大須と言えば古着屋さん

 大須の商店街には古くからの具服屋さんがあります。
 といっても、豪華な新しい着物を売っているわけではなく、並んでいるのはお値打ちの古着。

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 古着か~・・・ と思われる方も多いかと思いますが。

 ここでチョット余談。
 皆さんは 「洗い張り」 という言葉をご存知でしょうか? 

 私の小さい頃は、母親が古い着物から縫い糸を抜き、反物状に戻して洗い、それを天日に張って干していました。 乾けば再度子供の背縦に合わせて縫い直すわけですが、これは極々普通のことで、上等な古着は「洗い張り屋さん」という専門のお店もありました。

 もう少し余談。
 室町時代から江戸時代にかけて、庶民向けの呉服屋というのは古着が主力商品。 東北や蝦夷へ向かう北前船は、関西から古着を一杯載せて各地で売り、帰りに米や海産物を集めて戻ったという。 新しい着物は裕福な人が着るものだったようです。

 使い捨て時代を経て、もう古着を着る人は殆どいませんね・・・。

 この大須ではチョット面白い変化が。
 呉服屋さんの店先に並んでいるのは、古着の帯や紐類。 それがべらぼうに安い。

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 普通は数万、いや10万円を超える様な感じ(素人目ですが)の品物が、なんと千円程度。

 「これが全部千円以下よ。一杯買っちゃった」 と片言の日本語で、南米系の女性が喜んでいました。
 日本の着物は世界に冠たる優れもの。そのまま室内装飾品にもなるし、いろんなものと組みあわせば、面白いこと間違いない素材でしょうね。 この南米系の女性は目が高いですね・・・。

 こうした大須の古着の伝統は、形を変えて引き継がれていますね。
 若者向けのお店。 ジーンズなどは新品より古着の方が値打ちが出るとか。

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 大須にはこの種のお店が大小交えて数十軒あります。

 大須観音の境内では、骨董市が開かれ、古着以外でも沢山の 「掘り出し物」 が発見できる街でもあります。 庶民の街の伝統は引き継がれていますね・・・。
Commented by iris304 at 2017-08-24 11:49
こんにちは

洗い張り、知ってますよ。
祖母や母もやっていました。
いたずらして、しかられたのが懐かしいです。

帯は外国の方に人気がありますね。
世田谷のボロ市で、外国の方が色々迷って選んでましたよ。
何と言っても絹ですからね。
長〜い、テーブルセンターにしたり
壁飾りにしたりする様です。

私も、自分の帯を今度ドイツの友人に
あげようかしら?なんて思いました。

昔は、庶民は古着を着たのですね。
と言うことは、私も古着です。
今の時代に新しい服を着られて幸せです。
Commented by saitamanikki2008 at 2017-08-24 16:03
こんにちは。
「洗い張り」今では、この言葉も思い浮かばない程に遠く感じます。
子供の頃、着物をほどいて洗い張りする光景が、この言葉から思い浮かびます。
古い和服でも生地は、しっかりしてますよネ。
我が家の箪笥の奥には、私が実家から頂いた和服があります。
もう 40年位 和服に手を通してません。
「洗い張り」と云う古い言葉を、ブログで思い浮かぶことが、何か 尊敬に値するような。。。
Commented by odamaki719 at 2017-08-24 21:36
こんばんは♪
 大須の商店街には古着屋さんがあるのですね。
今では古い木物をほどいて色々な物にリメークされるそうです。
今では電話一本で引き取りに来てくれる業者もあるそうです。
「洗い張り」を知っていますよ。子どもの頃は母が干して
よく手伝わせられました。
Commented by takeshi_kanazaw at 2017-08-25 07:39
iris304 さん
海外駐在の方の奥さん方は、必ず和服持参と聞きます。
大使館主催のレセプションの時など、必ず和服を着さされる?
急いで大使夫人指導の下、着物教室が開催されたり・・・。
ドイツではどうでしたか?
Commented by takeshi_kanazaw at 2017-08-25 07:44
saitamanikki2008 さん
そういえば我家の妻殿も和服は着ませんね・・・。
どうも着るのに大変のようで、もっぱら箪笥のコヤシですね。

「洗い張り」はもう死語かもしれません。
若い人はきっと判らないでしょうね・・・。
Commented by takeshi_kanazaw at 2017-08-25 07:51
odamaki719 さん
日本の着物は外国人には凄い民芸品。
古着を集めて手を加えれば、いい商売になりそう。

洗い張りを思い出したのは、洗い張り後の糊がきき過ぎた浴衣が嫌だった記憶。
食べ残しのご飯を、母が頑張って沢山糊にして・・・。
by takeshi_kanazaw | 2017-08-24 08:08 | 街の表情 | Comments(6)

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