通っているお絵描き教室の先生 曰く。
「絵を描くときは、自分でも上手く描けていると思って描かないといけないよ。 下手だ下手だと思って描くと絵もつまらないし、第一描いていても楽しくない・・・」
さすが先生、上手いこと言いますね・・・。
先月描いた伊吹の絵、「花と蝶」 ですが、妻殿やブロ友さんの意見も取り入れて、バックを描きなおしてみました。
バックにメタカラコウやミヤコアザミを入れて、少し暗めにしました。 なんとなく現実感が出てきたような気がしたのですが・・・。
修正前の絵の写真も載せておきましょう。
この絵は鮮やかな蝶の羽を丁寧に描きました。
私には稀な綺麗な色彩だと・・・・。 自己満足ですが・・・・。
アザミのピンクの絵具は、お絵描き教室の先輩女史にいただいたこともあって、わざわざ教室にこの絵を持って行ったのですが・・・・。
「いただいた絵具でアザミを描きましたよ。いい色でしょう?」
「そうそう、あの絵具はこんな風に鮮やかに描けるのよね」
数人の先輩諸氏が私の絵をチラッと見てくれたのですが・・・・
「・・・・・・・・・・・」
全員コメントもなく、その日の題材のスイカを食べる方に注意が。
残念ながら、この絵は全然注目に値しない感じでしたね・・・。
私もそうですが、他の人の絵を見るときは、ほんの数秒ですね。
それで絵の良し悪しをすぐ判断します。 例えその描き手が努力しようと関係ない。
前に教室の助手役のお姉様が、作品の発表会に絵を出すように勧めてくれました。
「人目に出すことで成長するものよ。 自分の下手さ加減がよくわかって」
「自分が下手なことは十分自覚してますよ」
写真でもそうでしょうが、自分で上手く撮れたと思っても、素晴らしい写真と比べるとキット嫌になってしまうことがありますよね。 絵も一緒ですね。
しかし、しばらくすると忘れてまた挑戦する。
「今度は傑作だぞ!」 まさに自己満足、錯覚の繰り返し。
スポーツやビジネスの世界では結果がハッキリ出ます。 自己満足では済まされない。
絵の世界や写真の世界で飯を食っている人は別ですが、趣味でやっている我々は他人の評価より自己満足を優先していいのかも。
前述の助手役のお姉様がおっしゃるには
「確かに人の絵と比べると結構疲れるわね。自分の絵でも気に入った絵を自分の部屋に飾っておくと、それなりに上手く描けたと満足感があるわね。 結局、絵なんて自己満足の繰り返しかも」
自己満足に始まり、自己満足に終わるですかね・・・・・・。
2枚並べて見ると手直しされたのもそして前のもいいですね。
絵は一人でも「いいですね」と言ってもらえるとそれで成功なのです。
と私が習っていた油絵の先生が言っていました。