歩くコースは、旧中山道の馬篭宿から馬篭峠を越えて妻籠宿までの8キロ。
「このコースを歩けるうちは、まだヨボヨボの老人じゃないよな」という感じ。
先日(4月19日)天気が良かったので、一人で出かけました。
このコースを歩いた記事は毎年載せていますので、同じような写真が多いかも。
まー、木曽路の春を歩くようなつもりでお付き合いのほどを。
名古屋から中津川(岐阜県・東濃)までJRの中央線。
名古屋市内は通勤客で一杯ですが、多治見を超えるころには車内はガラガラ。のんびりムードになります。
中津川から馬篭宿までは路線バス。
「あれ? このバスの乗客は外人さんばっかりやな・・・」
14~15人の乗客のうち、日本人は私一人。日本人は殆ど車か観光バスで行くようですね。
いつも見慣れた馬篭宿。 その日は少し様子が違っていました。
観光バス10台ばかりに乗った高校生の一団。500人ぐらいいたでしょうか。

「どこの高校?」
「〇〇です」
「知らないな~・・。何県?」
「愛知県です」
「愛知県も広いよ。どの辺?」
生徒は憮然とした表情で、「江南です!」
後で我妻殿に聞くと地域の進学校らしい。
まー、自分の学校にプライドを持つのはいいけど・・・。
富山の高校生はすべて夏に白山に上るらしい。
地元の山に登る習慣を高校生から持つことは悪くない。
この高校生も私と同じコースを歩くらしい。
流石に高校生は歩くスピードが速い。
あっという間に石畳の道を上って行きました。
高校生の一団が過ぎ去った後は、何時もの静かな感じに。

この馬篭宿は標高がほぼ450m。
中山道でも山道の途中にある宿場です。
今はスッカリ観光地になっています。
この坂道を散策する観光客が多い。
この数年は中国系の人が大半ですね。
宿場の上の道路で観光バスから降りる。
そして、石畳の道を下って、下の道路まで。
どうも歩くのが苦手らしく、まさに観光主体。
ピンクの花が咲いていますね・・・。
ツツジでしょうかね。 町中で見るより小ぶりですね。
「春やな~・・・・。いい天気やし、のんびりムードや」
買い物をしている中国系の観光客を見ながら、ゆっくりと。
私はこのコースを歩くとき、必ずお決まりの喫茶店でコーヒーを飲む。

この馬篭宿には、「夜明け前」を書いた藤村の資料館もあります。
そうそう、” 木曽路はすべて山の中 ” の一節がありますね。
それに、古い民家もあるのですが、私はすぐにコーヒー。
そして、いつもの場所に座って、ゆっくりとタバコ。
新緑が見えて、春らしい雰囲気。
コーヒーを飲んでいる時間、ホーホケキョ と鶯の声が。
「今年の春は早いね。山の桜はどうかね・・・」
「この時期は忙しいので、山には行ってないのでね・・・」
馬篭宿の方は、商売が忙しくてウーキングなんてしませんよね。
「今年は花桃の咲くのが早くてね・・・。桜はどうでしょうかね・・」
里の方も季節の変化が読み切れないようです。
「ここから見ると、山の桜は咲いてるみたいだわ」
馬篭宿の家並を抜けて、部落の外れへ。

見事な白ですね・・・。
桜ではありません。白い花桃の花です。
喫茶店の方が言ってたように、今年の花桃は素晴らしい。
「ジスフラワー、サクラ?」
突然、東洋系の青年が声を掛けてきました。
馬篭に来るときのバスで、後ろに座っていた人です。
「ノー、ノー。 ジスイズ ピーチフラワー」
「????」
「ミーンズ・・・・」 拙い英語で悪戦苦闘。
彼とはウーキング中によく顔を合わせることになりましたが・・・。
とにかく、このコースを歩いている人は殆ど外国人。
日本人は1割ぐらいでしたね・・・。
部落の端からは周囲が見渡せる場所があります。

写真の右側には、木曽川が流れる中津川地域が。
そして、左側はズーと恵那山が見渡せます。
部落を少し離れた場所ですが、観光客はグンと減る。
左のカップルは日本人。
歩くのが早いので、私より先に行ってしまった。
右側の金髪のご婦人。
ノンビリと風景を楽しんでいましたね・・・。
どうも西洋系の人のほうが、自然を楽しむ方が多い。
山裾にちらほら桜が見え、新緑が綺麗でした。
今回はあまり写真を撮るのに熱心じゃなかった。
春の木曽路のいい雰囲気だったのですが・・・。
もう逆コースで歩いてきた人もいますね。

若い人ですね。バックに荷物を入れて山歩きスタイル。
彼の後ろに咲いているのは桜ですね。
山道を歩いていると、桜が多いのですが。
桜かな? いや、花桃かな?
一見したところでは分らない。
山に咲く桜は花弁が小ぶりですね。
そして、白は真っ白、ピンクは色が濃い。
町中のソメイヨシノとは違いますね・・・。
「さー、そろそろ山の中へ入っていくか・・・」

馬篭宿を100mも行くと、もう木曽ヒノキの林。
旧中山道の道で、石畳が続きます。
この辺になると観光客の姿はなくなります。
大きなバックを背負った若者。
小さなバックを背負う中年カップル。
若い日本人カップルはもう先に行ってしまった。
その後に会うのは、すべて外国人でしたね。
「勝手知ったるコース。今日はゆっくりと・・」
写真も小さなコンパクトカメラ主体。
プラプラと歩く私を、みんな追い越していきますね。
ここからがウーキングの開始ですね。
今回は撮った写真を小さくして載せています。
少々読みにくいかもしれませんね・・・・
春の木曽路を歩かれたのですね。
ほとんどが海外の観光客なのですね。
綺麗な新緑や桜や花桃を見物しながらの散策いいですね。
もう恒例行事のようになりました。
何時も車で遠出が多いのですが、この時ばかりは自分の足。
ここを歩ければ、海外旅行もOKだろうなんて思ってます。
色んな花が在ったのですが、今年も途中の桜が気になって。
おいおいと載せていきます。
私は我孫子に来たのが12年前で、このような所が近くにあったら、きっとプラっと歩きたくなると思いますが、
あるかしら?
成田線にのると、可なりありそうですけどね。
夫は先日あびこの長寿大学に入ってブラブラと散歩をするサークルにはいったそうです。私は今度野鳥の会に入ったので、
展示が終わったら出てゆけるかも。
笑われてしまいそうで言えないのですが、まだやりたいことがムクムクしているんです。内緒ーーー(ぷふ)