なんとなく日本のお寺や海を見たくなって越前へ。
「用事があるし、永平寺は威張っているから行きたくない」と妻殿。
「一人で行くからいいよ」と何時ものように一人でぷらりとドライブ。
永平寺はご承知のように禅宗の修行が行われているのだけれど、当日は信徒の団体が大勢いてどうも落ち着かない。静寂な感じとは程遠い。
「修行僧以外は写真を撮ってもいいですよ」
と言われても、修行僧は何処にもいるし、何といっても団体さんが一杯。
どうも京都の禅寺か奈良の小さいお寺の方が落ち着いたかも。
むしろお寺の周辺の木立の方が趣がありました。
その日はまさに秋晴れ。木漏れ日というには少し強い陽光でした。
日本のお寺の石垣にはやはり「苔」が似合います。中国や東南アジアのお寺ではあまり苔を見たことがない。気候のせいか、民族性なのか・・・。
前回の北陸・能登一周の時には時間がなくて越前海岸を走れなかった。
特に理由はないのですが、日本海の海岸というとこの越前海岸をイメージします。
時折道路ぎわに駐車した車が目立ちます。ほとんどが釣り人のもの。
「こんな昼間に釣れるのかなー。潮目がほんとにいいのかなー・・」
漁村育ちの私には、都会から来た釣り人はまるで遊びに来ている感じでしたね。
海岸には小さな花が海風に揺れていました。
キラキラと光る海を背景に撮ってみました。海辺の花は押し並べて小さくてひっそりと咲いていますね。
日本の秋はやっぱり山里がいいのかも。
来週は再度信州へでも行きますか。