世界の屋根を飛ぶ 作品展③

お絵かき教室の作品展に出品する私の絵。

三作目は　「世界の屋根を飛ぶ」　です。

アラビア半島のドバイ空港から日本への長～い飛行。多分モロッコからの帰りだったかも。　

ドバイを深夜に飛び立ち、数時間後に夜が明けたころ、飛行機の窓から見た眼前に雪山が広がっていた。

空は深い青で、遠くには丸くなった地平線が。　いや本当に地平線は丸く見えた。

飛行機のモニターを見ると、ルートは　”　世界の屋根・パミール高原　”　の上を飛んでいる。

「いやいや、凄いな～・・・。　文句なしに世界の屋根のパノラマだ！」

絵にするには私は力不足。　凄い情景でしたね・・・。

手前の山脈は・・・カラコルム山脈か、遠くは天山山脈かもしれない。

シルクロードの旅で、天山山脈やカラコルム山脈の裾の辺りをウロウロした経験があるけど、全体の姿は・・。

このルートを飛行したのは少なく、これだけ奇麗に見えたのは、後にも先にもこの時だけでしたね。

いやいや、飛行機に乗らないとこの情景は見ることは出来ませんね・・・。

パミール高原の周囲には７千ｍ以上の雪山を持つ山脈が一杯で、まさに　世界の屋根　という感じ。

飛行機は延々と雪山を飛び続け、私は飛行機の船尾の窓に１時間以上もへばりついていた。

添乗員さん（フランス人？）が、途中で紅茶を持ってきてくれて、一緒に窓の外の情景をカメラでパチリ・パチリ。

やがて飛行機は、中国・青海高原か河西回廊辺りに差し掛かる。

中国・河西回廊は数回ウロウロしましたが、こんな情景は見たことがない。

この情景も忘れられないですが、絵にするには少々シンドイ感じ・・・。

ドバイから日本への飛行機に乗られたら、是非とも眼下の情景をジックリご覧あれ！