毎年我家の老夫婦では同じような会話が交わされる。
人ごみは嫌い、長く歩くのも嫌、遠いところも嫌、・・・・・・。
東海地方で紅葉が綺麗な場所は沢山ありますが、人の多い有名な場所はとにかく行きたくない・・・。
「川か滝のような流れのある場所がいいわね」 と妻殿。
赤目48滝は歩くのが長いし・・・。 せせらぎ街道は去年も行ったし・・・。
「付知峡にしようか?」 と妻殿。 「俺は何処でもいいよ・・・」
なんとなく決まった?付知峡。 ドライブして行ったのですが・・・・・。
中津川から北へ。 下呂温泉へ向かう道をひたすら登り、付知川の源流へ。
「結構名古屋から遠いわね・・・。 3時間ぐらいかかったのね、もうお昼になっちゃった」
付知川の流れる谷あいに、なだらかな山が広がり、ノンビリした場所でした。 やっと色づき始めた山々。
日本の山村の感じがしますね。 桜の木は赤く色づいてましたが、周囲の山は黄色くなり始め。
「柿の実が成ってるわ。 小さな神社があって、山村の秋来るという雰囲気やね」
紅葉もさることながら、秋の山村の情景があればそれで良し? いい加減な夫婦です。
近くで作業しているオジサン、お昼の弁当を開けて昼食中。 その姿を見て
「お腹が空いたな~・・・・。 早くどこか飯を食えるところへ行こうよ」
「確かこの付知峡には滝があって、その駐車場に食堂があったはず・・・・」
妻殿の記憶を頼りに、その滝とやらへまっしぐら・・・。
不動妙滝? とかなんとかいう滝の傍の食堂へ到着。 とにかく腹が減った・・・・。
秋らしく、つるし柿がありました・・・。食堂から見える 紅葉 です。
滝のある下の場所まで、木々が色づいていますね・・・。
食事が終わって腹がくちくなると、もうなんだか紅葉見物はどちらでもいいような気分?
「ここまで来たら、一応?滝まで降りてみる?」 老夫婦がヨチヨチと滝に向かって降りて行きました。
その日は実にいい天気。 秋の光が差すと、黄色くなった葉っぱが光って、実に綺麗。
「見た目は綺麗だけど、光っている紅葉は、写真に撮るとあまり綺麗に写らないのよね・・・・」
そうなんですね、毎年のことですが、紅葉は見た目と写真は違うんですよね・・・。
それでもやっぱり、光って綺麗なモミジが見つかると、ついついパチリですね。
曇りの時とか、霧でも出た方が写真では綺麗に写りますね。 影の場所は・・・・、なかったですね・・・。
とにかく滝の見える場所まで・・・・・。
「な~ンだ、 滝つぼ近くには紅葉している木が一本もないじゃない!」
妻殿の想定する?ようにはいきませんね。 本当に滝と紅葉のコラボは・・・ない・・・・。
紅葉狩り、勝手にいい場面をイメージしても、そうは問屋は降ろさない。
紅葉を求めて ご夫婦で ドライブなさったのですね。
いいですね。
takeshiさんが 運転なさるのですね。
長距離なのにすごいです。
その日の天気を見て、車で出発 好きなところへ出かけられますね。
うらやましいです。
運転はもっぱら妻殿がやります。
彼女の車に私が乗ると、私は腰が痛くなって・・・。
一人で行く時は自分のポンコツ車ですが、腰は大丈夫。
二人で出かけるのは年に3~4回ぐらいですよ。