雑木林の相生山には、殆どモミジはありません。
僅かに畑があって、その傍に3~4本の小さなモミジの木。 この雑木林の唯一のモミジです。
自然のままに、時間の経過のままに、木の下にモミジの落葉が重なっています。
ふんわりと重なって、まるでモミジの絨毯のようです。 そこに木漏れ日が・・・。
「枯れてゆく物も美しいな・・・・」
この雑木林で一番多い木はどんぐりの木。 おそらくどんぐりの木というのは私がそう呼んでいるだけで、きっと正式名称は違うのでしょうが、初秋の頃は一杯小さなどんぐりが落ちてきます。 この時期にはその上に落葉が重なって、もうどんぐりの姿は見えません。
写真では見づらいですが、その落葉の上に細い蜘蛛の糸が張り巡らされています。 木漏れ日にキラキラと光って、落葉の綺麗なさまの脇役を務めています。
「枯れゆく物のステージのようだな・・・」
雑木林には沢山の倒木が放置されています。 もう数年もそのままの木も多いですね。
そんな倒木も枯葉に埋もれています。
倒木は毎年少しずつ小さくなっていきますね。 昔なら薪にされてもおかしくない。
「虫に食われ、風雨にさらされた姿も綺麗じゃないか・・・・」
枯れゆく物ばかりに目がいってしまうのは、自分も同じような時期になって来たから?
私も 「枯れゆく者も美しい」 と言われるようになれるかな?
まー、無理でしょうね・・・・。 老醜を曝さない程度にしたいもんですね・・・。
何でもないような散歩道にも
ふと 綺麗な光景が揃っていることを気付くこと
確かにありますよね。
「枯れゆく者も美しい」 そうですね。
ドラマなど見ても高齢な役者が役にハマって
凄い演技をするのを目にします。
若い役者には、とても真似できない迫力を感じます。
トップの黄色の紅葉の日差しが特に綺麗ですね。