「この時期になると、やっぱりシシ鍋を食いたくなるな・・・・」
西三河の奥座敷のような 足助 へ車を走らせる。 シシ鍋を食いに行くだけの1時間半のドライブ。
イノシシは秋から冬にかけての肉が美味いという。
味噌仕立ての汁にイノシシの肉や野菜を入れて煮立てる。
行く店は何時も決まっていて、足助の町を少し離れた一の谷さん。
矢作川の支流が流れて、モミジで有名な 香嵐渓 の近くになる。
ノンビリとした風情で、日本風の大きな家屋の構えの店。
平日なのか、殆どお客はない。 広い座敷は畳敷きでユッタリムード。
実はこの店には年に2~3回来ているので、店主も顔見知りである。
「今年から代替わりをしました。」 私より少し若い店主も、そろそろ代替わりの時期なのだ・・・。
この店ではイノシシの他にクマやキジの肉を出す。 アユなどの川魚もあるが、私はイノシシ。
イノシシの肉は牛肉より美味いのではないかと思っている。 明治の時代にスキ焼が始まったころ、このイノシシ鍋と同じように、味噌仕立ての鍋だったらしい。どうもイノシシの方が美味いというのが評判だったとか。
一人でノンビリ、いや、肉を煮過ぎないように忙しく?食べる。
「いやいや、美味しかったよ」
「体が温まりましたか?」 と代替わりした店主の娘夫婦が挨拶してくれた。
「ご馳走様でした。 年に2~3回しか来ない客ですが、またね・・・」
若い経営者の初々しさが印象的。
足助では、春になると 中馬の雛祭り があったり、紫色の カタクリの花 が咲く。
「また春に来るよ・・・・」
猪鍋、猟師さんのお店なのですかね。
正月を山小屋で過ごしました。
山盛りの肉と野菜、大きな鍋。
湯飲み茶碗で日本酒を飲み放題。
山小屋のおじさんが振る舞ってくれました。
まずおじさんが一番先に酔っ払っちゃう。
外はマイナス20°以上の厳寒期、雪と氷の世界。
でも、山小屋の中は暑いくらいでした。
猪鍋は体がぽかぽかしますね。
また食べたいです。昔の思い出です。