恐らく読者の方は、三国志の細かい内容はご存じないでしょうし、四川省の田舎町なんてあまりピンとこないかもしれませんね。
「全然有名な観光地が出てこないじゃん!」
「四川料理はどうなってるの?」
まー、この三国志紀行は有名な観光地は行かず、変な?場所ばかり訪ねる旅ですが、逆にあまり見たことのない場所や話題が出てくるのがいいのかも。 そんな目線で楽しんでください。
濁流うず巻く剣門関から一山越えて、盆地へ降りてきました。
「三国の時代に張飛と馬超が争った昭化古城に寄っていきますよ」
この北伐の道は、同時に劉備軍が入蜀したルートでもあります。
ちなみに馬超という人は敵方だったのですが、後に蜀の将軍になる人です。細かい話は割愛ということにしましょう。
「何やら古くていい感じの町やね・・・」
この昭化古城は旧名を葭萌関といって、秦の時代までさかのぼる紀元前からある町らしい。
上海や北京がまだ無名?の時代からあったということですかね。
雨に濡れた石畳がなんともいい感じですね。
「ここはいいよ。 この古い街は気に入ったね」 と私。
「歴史ある古城と言うので有名になって、入場料を取ることになって、今大掛かりな駐車場建設が進んでいるんですよ」 と中国現地ガイドさん。
我々はいいタイミングで来たようですね。入場料も取られなかったし。
古城の中は商業施設もありますが、まだ生活感も残っていますね。
道路に面したお店ではただ今中国将棋の熱戦中?
少し道路わきの路地に目をやると、
「なんだ、もう帰るのかい? もっとプラプラしたいけどな・・・・」
私のペースだと、その日の宿の広元にたどりつきませんからね・・・。
2枚目からの風景は中国らしくていい雰囲気ですね。
このようなさり気ない風景がいいですね。
特にラストが好きです。