「梅花藻(ばいかも)でも写しに行こうか」と妻殿。
「なんだい、その梅花藻ってやつは」 と私。
梅花藻(ばいかも)なんて聞いたこともないですね。
清流に育つ藻が、この時期に梅の花に似た花を水中に咲かせるそうです。
連休中の高速の混雑を気にしながら出かけた先は、滋賀県米原市醒ヶ井。
旧中山道の小さな町で、町の中を小さな清流が流れていました。
小川の中にある緑の藻に何やら白い花が見えますが、それが梅花藻の花。
「こんな小さな花(5ミリ程度かな)なんだ」
眼には鮮やかに見えますが、これが意外と写真映りが悪い。
「水の流れが写っちゃうんだな・・・」
「どうもピンとが合わないわ・・・」 と妻殿。
「どう写っているか判んないな・・・・」と私。
そう言えば、水の中のものを写真に撮るのはあまり記憶にない。
「太陽の光は反射するし、藻が水の流れで動いてるし・・・」
「真上から撮れば光が反射しないぞ」
しかし、あんまり感じが出ないですね・・・・・。
「こりゃ難しいや!」
あんまり写真を撮ることにこだわると、風景も台無しですね。
付近はまさに生活の場みたいな場で、小川の両側は民家が迫っていました。
ただ、この付近の住民は花にこだわりがあるんでしょうか、桔梗や紫陽花が綺麗でした。
流れる水がきれいだからこそですよね。町の人たちが長年守ってきた愛情を感じます。
昔習った「ふるさと」の”水は清きふるさと”っていう歌詞で私が想像するのは、まさに冒頭の写真のような光景です。現実にあるんですね♪