このブログの最初の頃の記事は確か 「哀愁のカサブランカ」 だったと思います。
そうですね、「映画のカサブランカ」のイメージが重なって・・・・。
「この映画の世界は、アメリカ人が見たカサブランカやな~・・・。実際に廻ったモロッコの各地の表情とはチョット感じが違うわ。やっぱりアメリカ映画の世界や」
皆さんはどう感じられますか?
まー、映画の頃とは70年以上の月日が流れているのですが・・・・。
大西洋の沿岸地方を北上して、カサブランカに近づきました。
カサブランカの郊外に入ってきたようです。
街中に突入です。 まさに突入っていう感じ。
ドンドンと映画のカサブランカのイメージが崩れていってしまうんですが・・・。
「この場所が映画カサブランカを撮影した建物があった場所です。」
映画では確かハンフリーボガードが経営する酒場だったですが・・・・・。
その日の宿泊は新市内にあるホテル。
近くには高層マンションもありました。
「近くのスーパーマッケットへ行ってみましょうか」
ここでちょっとモロッコの物価について。
「モロッコの1人当りのGDPは3千ドル超ぐらい。日本の十分の一だのに、物価が高いな・・・。観光地値段なのかな・・・」 旅をしていてズーとそう思っていました。
モロッコの貨幣はDH(デラハム)。 1DHは13円前後。
道路沿いの休憩所で買ったお菓子が20HD。「チョット高すぎるんじゃない?日本と同じじゃん」
いい機会なので、スーパーマケットで物価をチェック。
パンや牛乳などの生活基礎製品は安い。日本の半分ぐらいの値段。逆にお菓子などの工業製品は日本と殆ど変らない。
「そうか、日本でも昔はお米や魚は安かったけど、お菓子は高かったな・・・・」
ちなみに、現地ガイドさんの説明だと、モロッコ人の一か月の平均収入は4~5万円ぐらいだそうです。東南アジアより高い。東欧と比べてどうでしょうか。
「この国は労働コストでは、そんなに競争力はないかもしれんな~・・・」
旅の初めに見たカサブランカと、旅の終わりに見たカサブランカ。 随分と印象が違いましたね。
さてさて、長かったモロッコの旅も終わりです。
「ご苦労様でした。」 となるところですが、私にはこれからの方が大変。 日本まで20時間の長旅が待っているのですから・・・・・・・・。
「あーあ、嫌になっちゃうな・・・・。 ボタンを押すと瞬時に目的地に着ける機械はないのかな~・・・。 これから、また地獄のフライトが始まるのか・・・・」
次回は意外と? 綺麗なパミールの雪山が見えましたので、その写真を・・・・。
映画の「哀愁のカサブランカ」のイメージは崩れましたが
モロッコがどういう国か少し理解した気がします。
それにしても空の色が美しいです。
長旅は困りますね。
他の国の物価や収入などを聞くと、幸せってなんなのだろうかなって、思いますよね。
日本の尺度で「貧しい」国でも、幸せに暮らして居る人が多いのでしょうから。
観光業というのは、結構付加価値が高い産業かもしれません。
結構外貨を稼いでいるので、それなりに物価も高いのかも。
製造業の弱い国はどうもイマイチと思うのは日本人の悪い癖?
どうしても経済指数で判断してしまいますね。
でもやっぱり日本は凄いお金持ちの国ですよ。幸せかどうかは別にして。