「まるで中国の福建省の田舎町みたいだし、ベトナムのフエでも見たような・・・・」
中国式のお寺が現われました。
お寺の中へ。
マレーシアはシンガポールを除けば、東南アジアで一番中国系の人口比率が高い国です。
東南アジアでは華僑の人達は、その国の経済界では重要なポジションにあるケースが多いのですが、マレーシアは特に華僑の比重が大きい。
華僑は中国から商売に来た金持ち? 華僑の家族の歴史を聞くと、どうも違いますね。
タイでもそうでしたが、最初は労働力として中国から連れてこられた人が多いようです。 アヘン戦争以降はまさに難民風でやって来た人も沢山いるようです。
中国人はよく働くんですね。そしてその富を家族で分け合い、子孫へと残して豊かになっていったんですね・・・。 小さな商売から始めて、コツコツと・・・。
華僑のお店ですね。何でゴチャゴチャと置いてあるのは中国人の特徴。
中国系の人達はよく働くのですが、中国人社会を作ってその国の人とは一線を引くケースがおおくて、どうもその国の人に うとまれる 場合もありますね。 東南アジアに共通する問題ですね。
街の彼方此方で小さな露店を出している人も、殆ど中国系。
しかし、異国へ来てそこで生きて行かなくちゃいけなかった昔の華僑の人達のバイタリティ。 そのコツコツと商売をする気持ちは、今も受け継がれているような気がしますね。
マラッカはスマトラ島から来たマレー人が国を作り、ポルトガル人、オランダ人、イギリス人、日本人と次々やってきましたが、結局最後に残ったのは華僑の中国人ですね。 そう思いましたね。
事業のための融資など、助け合いもするそうですし。
やはり宗教的な背景があるのですかね。
中国人は国や為政者は信用出来ない、信ずるのは親族とお金だ と思っているようですね。 これが華僑の強さだと感じます。
日本人は国を親のように思う所があって、甘い のかもしれません。