新潟以降はズーと小雨交じりの天気でしたから、木漏れ日が凄く印象的。
羽黒山は修験者の道場として有名ですが、山の中はこのような大きな杉の木に覆われています。
「確かに修験者が俗世間を離れて修行するにはいい場所かも・・・」
修験者というのは面白い存在ですね。
奈良時代・平安初期まで、僧侶というのは政府公認の奈良の大寺で 戒 を受けなければ、正式の僧侶と認められなかったらしい。それ以外の僧は自分が勝手に僧侶の姿をして修行しているに過ぎない修行僧。
正式な僧になるには大変で、年間僧になれる人数は100名未満という狭い門。古代の日本の仏教というのは、宗教というより護国団体だったのかも。
ですから奈良の大寺に属さない修行僧達が反発。山に入って修行したり、庶民の中に入り込んで国家指定のエリート僧より庶民の尊敬と人気が出てきたらしい。
チョット話が寄り道でした。
帰りの石畳に木漏れ日が光っていました。
深い木々の中に陽の光が差すのは、なんとなく 癒やし 感覚ですね。
紅葉はまだまだですが、むしろ赤い色がない方が落ち着きますね。
足元を見ると柔らかそうな 苔 が光っていました。
ホントに ほんわり と柔らかそうな 苔 でしたね。
さー、そろそろ次の目的地の秋田県へ行かねばなりません。
早めに出かければ、象潟 に寄れそうです。