日は日本を表し、泰はタイを表す漢字ですが、少々変わったお寺です。
本堂に鎮座しているのはこんな感じの仏像です。
あまり近くに行けないので判りにくいですが、日本の仏像と雰囲気が違います。
この仏像は タイ国宝であった金銅釈迦如来像 だそうです。
どうしてこんな仏像が名古屋のお寺にあるのか?
そう経緯はこんな感じ。
1998年 インドで釈迦のお骨が英国人によって発掘され、仏教国タイに譲渡される。
1900年 タイのラマ5世がその骨の一部を日本へ寄贈。
1904年 日本の仏教界が超宗派の寺院としてこのお寺を創設し、管主は持ち回りとした。
どうしてこの地に定められたのかはよく判りませんが、タイの日本大使は着任時には必ずこのお寺にお参りされるそうです。 タイ仏教などの南伝仏教では、釈迦の骨をまつることが重要で、寺院の格は釈迦の骨がまつられているかどうかで大きく左右される。 ですから、タイにとっては破格の寄贈だったのでしょう。
ここにあるお堂の梵鐘。
鐘に描かれている金の文字は、多分タイ語ですね。 私は読めませんが・・・。
私が知る限りタイではお寺に梵鐘は・・・。なかったと思います。 日本風ですね・・・。
五重塔までありました。
五重塔はタイにはありませんね・・・。 あるのは大きなパゴダですね・・・。
日本の仏教(北伝仏教)とタイの仏教(南伝仏教)とは、同じ仏教でも随分違います。 日本の仏教は理屈が多いし、なんだか葬儀の時にのみ活躍?しますが、タイの仏教は原始仏教に近い感じで、庶民の日常生活にしみ込んでいるような気がします。
このお寺は、タイのお寺のように庶民がお祈りに来ることは少ないようです。
本堂の近くに タイ皇太子のお手植えの花がありました。
南国の真っ赤な花。 何時ごろに植えられたのか・・・。
同じ仏教国のタイと日本。 どこかで通じている部分があるのでしょうね・・・。
日泰寺、100年以上前のタイ王国と日本との記念碑みたいなお寺ですね・・・。
その後も紆余曲折はありましたが、現在のタイには日本の企業が多く進出し、首都バンコクにも沢山の日本人の方が暮らしておられます。 私も10年以上前にその一人でしたので、この日泰寺にもっとお参りしなきゃいけないのかもしれません。
タイの仏教徒は、人生で一回は出家するといいますから、根付いているのでしょうね。
タイ国からの大使が着任時にお参りする寺ですか。
それは寺と云っても別格ですね。
日本とタイ国は、同じ仏教国で戦前から太い繋がりがありましたからね。
五重塔や梵鐘 両国の強い繋がりが境内からも見えますね。
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にわかファンの私ですが、ベルギー戦も早寝して、明け方前の試合を応援しようと。。。