市民政治家 菅直人  8.2

 今日は梅雨のような天気です。久しぶりに時事放談を。
 テーマは菅直人さん。

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「トッポイ政治家がいるな~。さすが東京やな~」
 30年前ごろ東京の府中だったか国分寺だったか忘れましたが、街頭にスマートな若者がマイクを持って演説をしていました。 “ 菅直人さん ” でした。

 政治家と云うのは、市会議員や県会議員もしくは労働組合などの委員長をやった後に国会議員になった、オジサンやオバサンが多い中、若造のサラリーマン風な彼の姿は新鮮でしたね。

 菅さんは、東工大卒業後、市川房江さんという市民活動派のお婆さんの選挙を手伝って、その後に自分も国会議員に当選したようです。この期間の活動が彼の原点ですね。

 今や彼は総理大臣ですが、菅直人 というと、私は30年前の街頭に立っていた トッポイ政治家 の姿を思い浮かべてしまいます。

 話は現代に戻りますが、先日、菅首相は原子力保安院のやらせメールに関して、以下のように発言されました。
 「原子力保安院のやらせメール問題は、昔の厚生省のエイズ問題と同じだ!」
 
「やっぱり菅さんは昔の感覚で政治をやってんだな~、まだ市民政治家気取りだな」
 そう思いましたね、私は。

 市民派の政治活動には共感できる部分が多く、決して嫌いではありません。しかし、市民派の政治活動は、基本的には現状打破の体制批判をベースにすることになります。

 菅さんのこれまでの政治活動は、まさに 体制批判 で得点をあげてきました。民主党そのものにも、同じような傾向があり、それが選挙民に支持されました。

 さてさて、民主党は政権をとり、菅さんは総理大臣になりました。いわば、批判される側になってしまったわけです。

 「そんな理想論は誰でも判ってるわ。問題はどうするかだろう? お金はないし、理想をいっても、そうすると逆に困る問題が山ほど出てくる。どうするつもりだ!」
 東日本大震災、原発・エネルギー問題、社会保障、財政再建・・・・・

民主党は政治主導を掲げたのですが、何をやってもそれぞれ政治家が勝手に行動して調整が出来ず、まさに政治主導の混乱状態が続いています。
 「これまでは体制批判できたんだから、政権を運営する能力がないのはしょうがないわ」

 戦後の日本の政治は、吉田茂以降、池田さん、佐藤さんと、官僚あがりの政治家が続き、まさにガッチリと体制を作ってきました。庶民派の田中さんはその官僚体制に風穴を開けたのですが、彼は官僚体制を利用したスタイルでしたね。

市民の声を政治に届くようにしたいという視点から見ると、今回の民主党政権の責務は重い。小沢問題や最近の菅首相退陣問題なんて右往左往している次元より、“ 市民の声で政治が出来るかどうか” という、日本の憲政史上重要な課題があると思うのですがね・・・・。

“ 市民政治家 菅直人さん ” 
まだまだ “ トッポイ ” ところがあるのは、いいじゃないでしょうか。
市民の声で政治運営を出来るよう、日本ではチャレンジが始まったばかりです。
Commented by small-talk at 2011-08-03 06:58
菅さんの肩を持つわけではありませんが、未曾有の大震災、原発事故と誰が総理大臣でも難しい局面ですからね。
もちろん、もう少し上手く処理してもらいたいとは思いますが。
脱原発政策など市民活動家らしい一面は、案外後世では評価されるかもしれません。
Commented by takeshi_kanazaw at 2011-08-03 10:46
私もそう思いますよ、small-talkさん。
後世で評価されるのに、現在の政治家やマスコミは評価しない?
日本政治全体に大局感がないのでしょうかね・・・。
by takeshi_kanazaw | 2011-08-02 17:22 | 時事放談 | Comments(2)

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