何時もの通り、お正月にふさわしい立派な門松がありました。
何もない雑木林なのに、入口には不思議に毎年のようにこんな大きな門松が飾られています。
「誰が飾るのだろうかな~・・・・」
何時もの道をゆっくりと。
薄曇りでしたが風もなく、雑木林は静かなたたずまいです。
竹林の傍に竹の炭を作る窯がありますが、そこにも小さな門松が。
何時もこの雑木林を歩いていると必ず顔を合わせるオジイサン。
もう顔なじみなので、しばし雑談を。
「あの立派な門松は誰が作っているんだい?」 と聞くと。
「俺だよ。 俺が材料を集めてきて、仕上げる時は皆に手伝ってもらって作り上げるのさ。 小さい門松も全部俺が作ったよ。今年は22個作った」
何やらまた竹の細工物を袋に入れてありました。
「僕はきっと名古屋市か管理する土木事務所が専門の業者に頼むんだと思っていたよ」
「皆そう思っているようだが、全部この相生山を守るボランチイアの力だよ」
「いやいや、あの立派な門松は凄いよ。 大したもんだ」
彼は確かもうすぐ80歳。 元気そうでしたね・・・。
私が偶に来ても必ず出会いますから、毎日のようにこの相生山を見て廻っているんですね。
そうそう、前回は相生山に落ちた米軍の砲弾跡に連れて行ってくれました。
彼と別れて少し丘の上へ。
さすがにお正月の4日ですね。 誰も歩いていませんね・・・。
時折冬の日差しが差してきます。
彼方此方歩いていたら、また見つけました。 小さな門松。
これもきっと彼が作ったものでしょうね・・・・。
雑木林の相生山もボランティアの方が守っているのですね。
立派な門松や小さな門松が上手に出来上がっていますね。
なかなか、できませんよ!
雑木林で正月気分、粋な方がいらっしゃいますね。
地元育ちの彼は、黙々とやっておられますね。