開田高原のカラマツ林の中にある、行きつけの食堂。 囲炉裏茶屋 岩魚や五平 さん。
開田に来ると必ず立ち寄るのだけれど、昨年秋、今年の春 とも、定休日の看板。
「今日も休みだと、もう寄ってやんねーぞ・・・・」
珍しく? 店を開いていました。
周囲はカラマツ林が広がる保養地。 知人がこの近くに山荘を持っていたことがあって、30年ぐらい前から開田に来ているので、この店が開店した当時(18年前)から知っている。
このお店に来ると、 ” いつものA定食で頼むね ” と食べるメニューは決まっている。
店の名前のとおり、 まずは囲炉裏に岩魚が用意される。
そうそう、以前にこのブログで 残酷料理 というタイトルで紹介したことがありましたが、囲炉裏の炭火に当たると、岩魚が ピクピク と動くんですよね・・・。 尾っぽを震わせて、もがき苦しむ・・・。
「岩魚より、囲炉裏の炭の方がお金が掛かるんじゃないか?」 店のオヤジと無駄話ばかり。
「そうなんだよね、地元の炭は高くてね・・・。 店の売りは 囲炉裏 だから、炭は絶対必要なんだよ。今は岩手から取り寄せているよ」 炭火焼きというのは結構お金が掛かるらしい・・・。
岩魚は囲炉裏の炭火でジックリと焼かれるので、時間が掛かる。 焼き上がるまでには、いろんなものが数種類出てくる。 以前にすべてのメニューを載せたことがあるので、今回は一部だけ載せておきます。
「何時も思うけど、奥さんの作るこの岩魚のマリネは美味しいね。」 お世辞じゃなくて本当に美味い。
私は 貧乏人の早食い なので、何時もタバコを吸いに、店の周囲をウロウロ。
店の裏手はオープンスペースになっていて、囲炉裏が3台ぐらい置いてある。
複数のお客の場合は、殆どが外の囲炉裏を使うようだが、一人客は中の囲炉裏。 炭の値段がその原因。
裏はそのままカラマツ林に連なっている。
カラマツ林の一角にある 岩魚を泳がせている小さな容器に、水が流され続けている。
「この水は何処から取ってるんだい?」
「自然の表流水だよ。 御嶽山の雪解け水で、年中枯れることはないよ」
このカラマツ林も御嶽山の雪解け水の賜なんでしょうね・・・。
秋も深まると、このカラマツが紅葉するんですよね・・・。
そうそう、春には山桜も顔を出します。
岩魚が焼けるまで、オヤジさんと雑談ばかり。
「去年の秋も、今年の春も空振りだったぞ。 どうなってんだ・・・・」
「いやね、去年腰を痛めてさ。 全然歩けなくなって・・・。もう店を開いて18年。70になったよ」
「アンタは俺より少し若かったはず、もうそんな歳か・・・。まー、お互いに髪が真っ白になったな・・・」
「今は、定休日が 月、火、水、木 なんだよ。」
「ナヌ? それじゃ週休4日じゃないか・・・。 まー、俺は週休7日だけどな・・・」
店の壁に、こんなお知らせが貼ってありました。
まー、私のように毎日が日曜日の人間が、店の休みにとやかく言う資格はないですよね。
毎日働いている諸兄、どうもスミマセン。 酷暑の中のお仕事、ご苦労様です・・・・。
そろそろ、岩魚と五平餅が焼けてきたようです・・・。
五平餅。 NHKの半分青い で有名?になりましたが、その形状は地域によっていろいろ。 この店では〇型で、焼けた後にクルミ入りの味噌を塗って、味噌がグツグツと煮えるまで、再度焼きます・・・。
開田高原にいかれるといつもこちらで昼食されますね。
お蕎麦屋色々と品数があっていいですね。
岩魚と五平餅が焼けて美味しそうですね。
朝ドラにでてくる五平餅と形が違いますがクルミのお味噌で
食べるのは同じですね。