木曽の馬篭(まごめ)で生まれた 文豪島崎藤村の夜明け前 で書かれているとおり、馬篭から妻籠(つまご)辺りは、殆ど木曽の山の中を貫く道で構成されています。
「紅葉の頃の木曽路を歩いてみるか・・・・」
私としては珍しく? JRのさわやかウオーキングで木曽路の山道を歩くことに。
東海地方の方は木曽路をよくご存じでしょうが、他の地域の方はぼんやりとしたイメージだろうと思います。 木曽路は中山道の一部で、京都からの方向でいうと、馬篭から贄川宿までの区間で、昔の宿場数でいうと、11宿なんだそうです。
ちなみに馬篭までは美濃路、贄川から東は信州路になり、木曽路はちょうど木曽川沿いに岐阜県と長野県にまたがります。
今回のウオーキングはJRの南木曽(なぎそ)駅を出発し、妻籠宿を経由して山道を馬篭宿まで13キロを歩くコースです。 割合ポピュラーなコースなんですが・・・・。
歩き始めは元気。
「なんで皆さん集まっているの?」 南木曽近くの小さな部落の鎮守様。
「今日は秋まつりでね・・・。七五三のお祝いも兼ねてね・・・」
そういえば裃を付けたオジサンや、着物で着飾った子供がいますね。
村の鎮守様の秋まつりですか・・・・。太鼓や笛の~ドンドンヒャララ~はなかったけど。
鎮守様の境内のモミジが真っ赤。 秋ですね・・・・。
何時も感心するのですが、田舎の道端にはいろんな花が植えられています。
部落を出たところに咲いていた、さざんか? ですよね。
部落外れの小道にあったモミジ。田舎の紅葉シーンらしい。
妻籠への小さな山越えの道に差し掛かりました。
「あーしんど。まだ一キロちょっとしか歩いてないのに、息切れがするわ」 と独り言。
木曽の山は杉やヒノキの林が多く、木曽路はそんな林の中を歩いて行きます。
緑の中に見え隠れする紅葉した木々がいいですね・・・。
「それにしても、みんな歩くのが早いな~」 ドンドンと追い越されます。
最近は健康保持で歩く人が多いんですね・・・。みんな健脚ですね・・・・。
私は紅葉が綺麗だと立ち止まってパチリ。道端に花があるとまたパチリ。
そんなに急いでなんになる? マイペースですが、それでもしんどい!