「チョット見て! 蟻が黒くなって何か食べものを サッサカ、サッサカ と、 凄いスピードで運んでるわよ」 と妻殿。 近寄ってみると、何か白いものを蟻が一生懸命運んでいる。
小さすぎてよく見えないので、棚にあったマクロレンズの付いたカメラで覗くと。
何んと、つい2~3分前に食べ終えた稲荷ずしの米粒を、蟻がエンコラと。
「どうして飯粒が落ちていることを、蟻はすぐに判るのだろう? 嗅覚か視覚か、いやいや何か人間では判らない情報収集手段を持ってるのかな・・・」
せっかくカメラを構えたので、蟻の働きぶりを撮ってやろうと・・・・。
しかし、しかし。 妻殿が サッサカ、サッサカ と表現したように、目に見えるスピードで運んでいるのです。いくらカメラで追っかけても、焦点が合わない。
「どうしてすぐに蟻は集まってくるのかしら・・・。 それに蟻にしたら自分の数倍の物を、こんなに早く動かせるなんて・・・。 蟻は凄いわ!」 妻殿は痛く感心しています。
少し写りやすいようにしてやろうと、飯粒を動かしてみました。
そうした途端、蟻は大混乱。 しばらく蟻の行動を観察していると、なんと蟻は今まで運んできた道を引返すのです。 どうも、通った道を覚えているのか、道に匂いでも残っているのか・・・。 すぐには新しい場所に移った飯粒には集まってきません。
「そうか、蟻は通った道をまたたどる習性があるみたいだ。 蟻の道を断てばいいんだ」
「それより、まず食べ物をこぼさないことが先決よ」
それにしても暇な夫婦ですね・・・・。
蟻は本当に大きなものを運んで行きますよね。
土の奥深く迷路のような通り道を作り食糧を溜めこむのですよね。
前の住まいのベランダに(9階)の鉢植えに蟻が巣を作り困ったので
薬で退治したことがあります。
どうも食物を外に運ぼうとしてましたから、次回に作戦を。
夫婦間では、男性側があまり逆らわないのが秘訣かも。