「名古屋城に蝋梅が咲いているって」
「もうそんな時期か・・・」 ということで、ノコノコと二人揃って名古屋城へ。
あいにくの小雨交じりの曇り空で、あんまり画像がスッキリしませんが・・・。
蝋梅は梅の仲間ではなくまったく別物なのですが、咲く時期がちょうど2月で、一見黄色い梅に見えるので、蝋梅という名前になったかも。
そもそもは中国語が蝋梅だったために、日本でも同じく蝋梅ということになったようですが。
蝋梅の花は名前の通り、花弁は蝋が塗ってあるような感じです。
しかし、少し遠目には梅の感じがしないでもない。
名古屋城内に特別に蝋梅の木が、かたまって植えられているわけではありません。
名古屋城の二の丸公園跡付近(東海地方の方しか判らない?)にパラパラと見つけることが出来ます。
「二の丸は懐かしい。ここは俺の住まいだったところなんだ」
別に私は徳川家の子孫でも、尾張藩の流れを汲むものではありません。
45年ほど前には、名古屋城内の二の丸庭園跡に旧陸軍の兵舎跡が残っていて、そこが学生会館として利用されていました。貧乏学生の私はそこにもぐりこんだということ。
一か月6百円で、風呂もなければ暖房も冷房もなし。木造の兵舎そのものですから、天井が高くて薄暗かったですね・・・・。 懐かしいね・・今は芝生になっています。
そうそう蝋梅の話でした。
「どうして蝋梅の花は全部下を向いているの?」
花を撮る時はどうしてもめしべを中心にして撮ることが多いので、必死になって地面に座り込んで上向きにカメラを構えるのですが、どうも上手くいきません。
「ちょうど下に落ちている花があるじゃん。これを上向きにすればいいわ」
「うんうん・・・・」
無理やり撮った、めしべを中心とした蝋梅の花の絵でした。
天気がいいと、蝋のような花弁が、陽光に透けて見えるかも知れませんね。