馬篭宿から馬篭峠を越えて妻籠宿までの旧中山道の山道。
「今年は腰も痛いし、止めようかな・・・。 でも、止めると更に歳を取りそう・・・・」
重い一眼レフのカメラを持って行くのをヤメ、何とか11月20日(火)に今年の秋も木曽路を歩きました。
そうそう、首にカメラをぶら下げて歩くのは、結構腰にくるんですよね・・・。
早朝(7時台)名古屋から中津川までJRの中央線に乗って・・・。
名古屋を出た頃はちょうど通勤の時間。 満員の列車に乗り込んだ感じでしたが、春日井を過ぎ、多治見を抜け、瑞浪、恵那と走って行くと、ドンドンと乗客は降りて行き、終点の中津川辺りでは、電車はガラガラ。
「木曽路なんて歩いて、なんだか仕事をしている現役諸氏に悪いような気がするけど、まー、イイか・・・・」
中津川から馬篭まではバスに乗る。
バスの乗客の殆どが 外人。 何時ものことですが、木曽路を歩こうとする日本人は殆どいない。
日本人観光客は、ワーと観光バスに乗ってやってきて、馬篭宿とか妻籠宿を見て、サーと帰って行く。
それにしてもいい天気でした。 馬篭宿の空は抜けるように青かったですね。
私のような暇人の特権というか、いい天気の日を選んでプラリと出掛けるので、好日を選べる。
馬篭宿のお店はまだ早いので、殆どのお店が開いていない。
行きつけの喫茶店で、お決まりのホットコーヒーを飲まなきゃ・・・・・。
何時もの店に何時ものオバサン。
「私、病気しちゃって・・・。 喫茶部門は止めたんだけど、簡単ドリップのコーヒーで我慢してね」
「まー、しょうがないな。 それでいいよ・・・・」 このオバサン、急に白髪が出てきた・・・・。
毎年来ていると、店の方もドンドンと歳を取っていくのが判りますね・・・。
道端で見かけるのは、やっぱり外人さんばかり。
日向ぼっこのお二人さん。 ノンビリムードでいいですね・・・・。
毎年同じパターンの木曽路歩き。 それもまたいいかな・・・・・・。
それじゃ、またプラプラと歩いていきましょうか・・・・・。
ホ~ 毎年 春と秋に木曽路を歩く。
それも良いですね。
年々、我々 日本人は、面倒くささを避ける傾向になったように思います。
良い場所だけ観光・移動して帰る。
これでは、本来の「楽しみ・感動」を半分しか得られないと思います。
私は、一眼レフから軽いミラーレスに買え替えました。
観光に重い物は、苦痛と思える歳になりました。
自転車やバイクに乗っているときはストラップを襷掛けに
していますが、徒歩では必ず肩に下げます。自分の場合、
その方が疲れないので。F3を使っているときも同じですね。
リックを背負って行くのですが、カメラを取り出すのが・・。
ついつい首にぶら下げたままで歩くことになりやすい。
これまで楽にできたことが苦痛になる年齢になったということですね・・・。