マスコミなどでは、各大臣になられた方の経歴などなど、いろいろ論評されています。
「だけど大臣と言われても、その所管する部署の経験も知識も十分にあるとは思えないし、大臣のお仕事って一体何なのかな・・・・」 ついついそう思ってしまうのは私だけでしょうか。
「それじゃ、なんで知識も経験もない国会議員が大臣になるの?」
そんなことを疑問に思うのは 変な奴 なんでしょうが、企業において素人がトップになったら、企業倒産になってしまうでしょうね。
どうして国会議員が大臣になるかというと、日本国憲法にかいてあるからなんですね。
どうも憲法の狙いは、要するに軍人や官僚などの専門家の独走・暴走を防ぐための知恵であって、その道の専門知識を求めているわけではないようです。
でも あの大臣は大丈夫かな~ と思ってしまうことが多々ありますよね。
官僚からレクチャーを受けて、答案を書いてもらって、それを棒読みするひとも。
それでいいのかも知れません。 そもそもシステム的に無理なんですから。
「それほど政治家は素人じゃないよ。チャンと勉強してるよ。スペシャリストじゃないけど、ジェネラリストとしてやることは出来る」 という声も。
日本人はスペシャリストには 専門バカ とか 視野が狭い などの厳しい見方をするのに、ジェネラリストには、なんとなく見方が甘い傾向にあります。
本来ジェネラリストと言うのは 幅広い見識と深い知識・豊かな経験を有する人を差すのであって、専門分野がないからジェネラリストではありません。
「大臣の皆さん。優秀なジェネラリストであってくださいよ。 政治主導というのは、スペシャリストの官僚の人達を上手く使うことですからね・・・」
そもそも民主主義と言うのは 我慢のシステム、保険をかけたシステム のような気がします。 イギリス議会やフランス革命、アメリカ独立などのいわゆる民主主義の歴史は、特定の独占的権力の排除を目的として生まれましたからね。 効率だけなら民主主義システムは即効性はないでしょうね。
そのシステムの欠点を補うために、大臣の半数まで民間人であってもいいのですが、大臣病の政治家が多いので、殆ど国会議員を大臣にしているケースが多いですね。 昔の 土光臨調 のような方法もありますし、行革などはマスコミ向けの村田 蓮舫さんのような素人政治家より、しっかりした企業人の方がいいですね。 私はそう思います。
「そんな風にいうと、実も蓋もないやないか! そもそも政治と言うのは民意が一番で、そんな簡単に効率や効果の視点ばかりじゃない!」
そうでした、我々庶民の意見を政治に反映させるには、国会議員の方がたや大臣に頑張ってもらう必要があるのでしたね。 直接官僚に文句を言っても、なかなか効果がないでしょうからね。
あんまり国会議員の悪口ばかり言っても、前に進みませんね。
選ぶ方としては、少なくとも優秀なジェネラリストを国会へ送り出したいですね。