暮から描いていた、40号の大きな絵 「カラコルムへの道」 がやっと完成。
途中で描く気がなくなるほど長時間かけた絵です。
去年出かけた4度目のシルクロード。 中国・カシュガルからカラコルムハイウエイ(現実はデコボコ道)を走ってカラクリ湖へ向かった時の情景です。 ちょうどカラコルムハイウエイの入り口みたいな場所、赤い岩が目の前に広がって、向こうに7000m級の雪山が望め、印象に残った場所を描きました。
その時の様子はこのブログ 新・シルクロード 「カラコルムハイウエイでカラクリ湖へ」 で見てください。
この道をズーと山を掻き分けて進んでカラクリ湖に行ったのですが、このカラコルムハイウエイをさらに行くと、4000m以上のクンジュラブ峠を越えてパキスタンへ1500キロ以上の道です。 題材としては申し分なかったのですが。
「うーん、描きたかった赤い岩と白い雪山はそれなりに描けた気分だけど、全体としてはなんだか勢いがないような。 もう一つピリットせんな・・・・」
私は絵を描こうとしたときはそれなりにイメージを膨らませるのですが、描いて行くうちに上手くいかない所が多くなって、最後は何時も不満足で終わるというパターンになります。 まー、有名な画家でも満足する作品はない とか申しますから・・・。
「せっかく描いたから、額にでも入れて置いておこう」
特に何処かの展示会へ出品するわけでもなく、恐らく部屋に飾られることない絵。
額に入れると、横が120㎝、縦80㎝、重量が4~5キロもありますから、妻殿に言わせると、こんなに大きな絵を壁に飾ると危険だから止めてくれとのこと。
この間描いた6号の絵と並べると、その大きさが判るかも。
「しばらく大きな絵は描くのを止めよう・・・。 描いた後も重いし大きくて、扱いがシンドイ・・・」
一般的な常識では、水彩画ではこんなに大きな絵を描くことはないのでしょうね。
僕もこんなに写真を撮っているのに、ちゃんと額装したのは一度だけ、それも20年以上前の話です(笑)
「カラコルムへの道」の大作が出来上がりましたね。
6号と比べると大きさが分かりますね。
水彩画でこんなに大きなのは大変だったと思います。
本当は油彩で描くといい風景ですね。
素敵に出来上がっていますね。
そうですか、写真展には出品されないのですね。
写真倶楽部にでも属さないと、あまり額装する機会はないかも。
絵を描き始めて一番の出費は額の購入費でした。
絵具や画用紙などより一桁も高い。
そうですね、油絵で描く方がいいでしょうね。
油絵は一度もやったことがない。
また道具を揃えてやり直すのは大変ですしね・・・。
絵教室、最初から油絵をやった方がよかったかもしれませんね。