志摩の道をカーナビ頼りにドライブしても、全体の位置関係がよくつかめない。
名古屋に住んでいるのにと思われるかも知れませんが、お伊勢さんより南の志摩半島を走ることは稀なので、方向感覚が頭に入っていないのです。 地図を見ないとよくわかりません。
地図の左上が伊勢神宮の内宮で、中央が英虞湾。 サミットが行われた賢島があります。
英虞湾を囲んでいる南が、石仏を見た 御座。
賢島と御座は確かに距離的には英虞湾をまたいで近いけれど、陸路はその数倍の距離ですね。
その日の泊は地図の右上の 相差(おおさつ)
「大王崎の灯台へ行くぞ!」 旅行中に突然計画変更するのが私の癖。
「灯台があるだけじゃん、まー、いいけど・・・・」 と渋々付き合う妻殿。
大王崎灯台です。
熊野灘と伊勢湾の境目に当たる、海上交通のポイントの位置。
「ここまで来れば、やっぱり灯台に登らないと・・・」
岩に波が打ち付けて、灯台らしい雰囲気ですが、私は高所恐怖症。 すぐに降りてきました。
「賢島にでも行こうか、志摩スペイン村はどうや」 とミーハーの私。
「そんなとこ行ってもしょうがないわ。サッサと宿へ行きましょう」 と妻殿。
志摩半島の東側をぐるぐると走って、たどり着いた 相差 の海岸。
「海が綺麗やな・・・。 太平洋やな・・・」
とにかく 空が高く青くて、海が広い。
こんなことは当たり前なのですが、都会暮らしの人間には凄く新鮮ですね。
志摩半島は殆どが入り組んだ英虞湾や的矢湾ですが、彼方此方に砂浜もあるのですね。
「相差って、ソウサ としか読めないわ。 おおさつ なんて絶対読めない」と言い続ける妻殿。
後で調べてみると、、”大砂津(おうさつ)” から転じた説や、相差氏という有力者の名前からきたのではとか。
「あれ? 子供が網を引いてるじゃん」
部屋の中から見ると、砂浜でおおぜの子供が・・・・。
「ここは京都あたりの小学生が、よく修学旅行で来るんですわ」と宿の人。
「そうか、海辺の子は京都へ行きたがり、京都の子は海辺が面白いのかもしれん」
せっかくだから、少し砂浜へ降りてみましょうか。
何年か前に友達とお伊勢参りと宿泊した宿が昔風の
宿で食事もよかったのですが大浴場がなかったのが
残念でした。もっと若い頃御座にも行きましたが
とても砂の綺麗な海岸だったのを覚えているのですよ。
4枚目の空と海美しいですね。