早朝にホテルを出たのですが、もう熱帯の太陽が高くなってきました。
プランバナンは石を積み上げた建造物なので、どうも地震には弱いようです。 ジョグジャカルタの象徴的な活火山 ムラビ山 の影響で、補修が追い付かず、3カ月前の火山灰を水で洗う作業が続いています。まだ全ての建物に入ることは出来ません。
プランバナンの特徴は、私の見たところ ストーパ と思しき円筒形の飾りが無数にあるのと、素晴らしい レリーフ ですね。
この ストーパ のような飾りものは、昔南タイやバンコク近郊の仏教寺院で見たような記憶がありますが、ヒンズー教の遺跡では特殊? なような気がします。(あくまでも私の狭い意見)
もう一つの特徴だと感じた レリーフ。
似たような模様に見えますが、一つ一つが微妙に異なっている。
何かの話を物語っているように思いますが、よく判りません。
柔らかい体の線が上手く表現された、良い芸術品 ではないかと思うのですが。
ボロブドールやこのプランバナンのレリーフ。それにアンコールワットのレリーフ、ベトナムのチャンパ遺跡のレリーフ。 どれもいいですね・・・。
中国の西域や北部には石像が一杯ありますが、私は東南アジアの レリーフ の方が好きですね。豊かさがあるというか、柔らかさがあると言うか・・・。一度皆さんも現物を見比べてください。
一番大きな塔の中だったでしょうか、ヒンズーの神の像? がありました。
多分かなり有名な像だと思うのですが・・・・
前日訪れた仏教遺跡の ボロブドール。 そしてヒンズー遺跡の プランバナン。
800年から900年頃に作られたものですが、その大きさといい、中身の精緻さといい、当時の東アジアでは 最高峰 と言えるレベルではないでしょうか。
中国は唐の時代の後期、日本では奈良から平安の頃、タイやカンボジアではクメールがまだアンコールワットを作っていない。 当時はこのジャワの地の方が元気があったのかも知れませんね。とにかく、遺跡から当時のパワーを感じられますね。
遺跡の庭に、私が好きな白い花(タイでよく見つけた花)が咲いていました。
バスは次の目的地の ソロ地区 へ向かいます。