宗派は中国から入って来た北伝仏教。 東南アジアでは、タイやラオス・ミャンマーが熱心な南伝仏教の国なのに、ベトナムはそんな流れとまったく異なる。北からの中国の影響が大きかったベトナムの歴史を物語っている。
フエの観光は、まずは郊外のお寺さんから。
「これはお寺なんだろうな・・・・。門に霊婆寺とあるからな・・・」
「どう見てもお寺さんらしくないね・・・」
そういえば、ベトナムに来てこれまでお坊さんに出くわしたことがない。タイやミャンマーでよく見るお坊さんの托鉢なんて、まったく見ていない。
「ベトナムってホントに仏教国? 信じられな~い」
そもそも中国でも、道教のお寺は一杯あるが、仏教のお寺は本当に数が限られる。
訪れたお寺の雰囲気は、全く中国の廟みたいな感じである。
どうも日本とは随分雰囲気が違うし、タイのお寺とは全くことなる。
私の勝手な想像ですが、ベトナム人も中国人と同様に、現実主義者で宗教心に篤い国民とは思えないのですが。
まーホントのところはその地で住んでみないと判らないですがね・・・。
お寺の小さな池のハスの花が綺麗だった。ハスの花はベトナムの国花らしい。
「そろそろ熱くなってきたな・・・」
この数日の台風の影響で曇りがちだった天候が、本来の暑い姿に戻って来たみたいです。