「雑草という草はない」 そのことに気づかされたのはこの伊吹山でした。
いわゆる雑草と言われている草にもそれぞれに特徴がありますが、我々人間は馴染みやすい草は名前を呼ぶ一方、その他大勢の草には単に雑草として無視しています。 そして、その雑草に咲く小さな花などは、あまり注目しません。
伊吹山でみる花は小さくて、まさに雑草が花をつけている感じです。
しかし、園芸種がないころは、自然の中の花はこんな感じだったのかもしれません。
「黄色い花が綺麗やな・・・。 ピカピカ光って形が 馬の足形 みたいやから、ウマノアシガタという名前にしとこうか」
実際によくよく眺めてみると、こんな白い花も混ざっています。
色素不足なのか、年老いて枯れそうなのか、はたまた新種発見?
歩いてみると、花辞典には載っていない状況が頻繁に発生します。
「白い花はどうも二つの花が同じ処から出ているぞ。まるで夫婦や。」
「夫婦草にしたらどうや」
「恋人同士かもしれん・・・。 それなら二輪草のほうがかっこいい」
「でも変な花もあるぞ。 片っ方が何やら紫が混じっとる」
構えているカメラがドンドンと地表に近づき、少々肩が凝ってきます。
今回はマクロレンズを使うのを止めました。 マクロで撮りだすと、本当に肩が凝って気持ち悪くなってくるのです。
「花の名前はさておき、気楽に行こう・・・・」
何やら青い花が群生しています。
草むらに咲いているのを発見すると、ちょっと気になりますね。
似たような花を街中でも見たような・・・。
同じ青色ではこれは形が変わっている。
駐車場で買った花辞典では、山延胡草 らしいのですが・・・。
この筆の形のような青いのは面白い。
ひょっとしたら フデリンドウ かもしれませんが・・・。
プラプラ歩いて、周囲を眺めながら・・・。 鮮やかな黄色い花。
山吹色をしているから、ヤマブキソウ にしておこうか・・・。
休憩して座った岩の下にも小さな花。
なんだかゴマの花みたいな感じですが、サッパリ名前はワカラン!
気に入ったのがこの小さな白い花。
花弁が透き通る感じで、実に可愛い。 木葉の耳菜草 かもしれない。
他にも一杯写真は撮ったのですが、同じ花でも状況で違う花に見えたり、よくわからないケースがほとんどでした。
花に興味のあるかた、じっくりと伊吹の山を歩いてください。
季節は7月下旬から8月上旬が一番綺麗な花が咲く時期ですから。
3枚目の白い花が多分ニリンソウだと思います。
紫のタチツボスミレが可愛くていいですね。
名前は色々とあるでしょうがダンダン忘れてきて
調べるのに面倒になってきました。(笑)
フデリンドウだと思います。可愛いですね。