武漢は中国のヘソ?  三国志紀行 3   6.28

 旅は2日目。 
 この日から三国志巡りが始まりますが、2日目から5日目までの4日間は、湖北省をグルグルと廻ることになります。

 「よく寝たな・・・・」  
 武漢のホテルではシッカリとタバコも吸え、よく寝ました。

 武漢へは20年以上前に三峡下りで訪れたことがあります。
 「新しいビルが一杯になったな~・・・」
 
 朝、部屋の外を眺めると、古いアパートの向こうに高層ビルが一杯です。
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 そして、近くでは古いアパートがドンドンと取り壊されていました。
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 「どうも武漢も建築ラッシュみたいだけど、バブルじゃないかな・・・」
 現在中国では 建築バブル が危惧されています。 実需以上に建物が建てられ、庶民も値上がりを見越してアパートを買いこんでいるのです。 このお話はまたの機会に。

 この武漢の町は人口1千万人、湖北省の省都で、長江中流の中心都市です。
 「北京から広州への高速道路がこの町を通っていますよ。中国の地図を見てください。北京から広州へ直線を引くと、この武漢を通るでしょう?」 と現地ガイドの劉さん。

 私達は中国の都市というと、北京とか上海、広州、西安をイメージしますが、地図を見ると、確かにこの 武漢は中国のヘソ みたいなところに位置していますね。
 東西に長江が流れ、南北は中国の平野のど真ん中を走る道路、鉄道があります。

 三国志を廻る旅で、この湖北省を廻るのは理由があります。
 三国志と言えば、魏・呉・蜀の三国の成立した後のイメージが強いですが、その前、漢の時代の頃の状態は下の図のようだったのです。
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 現在の湖北省・湖南省の場所は、 荊州(けいしゅう) と呼ばれ、 当時もまさに 漢帝国のヘソ の位置。  この荊州は魏と呉の争奪戦が行われ、蜀の劉備も入蜀前にはこの荊州の一部を地盤としていました。

 三国志の戦いの舞台の多くが、この荊州とその周辺で行われています。
 2日目からはその荊州の北部、現在の湖北省を廻ることになります。
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 地図が中国語で判りにくのはご容赦を。

 「さー、今日は 赤壁の戦い で有名な赤壁鎮 へ行きますよ。160キロぐらい走りま~す。 武漢は 中国三大釜 と言われるぐらい暑いところです。 多分35度ぐらいになりますよ」 とガイドの劉さん。

 そういえば中国の三大釜が南京・重慶、そしてこの武漢 というのは聞いたことがあります。
 「うーん、35度ね・・・・」

 バスは武漢の街中を抜けていきます。 至る所に長江とその支流がある川の町ですね。
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 武漢の観光廻りは赤壁観光の後になります。

 「武漢の標高はどのくらい? 随分平野が広いしな・・・・」
 「標高は50mぐらいですよ。」
 「うそ~! 上海まで1千キロ近くあるんだろう。その武漢の標高が50mなんて・・・」

 帰国してから調べてると、現地ガイドの劉さんの言葉通りでした。
 四川から三峡をでた長江は、この湖北省では一挙に流れをゆるやかにして、洞庭湖などの大きな湖を作りながら、大地を潤しているんですね。

 武漢から赤壁鎮への道の周囲にも、沢山の小さな湖や池が散在していました。
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 「まるで水の上に浮いているような地域やな~・・・」 上海から1千キロも上流ですよ、此処は。

 赤壁の戦いの古戦場の話は次回へ。
Commented by withyoursong at 2013-06-28 10:00
お帰り後すぐから、とても解りやすく案内してくださるので、
楽しく拝見させていただいております♪
漢文学を専攻したにも係わらず、歴史にも現代中国にも疎いので、
聞いた地名が出てくると、岳陽楼がそのあたりかしら・・洞庭湖・・三峡・・劉備と諸葛孔明~
など、文学作品を思い浮かべながらお写真と結びつけて興味深いです^^。
こちらのブログで中国旅行気分を満喫中☆☆☆
Commented by odamaki719 at 2013-06-28 13:02
こんにちは!
 武漢は建設ラッシュなのですね。
高層ビルが多いですね。
ラストは中国らしくない風景で素敵ですね。
Commented by takeshi_kanazaw at 2013-06-28 14:05
withyoursong さん。
この三国志紀行はまだ始まったばかり。
多分20記事以上続くと思いますので、楽しんでください。
中国の専門家として? コメントもドンドン入れてみてください。
Commented by takeshi_kanazaw at 2013-06-28 14:07
odamaki さん。
風景の多くはバスの中から撮ったので画像がイマイチ。
中国は広いので、いろんな風景が展開すると思います。
花はあんまり撮ってないのが残念ですが・・・。
Commented by small-talk at 2013-06-28 22:24
内陸で標高50mですか。
ほとんど平らな平野(へんな言葉使いですが)が延々と広がっているのですね。
Commented by takeshi_kanazaw at 2013-06-28 22:55
small-talk さん。
そうですね、信じがたいですが、どうも海抜50mらしい。
海から約千キロ離れたところですからね。
日本では考えられないですが、これが中国ですね。
by takeshi_kanazaw | 2013-06-28 09:29 | 中国・三国志紀行 | Comments(6)

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