「モミジは10日前ぐらいが一番綺麗だったよ」 と地元の方。
徳川氏の発祥の地とされる 松平郷。 珍しく妻殿とプラリと寄りました。
松平郷は三河の山際の小さな農村ですが、田舎の四季が感じられます。
先週は京都の紅葉を楽しんだのですが、観光客が多すぎて落ち着きませんでした。この松平郷は殆ど立ち寄る人もなく、まさにゆっくりプラプラ。
「いい天気だわね・・・。雲一つない真っ青な空・・・」
もう12月というのに、まさに小春日和。 風もなく温かい日でした。
この松平郷には、徳川発祥の地ですから、松平東照宮なるもがあり、その社の周囲には池がめぐらされています。
「池に写ったモミジの赤が綺麗だわ・・・」
この池には沢山の鯉が泳いでいますから、鯉さんの動き次第で池の表面がドンドンと変化していきます。池に写ったモミジも常ならずという感じに。
「なかなか上手く写せないもんだな・・・」 と言いながら何枚もパチリ。
そのうちの一枚が、冒頭の写真。 偶然の傑作?
青い空、輝く赤いモミジ、そして気まぐれな鯉さんの動き。
まさに偶然に出現した 水上のグラデーション という感じですね。
本当の狙いは、鏡のような水面に、赤いモミジがバッチリ写っている状況でした。
そんな撮影者の意志に近い画像もあります。
「見比べると、冒頭の写真のほうが面白いわ」
下手な狙いより、偶然の画像のほうが、ズーといい場合が多いですね・・・・・。
1枚目の写真にドッキとしました。
偶然ですかーーー
考えて作ると面白くないものになります。
言おうとしていることがとっても安っぽくチンケなものに感じてしまうんでーーー(私の場合ですよ)
自然体がいいです~
絵画ですと光を取り入れられますが織りの場合どうでしょうか。
私はキザにいうと、
光を経糸に、風を緯糸にーーーなんちゃって手織り作家です。