しかし、東南アジアの仏教遺跡では中国や日本で見られる大きな伽藍はありません。
少し調べてみると、仏教発祥の頃はお寺も仏像も存在していなかったみたいですね。
当時は、ただお釈迦様の骨を埋めた 仏塔(ストーパー) があるのみだったらしい。
パゴダというのは仏塔の英語読みで、仏の居るところ という感じで、仏教の発祥時代の流れを維持しているように思えます。
下の写真は小さな、名もない?パゴダの中の様子です。
仏像や大伽藍が取りいれられたのは、仏教がガンダーラやシルクロードを経由して中国に入ってからのようです。 多分間違いないと思いますが・・・・。
ミャンマーの仏教遺跡 パガン にも、大伽藍はありません。
パゴダはドンドンと大きくなっていますが、基本はやっぱり円筒のパゴダです。
「過去は伽藍があったけど、木造建築は朽ちてしまったんじゃない?」
そういう見方もあるかもしれませんが、私はパガンのパゴダ群を見ていると、恐らく発掘しても大伽藍は出てこないと思います。 むしろ大規模な城壁などの石の建造物跡が出てくるのではと考えます。
このブログ。 突然研究論文風に急変することがありますが、ご容赦を。
「さー、パゴダが沢山ありますから、ドンドン見学しましょう」 ガイドのティンさん。
確かに2700塔ものパゴダがあるのですから、見学した方がいいのですが・・・・。
あんまり立て続けに多くのパゴダに連れて行かれて、頭が混乱してしまいました。
パガンで一番美しいと言われる アーナンダ のパゴダ の様子を紹介します。
ミャンマーのパゴダの特徴の一つは、パゴダの中にお祈りする場所が広がった点にあるようです。
このアーナンダの中には通路があって、中には行っていけます。
そして東西南北に仏像があり、そこでお祈りをする場所があります。
こうしたパターンはこのパゴダだけじゃなくて、大きなパゴダでは共通的な構造でした。
何やら暗闇で作業している人がいました。
実はこのパガン遺跡は世界遺産に登録されていません。
アンコールワットやポロブドールは作られた後ジャングルに放置され、昔のままの情況で後の時代の手が加わっていない。 しかし、パガンは今日に至るまでその時代ごとの人々の祈りの場所だったので、ドンドンと変化してしまっているらしい。
ミャンマー政府も世界遺産登録という看板は欲しいようで、遺跡から住民を撤去し、補修も慎重にやっているようですね。
「昔の形の維持なんて、世界遺産登録の細かい規則はいいじゃないか。 パガンは世界遺産を越えた立派な仏教遺跡だよ」 私はそう主張したいのですが。
パゴダの素敵なのが撮れていますね。
2・3・4枚目がいいですね。
特に3枚目が好きです。
一生かけてパゴダを建てるのが、ミャンマー人の夢
だと聞いたことがあります。
パゴダの数が多いわけですね。
それにしても、ミャンマーへのパックツアーがでていたとは!
情報キャッチ、早いですね(笑)
それにしても、