飛行機は延々と、雲南の山の上を飛び続けます。
そんなに高い山はなく、2千mぐらいの山が続き、谷合には部落が点在します。
4年前の雲南の旅では、この下をバスで走っていた場所かもしれません。
一時間半以上飛んだでしょうか、メコンとおぼしき川が現れ、支流も見えますから、ルアンパパーンに近づいたようです。 どうも周囲は山ばかりのようです。
飛行機は一向に降りて行きません。 グルグルと周囲の山を廻るだけで、飛行場が見つからない?
「こんなところに飛行場があるのかな・・・・。 飛行機の腹が山に当たりそうやんか・・・」
3回ぐらいは山の上を旋回していたと思いますが、何とか谷間の平原っぽい場所に近づきました。
ルアンパパーンの街が見えてきました。 「フー・・・。 何とか飛行場に降りそうだな・・・・」
後で現地のガイドさんに聞いたのですが、大きな飛行機や新米のパイロットではこの空港に降りられず、引返すこともあるそうです。 霧でも出れば、この空港に降りるのは相当勇気が要るでしょうね。
無事空港に到着。 何とも長閑で可愛い空港です。
「いいな~、このノンビリムードがたまんないよ。 これがラオスやな・・・・」
到着ゲート? そんなものはない。 タラップを降りて管理棟へ歩いて行く。
さすがに暑い。 ゆうに30度は越えている・・・・。
このルアンパパーン空港は、ちゃんと国際空港です。入国検査も出来ますよ。
入国時に空港でビザを取っている西洋人の観光客が長蛇の列でしたが、我々は別のルートでスムーズに入国。 日本人はビザが要らないのかな・・・・。 パック旅行なのでその辺が無頓着ですが。
空港を出るとこんな感じ。
「何処かで見たような景色や・・・・。 うーん・・・。 そうだ、チェンマイなどの北タイの風景とそっくりや」
椰子の木が生えていて、道端の小型トラックはタイのソンテウそのもの。
青い空に椰子の木。 何とも懐かしい?風景でした。
ここでチョット説明をしておかないと・・・・。
私は2003年~2008年の間に4度もタイに長期滞在したことがあります。 その時に北タイや東北タイに何度も観光で訪れたことがあります。 今回訪れたラオスはメコン川の左岸、北タイや東北タイはメコン川の右岸になりますから、数十キロしか離れていません。 風景が同じなのは当然と言えば当然なのですが・・・。
「懐かしいような、10年前に戻ったような・・・・。 勝手知ったる何とやら、こりゃノンビリ出来そうや・・・・」
この赤い草。 よく見ていた草ですが、なんとなく馴染んでいた情景ですね・・・。
ルアンパパーンはメコン川とその支流に囲まれた静かな町のようです。
「こりゃいいや。 ラオスの旅は ノンビリ旅 になりそうや・・・」
道端のお店、お婆ちゃんの表情も何処か懐かしい。
今回のラオスの旅。 どうも私には10年前の郷愁 を覚える旅になりそうです。
ラオスの山の中にあるこの町は、本当に ノンビリ風景のようです。
ヤシの木が普通に生えているのですネ。
一番下の写真 売っているはヤシの実と思いますが、
右側の緑色と橙色のタケノコに似たものは、植物或いは 飾り ?
写真の右側にあるのは、バナナの葉っぱで作ったお供えの飾り。
お寺の前では、いろんな形のお供えものが売られています。
全てお婆ちゃん達の手造りで、複雑な形のものもあります。