人気ブログランキング | 話題のタグを見る

 野生に帰れない象さん達  スリランカ紀行 25  9.16

 スリランカの旅も最終の5日目。 古都キャンディからコロンボへ。

 象の孤児院なる施設に立ち寄りました。
 「象さんが気持ちよさそうに水浴びしてるわ・・・」
 野生に帰れない象さん達  スリランカ紀行 25  9.16_d0140806_742233.jpg
 象は皮膚が乾燥するのを嫌うので、よく水浴びをしますね。

 「孤児院というから、象の病院みたいなもんかと思っていたよ」
 「実は孤児になった象を治療するのですが、治療を終わって森へ帰しても、どうも野生の仲間と上手くいかないらしくて、また戻ってきてしまうんですよ」 とガイドのGさん。

 という事情があって、大きな象も一杯います。
 野生に帰れない象さん達  スリランカ紀行 25  9.16_d0140806_7463262.jpg
 簡単に森に返すということが出来ないらしい。 ということは、治療した象をズーと面倒を見ることになってしまう。

 100頭ぐらいはますね。 かなりの大所帯です。
 川で水浴びをさせたり、近くの森に遊ばせたり。
 野生に帰れない象さん達  スリランカ紀行 25  9.16_d0140806_7502667.jpg

 近くで見ると象はやっぱり 大きい!
 野生に帰れない象さん達  スリランカ紀行 25  9.16_d0140806_751796.jpg


 余談ですが、ちょっと象さんの話を。

 タイに滞在していた時、彼方此方で象さんに付き合い?まして、チェンマイでは何度も象に乗って、川や森林を遊びましたが・・・・。 我々が見るのは大部分観光用に飼いならされています。 チェンマイでは野生の象を捕まえて、家畜化するのですが、これが難事業。 象はそう簡単に人の言うとおりにはなりません。

 野生の象というのは、殆ど見かけません。 森の奥深くに生息して人前には出てきませんが、野生の象に出くわすと非常に危険です。 タイのカオヤイの森で遭遇。ジープなんて簡単にひっくり返してしまいますから、息をひそめて象さんが行き過ぎるのを待つしかありません。

 スリランカでも、象は戦闘用や作業用に飼いならされてきた歴史があるようですが、現在は5千頭にまで減少したそうです。 そうそう、シギリアロックに籠った王様。 弟との戦いに敗れたのは、乗っていた象が足をぬかるみに取られた為に負けたそうです。

 この象の孤児院。 スッカリ観光施設化していましたね。
 川べりに観光客向けの立派な食堂がありました。
 野生に帰れない象さん達  スリランカ紀行 25  9.16_d0140806_893597.jpg
 これだけの象を食わせるには、観光化して収入を確保する必要がありますよね。

 「今日は少し変わったランチを用意しました。 スリランカのお弁当です」 と添乗員さん。
 野生に帰れない象さん達  スリランカ紀行 25  9.16_d0140806_81147100.jpg
 大きな葉っぱにくるまれて、ご飯の上に一杯乗っていますね。 卵、鶏肉、何かカレー風の煮物、生野菜・・・。

 「どういう風に食べればいいの?」
 「手で混ぜてそのまま食べればいいじゃん」 
 味は良かったのですが、手がベタベタになって・・・。 結局フォークで食べましたが。

 そうそう、スリランカではもっぱらご飯は右手で食べますよ。
 現地ガイドのGさんの食事するところをパチリ。
 野生に帰れない象さん達  スリランカ紀行 25  9.16_d0140806_8164613.jpg
 ご飯の上にいろんな煮物(カレー)をかけ、それを右手で(左手はイケないらしい)上手に混ぜながら口に運ぶ。 実に鮮やかなものです。

 「さー、コロンボへ向かって出発しましょうか」
Commented by odamaki719 at 2014-09-16 16:33
こんにちは🌷
 象の孤児院があるのですね。
100頭近くいると餌も大変でしょうね。
動物園では像が一番多く食べると聞いたことがあります。
葉に包まれたお弁当は美味しそうですが手で食べるのは
ちょと困りますね。
Commented by takeshi_kanazaw at 2014-09-16 20:17
odamaki さん。
現地の人は、手で実に上手く食べますね。
混ぜ方といい、口に持っていきかたといい、まことにスムーズ。
Commented by small-talk at 2014-09-16 23:11
観光用とはいえ、これだけ象がいると壮観ですね。
貫禄があります。
Commented by takeshi_kanazaw at 2014-09-17 10:47
small-talk さん。
象はやっぱり大きいですね。 確かに貫禄があります。
南アジアでは、昔はもっと人間と近い間柄だったのでしょうね。
by takeshi_kanazaw | 2014-09-16 08:24 | スリランカ紀行 | Comments(4)

海外や国内の適当に撮った写真の記録


by takeshi_kanazaw