「もう雪の写真が十分撮れたから俺は満足。後は美味いコーヒーでも飲みたいな・・」
でもそんな店は見当たりません・・・。
フラフラと雪混じりの道を諏訪湖へ向かって降りて行きました。
「こんなところに湖があったっけ?」 諏訪湖にしては小さすぎ。蓼科湖でした。
「カモかな? でもいかにも寒そうだな・・・」
なにか季節外れの観光地に来た気分ですね。
もう長い間閉めたままのお店に長いつららが下がっていました。
こういう情景に出くわすと、すぐにピントを外して”光の雫”に挑戦。
「早く諏訪湖のホテルに行って、夕日が撮りたいわ」
「また、夕日かね。えらくこだわってるね。でも晴れているかどうか・・・」
道すがらの天気は小雪交じりでしたが、雲間から太陽の光が差してきました。
「夕日の撮影は運だよ、運。雲が掛かればそれまでだから・・・」
とにかく妻殿は諏訪湖に急ぎたいようです。