何とも変な感じ?の絵ですが・・・・。
これは 四季桜の里 小原村で作られる 「小原和紙」 に、タイで見た 「ワット・アルーン」 の夕日を描いたものです。 作者? こんな変な絵を描くのは 私 に決まっています・・・。
どうしてそういう変な絵を描くに至ったか・・・・。
小原村では室町時代から和紙が作られていました。 和紙の需要減退に、色を染めた和紙材料を使って模様を表現する技法を開発。和紙そのものを美術作品とする小原工芸和紙が誕生しました。
例えば、小原和紙体験館のPR情報に載っていた絵 を見てください。
これは体験教室の例のようですから、ごくごく単純な絵柄ですね。
和紙原料に染色すれば、それは原料そのものが 絵の具 になる。 「絵すき」「字すき」「一閑張」など使える分野は幾多も考えられますね。 着色原料を使えば、いろんな絵が描けるわけですから、小原和紙の作家が誕生することに。 山内一生氏などの有名作家の作品はご存じの方もあるかと。 もう工芸品というより芸術品の域に達していますね。
私はそんな難しいことは出来ない。 工芸館で売っていた色つきの小原和紙。 F6の大きさですが、一枚500円。 この色つきの小原和紙を見た見た瞬間に、タイの寺院の情景(タイ追憶①で載せたワット・アルーンの夕日)が浮かびましたので、買ってきました
このペラペラの薄い小原和紙に、絵の具を塗って描いたものが 冒頭の絵 というわけです。
描いていた時間は2時間弱。 なんといっても紙が薄いし、絵の具を載せると下地の色が混ざったり、すぐに破れてしまったり・・・。 なかなか難しかったですね・・・。 上から絵具で描くのもかなり苦労が要る。
理屈から云えば、私が絵の具で塗った部分を それぞれの色つき和紙原料を使って、パッチワークのようにあてはめた後に 紙すき をすれば、本来の小原工芸和紙になるでしょうが、そう簡単には行かないだろうと感じます。
小原工芸和紙、面白いかもしれませんが、やると大変そう?なので、絵の具を塗る程度がイイところですね。 白い四季桜と赤いモミジのコラボの情景を、小原工芸和紙で表現すれば面白いでしょうね・・・・。
この絵は大好きです。
背景の色がなんとも、
微妙なわけが分かりました。
色合いがモチーフにピッタリです。