種籾まで食べちゃうの?   4.22

 今回は少し硬いお話。 何時もの通り勝手に言いたい放題ですが。

 小麦や米などの穀物栽培は人間に豊かさをもたらしてきました。

 一粒の種籾で幾らの収穫が得られるか、これを「収穫倍率」というのだそうですが、古代の小麦ではなんと 3倍だったらしい。すなわち、収穫の三分の一は来年の種籾として残しておかないと、次の年は飢え死にする羽目になる。

 古代の日本の場合は主食は米ですが、奈良時代の 収穫倍率は意外と高く7倍ぐらいあったという話があります。 しかし、この種籾を残すという行為は、国の政治の中心課題で、税を高くして農民が種籾まで食べざるを得なくなると、次年度は飢饉が襲うことになります。

 古今東西、次の年の 種籾 を、農民自身が確保しておくか、いざという場合は政府が確保しておくか、いずれかの手段で準備しておくことは、国を維持する基本的条件ですね。

 さてさて、今回の東日本大震災の復興財源をどうするか が問題となっています。

 この財源問題は今回の大震災が起きる以前から抱えていた日本の課題ですね。急にどうしてもお金が必要になったが、借金が多くて対応できない家庭と同じです。 これまでの政治姿勢が間違っていたからで、そのつけが大震災復興に影響を与えています。

 すでに日本の国債発行額は900兆円を突破。県債や市債などを合わせると、多分国民一人当たりの負担額は1千万円近くになります。そして、その額はほぼ我々の貯蓄額に匹敵する額です。気が付いていましたか?

 国債発行が増えたのは、高度成長が終わって安定成長期に入った1985年以降です。
 「景気対策が必要だ。なんとか国が力を入れて・・・」
 「社会保障の充実は何より優先して行うべきだ」

 国債が急激に増加したのは、要するに収入は伸びないのに、高度成長時代に描いた豊かな生活を求め続けた結果ですね。 種籾を食べ続けた と言えるのではないでしょうか。本来政府というより政治家が、国民の要望を抑えても種籾を確保すべきだったかもしれません。

 加えて民主党政権は、国民向けのバラマキ政策で選挙に勝ちましたから、これは種籾でお酒を作って宴会をやっているようなものでしょうね。

 今年の6月から高速道路の休日千円を止めるそうですが、そんなことは 当たり前 でしょうね。
 票欲しさに 種籾 を酒にして宴会をするのは止めましょう。

 難しいエコノミストやらの話や、国民目線でという政治家の耳触りのいい話。この20年の結果は、900兆円の国債が残ったことで証明されていませんか?

 我々は国の財政にあまりのも無頓着すぎました。
 政府が支援するというのは、結局我々の預金を国債という名のもとに使って行くだけです。
 政治家やエコノミストの言うことは信用できません。

 そうなって欲しくないですが、公務員の大量首切り、社会保障のダウン、そして不景気が続くという事態も覚悟しないといけないかも。

 東日本大震災の復興財源を 政治家に任さないで確保する方法はないですかね・・・。
Commented by mikaty at 2011-04-25 00:10 x
復興財源、何兆円かかるかわかりませんが、他国や世銀やIMFに借金せずに乗り越るとしたら、やっぱり国債ってことでしょうか?
もう900兆円にもなるなら、あと2兆や5兆はささやかな数字にも見えますが^^;
Commented by takeshi_kanazaw at 2011-04-25 09:30
mikatyさん。当面は国債で対応でしょうね。
本格的な復興財源については、私は期間限定の復興財源使用限定の目的税がいいと思います。消費税でいいのではないでしょうか。少々の不景気も覚悟して、財政再建を目指さないと、泥沼から脱出出来ない。
by takeshi_kanazaw | 2011-04-22 17:59 | 時事放談 | Comments(2)

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