の深さの差・・・・。
タイに限らず、中国でも他の国でも同じような苦労があるはずですね。
時間がかかりますね、これは・・・・・・。
しかし、しかし。 タイはこれまで海外企業をドンドン受け入れて発展してきたが、部品などの輸入がドンドン増えている。まだまだ足腰が弱いということ。
「ローカル企業への指導はタイの国家プロジェクトなんですよ」とタイの専門家。
「その割にはなかなか進まないよな~」
逆にこのプロジェクトが成功すると、日本の部品メーカーの輸出が減ることになるんですが、なにか複雑な心境ですね・・・・・。
とにかく今日は英語でつかれた~