そこで、当時の首相のタクシンさんが2000年頃に提唱したのが 「タイ式の一村一品運動」。 日本の大分県の一村一品運動を参考にしたという。 その代表格と言われる、アントーン県の竹籠村へ行った話。
もう15年近く前の話ですし、提唱者のタクシンさんも追放されたので、現在も一村一品運動が続いているのか判りませんが・・。
竹籠なんて東アジアには一杯ありますね。 当然この村でも昔から日常的に竹籠を作っていたのですが、この一村一品運動で、少し洒落た製品を生み出した というわけです。 まずはその製品を。
竹ひごを染色したのと、多分タイシルクと思われる布を使って、スッカリとイメージチェンジされています。
「秋篠宮の紀子さんもお気に入りだったらしいわよ。バンコクより安い現地価格だから買いなさいよ」
というわけで、3つも買って日本へ持ち帰り(上の写真がその現物)、3人の女性にプレゼント。
「製品はいい感じだけど、着物や洋服では・・・。タイシルクの服がないと似合わないわね・・・」 とその女性たち。
そうかな・・・・。 だから女性への土産は止めた方が良かったのだ・・・・。
追憶ですから、余談ばかりが出てきますね。
私がこの村で思い出深いのは、ノンビリした村の雰囲気でした。
オバサンたちが川べりでお喋りしながら竹籠を編んでいました。 イイでしょうこの雰囲気。
この村はバンコクから100キロ近く離れてますから、空気も綺麗だし静かです。
少し離れた場所の民家はこんな感じでした。
家は木の板づくりが多くて、広い庭にはバナナの樹が一杯ですね。
私のタイ人の仕事仲間が、 ” バナナなんて買うもんじゃない、庭から採ってくるもんだ ” と行っていましたが、本当にそんな感じですね。
バンコクから離れた農村では、確かに現金収入はなかなか得られない感じですね。 オバサンの編んだ竹籠がドンドンと売れれば、重要な現金収入になりそうです。 一村一品運動の狙いはそこにあるのでしょうが。
この一村一品も、いかにして売るか という問題がありそうですね・・・。
村からの帰り道。 川の土手でオジイサンが何やら道の上に干しています。
なんとなく日本の農村の情景を思い出してしまいましたね・・・。
一村一品運動を通じて、意外と日本とタイが同じような問題を抱えていることが判りましたね・・。
竹籠は残念でしたね。私もよくこういったものをタイで見かけました。手仕事の素晴らしさはわかるのですが、
個性的なものなので、服に合わせるとなると難しいと感じて、買いませんでした。
竹と言う素材と、シルクの組み合わせが日本人の感覚では
考えられないのでは?シンプル イズ ザ ベスト~
これが竹だけだったらきっと喜ばれたのでは・・・
私は農村の女性の座っているそばにある笊だったら
日常使いが出来るし、小ものを入れておくだけでも飾りになるように思いました。
この女性用のバック 良さそうな製品です。
日本の女性たちの目には、イマイチでしたか。
「女性への土産は止めた方が良かった」
女性の好みは、難しいですネ。
河の畔に大きな木の下で。。。これは私の好きな風景です。
南国はやはり、どこかノンビリムードですよね。
海外旅行でも女性用の土産は買わないに限る。
とにかく文句が多くて、たまったものではない。
逆に妻殿の土産もあまり歓迎しない。
ということで、我家では相互に土産は無しという習慣です。
そうでしょう、一見立派に見える。
1つが約2000円。日本だと3倍以上するシロモノ。
使い方、こなし方の問題?
でもやっぱり、女性用の物は止めた方がいいですね・・・。