まー、中東なんていう表現は、西洋人が勝手につけた変な表現(日本が極東と言われるのと同じ)ですが、代わるいい言葉がないので・・・。
そうですね・・・。もめているイラク、パレスチナとイスラエル、石油成金のサウジアラビア
歴史に興味のある方はチグリス・ユーフラテス川の古代文明・・・・
しかし、しかし、浅学な私は、旅に行くまでシリアやヨルダンの場所や大きさがおぼろげ。
旅の話は地図がないとどうもピンときませんね・・・。
下の地図は旅行社から貰ったパンフレットの地図をカメラで撮ったもので、少々判りにくいですが、緑の部分が今回の主な訪問地です。
シリアの面積は日本の約半分。人口は2千万ぐらいで一人当たりのGNPは約1千ドル。
東側の殆どが砂漠ですから、意外と小さな国なんですね・・・・。
首都はダマスカス。少し社会主義的感性が残る国ですね。
ヨルダンはシリアの半分ぐらい。人口も1千万弱。一人当たりのGNPは5千ドル弱。
中東では石油もないのに割合裕福。柔軟な外交姿勢が経済発展の要因か?
首都はアンマン。高原の綺麗な町で、多くのパレスチナ人も住む。
現在、ヨルダンではヨルダン人よりパレスチナ人の方が多いらしい。
この地域は、東側はサウジアラビアから延びる砂漠が圧倒的なパワー。
地中海に近いレバノン山脈付近の50~100キロぐらいのゾーンと、地下水が出るオアシス、そしてチグリスなどの大きな川の流域しか緑はない。そこにしか人間も動物も住めない。
よく知られた有名な話として、旧約聖書でモーゼの出エジプトだったか、ユダヤ人に神から与えられた約束の地、「乳と蜜のあふれるカナンの地」というのが出てきます。
これは死海の西(現在のイスラエルとパレスチナ紛争地)らしいのですが、その場所が確保出来ないと、砂漠の中では死ぬしかなかったのでしょうね・・・。
この中東の地は、そんな自然環境に支配されている場所なんですね・・・。
現地を旅していると自ずと判ってきますね・・・。
大まかな地形の話はこれくらいにして、次回以降は旅の話へ・・・
ちょっと「たこ焼き」が食べたくなりましたので、中断します。
アラブの食べ物は、まずくはなかったのですが・・・・。