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 もう2か月以上前になりますが、中国雲南省を旅しました。
 元陽の棚田と羅平の菜の花を見に行くツアーでした。

 その時に撮った、元陽の朝日に輝く棚田の写真 を覚えておられますか?
 中国・雲南の棚田を描いた  お絵描き26作目  5.10_d0140806_10473559.jpg
 (再掲)
 「何とか絵に描いてみようかな・・・・」  このブログの雲南の旅でも云ったのですが・・・。

 しかし、雲南の旅で報告したように、元陽の棚田は千枚田じゃなくて数十万枚田ですから、棚田を一枚一枚描くのは大変な作業になる。
 「シンドイから止めようか・・・。 でもやってみようか。 恐らく歳を取ると描くことが出来なくなるだろうから、エネルギーの残っているうちにやろうか・・・・」

 小さな画用紙では棚田が描き切れないので、水彩画では常識外れの大きな紙に。
 横1050ミリ、縦800ミリの画用紙を、ハサミで切って作りました。 恐らく50号ぐらいの大きさ。水彩画というのは4号~10号ぐらいが一般的ですから。

 まずは棚田を一枚一枚描きこんでいく。
 中国・雲南の棚田を描いた  お絵描き26作目  5.10_d0140806_1059240.jpg
 この作業が実に大変。気が向いた時に、鉛筆を持ってちょこちょことやるので、いつまでたっても終わらない。 しかし、棚田を描くのですから、棚田の数を手抜きすると面白くない。

 まー、いろいろ苦労しましたが、朝日に当たっている棚田は、それぞれ光り具合とか、色合いが違う。 これを描き分けるのが意外と大変な作業。 それと、棚田や周辺に樹があったり、草があったり・・・・。

 描き手の苦労話なんて、あまり言わないものなんでしょうね・・・・。
 
 5月になってやっと完成しました。
 中国・雲南の棚田を描いた  お絵描き26作目  5.10_d0140806_117080.jpg
 棚田が奥と横に広がっている感じと、それぞれの棚田が光っている様がこの絵のポイントなのですが、どうでしょうか。

 写真ではイマイチ判らないですが、とにかく大きな絵です。

 「せっかく描いたから額に入れておこうかな・・・。 2万円以上かかるけど・・・」
 「こんな大きな絵を額に入れて、もし額が落っこちてくるとケガをするじゃない」 と妻殿。

 妻殿は反対のようですが、自分の長時間の努力にご褒美のつもりで額に入れたいな・・・。
# by takeshi_kanazaw | 2014-05-10 11:20 | お絵描き | Comments(4)
 雑木林の相生山にも、この時期には一斉に花が咲き始めます。

 雑木林ですから、ガーデンのように綺麗な花が並んでいるわけではありません。
 草むらの中にポツンと咲いていたり、地面に這うように咲いていたり・・・・。

 まるでリンゴの花のような白い花が、ぽつりと咲いていました。
 一寸の草にも 五分の花    5.9_d0140806_10525554.jpg
 これはリンゴ属のズミ(酸実)といって、酸っぱい小さな実がなるらしい。(珍しく横に汚れた説明看板が)

 その横には多分シャクナゲ。
 一寸の草にも 五分の花    5.9_d0140806_1055452.jpg
 雑木林の中では、庭で見るような立派な花ではなく、実に貧弱な感じですが。 野生のものは本来こんな感じではないのでしょうかね。

 雑木林ではこうした花は珍しく目立つ大きな花ですね。
 殆どの花は草も小さく、花も小さい。 いわゆる雑草たちです。

 雑草の主役?は タンポポ(多分)
 一寸の草にも 五分の花    5.9_d0140806_111070.jpg
 これだって雑木林では大きな花に属する、目立つ花と言えますね。

 地面にあるのは、もっともっと小さい草たち。
 一寸の草にも 五分の花    5.9_d0140806_1134224.jpg
 殆どの方はカメラを向けたりしないでしょうね。 

 花達があまり小さいので、地面に座り込んで、よくよく見ると。
 「小さな草たちだって、ちゃんと綺麗な花を咲かせているジャン。」 一寸の虫にも五分の魂 という言葉を思い出しましたね。

 ホントに地面に座り込んで、マクロレンズで五分の花(実際に花の大きさは数ミリ程度でまことに小さい)を追っかけてみました。但し、名前は判らない・・・・。

 マメ科の植物のような感じですが・・・
 一寸の草にも 五分の花    5.9_d0140806_1191594.jpg


 これはなんだか ゴマ のような・・・
 一寸の草にも 五分の花    5.9_d0140806_1110675.jpg


 変わった形の花も。
 一寸の草にも 五分の花    5.9_d0140806_11105391.jpg


 この葉っぱはどこかで見たような・・・
 一寸の草にも 五分の花    5.9_d0140806_11113497.jpg


 一寸の草にも五分の花  ですね・・・。 それぞれ立派な花を咲かせています。

 「フー・・・。 疲れたな・・・・」  小さな花を撮るのは疲れます・・・・。
 見上げると、上は新緑の葉っぱで一杯でした。
 一寸の草にも 五分の花    5.9_d0140806_11145875.jpg
 よく見ると小さな実なのか、花の蕾なのか、黒い丸いものが一杯。

 雑木林では、もう植物の春から初夏への営みが始っていますね。
# by takeshi_kanazaw | 2014-05-09 11:16 | 相生山の四季 | Comments(4)
 雑木林の相生山、その中の梅林の梅の実が大きくなっています。

 早春に綺麗な花を咲かせていた梅、もう実が大きくなっているのに感動?
 梅の実が大きくなって・・・  5.8_d0140806_1122144.jpg
 「3月に花が咲いて、4月に実がついて、もうすぐ梅雨の頃に収穫か・・・」
 いやいや、自然の営みというのは、結構スピード感があるものですね。

 私は植物学は全く判りませんが、生物というのは自己保存(死なない)と、種の保存(子孫を残す)が絶対の条件ですよね。 花が咲いたり、実がなるというのは、種の保存の一連の行為。

 「そうだな・・・。 植物は人間に見てもらう為に花を咲かせているわけでもないし、人間に食べてもらう為に実を付けているわけでもないよな・・・・」

 考えれば我々人間は実に身勝手な生き物で、綺麗な花が咲くと喜び、美味しい果物に舌鼓を打つ。 植物の活動に寄与しているかどうかはあまり考えませんよね。 まー、植物に水をやったり、実がなるように肥料を与えたりしていますが・・・・。

 そうそう、梅の後に花を咲かせた桜、小さなサクランボが顔を見せていました。
 梅の実が大きくなって・・・  5.8_d0140806_1116578.jpg
 このサクランボは多分人間は食べませんね。 鳥さんがついばんで、種を運んでくれるでしょ。 そうでした、実を食べてもらって、種を移動してもらうのでしたね。

 その横にはみかん畑。何やら白い蕾。 みかんの花ですかね。
 梅の実が大きくなって・・・  5.8_d0140806_11192988.jpg


 雑木林の中では、植物たちが子孫を残すために、日夜努力をしていますね?
 これは松の花? いや、松の実?
 梅の実が大きくなって・・・  5.8_d0140806_11214298.jpg


 自己努力だけで子孫を増やすのが竹。 地下茎から新しい子孫を生み出す。
 梅の実が大きくなって・・・  5.8_d0140806_11261641.jpg
 緑が綺麗ですね・・・。人間に掘り起こされず、食されず、何とか地上に顔を出したのですね。 もうこれだけ大きくなれば、タケノコとして食べられることもないでしょうね。

 雑木林を観察していると、不思議と自然界に思考が移ってしまって、人間の視点が後退していくような気分になるものですね。

 そういいながら、イネの実を食し、お茶の若葉を摘んだ飲み物を飲んでいるのですが・・・。
# by takeshi_kanazaw | 2014-05-08 11:31 | 相生山の四季 | Comments(4)

 春陽穏風   5.7

 大型連休が終わりましたね。

 なんとなく気ぜわしい時間が過ぎて行きました。 そんな中、一か月に一度は歩いている相生山の雑木林にプラリ。 春の陽光が温かで、頬に当たる風も気持ちいい。 そこで 「春陽穏風」 なる変な熟語を作ってみましたが・・・。

 相生山の雑木林、一か月見ないうちにドンドンと変化していました。
 一番の変化は、雑木林にある竹林。 筍が土から顔を出し、もう数メートルの高さに成長しているのもチラホラ。
 春陽穏風   5.7_d0140806_10343954.jpg

 「考えれば故郷からタケノコが送られてきてから時間が経ったな・・・」
 竹は一日で数十センチ成長するという。 人間が連休で忙しく動いている間も、竹は黙々と成長を続けていたわけですね。 自然というのは凄いもの?ですね・・・・。

 雑木林の草むらに小さな花が一杯目につくようになりました。
 その代表格は タンポポ (多分) ですね。
 春陽穏風   5.7_d0140806_1041134.jpg
 春の日差しにかすかに光って、風に揺れている雰囲気が良かったですね・・・。

 今回は雑木林の姿のイメージをモノクロで載せてみました。
 細かく見ると、一か月のうちに、梅の実が大きくなったり、雑草の小さな花が一杯見られたり。次回以降はそんな様子を載せることにします。




 
 
# by takeshi_kanazaw | 2014-05-07 10:48 | 相生山の四季 | Comments(2)
 亀崎の「潮干祭」  祭りの最大の見せ場、潮浜への曳き下ろし。

 この場面を撮るには、浜の堤防へ行かないと撮れないのですが、そこにはすでにカメラを構えた人が鈴なりでした。 その人達の隙間からレンズを向けて・・・・。

 一台目の山車が浜にやってきました。
 根性を入れて!  5.6_d0140806_10454141.jpg
 一台の山車には総勢100人ぐらいの人が。 いろいろ役割分担があるようですが、この曳き下ろしの時は危ないので、観客は近くには行けません。

 それにしても数トンはある山車。 砂浜を曳くというのは簡単じゃない。 単に引っ張るというより、少し持ち上げる感じでないと、車輪が砂に埋まってしまう。

 山車の近くのエンジン役の若者達の頑張りが重要ですね。
 「がんばれ、根性を出せ!」 
 根性を入れて!  5.6_d0140806_10525455.jpg
 波打ちぎわまで来た頃には、相当疲れていますね。 見ているだけでもシンドそうです。

 次の山車がやってきました。 撮影場所の防波堤は身動きで出来ないので、同じようなアングルになります。 この山車の組、最初から勢いをつけて突破するつもりのようです。
 根性を入れて!  5.6_d0140806_1057134.jpg
 でも結局砂の中に突入したら、途中で止まってしまいました。

 この山車も最初の山車よりは頑張りましたが、波打ちぎわに着く頃はノロノロ。
 根性を入れて!  5.6_d0140806_10593520.jpg
 エンジン役の若者達は山車にしがみつくように苦戦していました。

 5台の山車が順に浜に曳き下ろされるのですが、どの組も悪戦苦闘。
 最後の組。 どうもこの組は最初から勢いがないみたい。
 根性を入れて!  5.6_d0140806_1131372.jpg
 整然としすぎているというか、砂浜に入ったらすぐ動かなくなってしまって・・・。

 かなりの時間をかけて波打ちぎわまで。 もうエンジン役の若者はクタクタ。
 根性を入れて!  5.6_d0140806_116766.jpg
 ちょっと腰砕け状態になってしまっています。
 「どうした、もっと根性を入れて担がんかい!」
 背中をバチバチと叩かれるし、周囲から喚かれるし・・・・。
 全員が一気にワーとまとまらないと、山車は動かないものですね。

 祭りというのはこうした体力勝負、根性勝負といった面がありますね。それに組のチームワークがないと上手くいかない。 それが祭りの醍醐味でもあるのですが・・・。

 何とか5台の山車が揃いました。 山車が揃うと観客もバラバラと山車の近くに。
 根性を入れて!  5.6_d0140806_11134123.jpg
 その時間は山車を引っ張った人達は、もう疲れ切って休憩です。 本当に お疲れさん という感じです。

 「今年も何とか山車が揃ったな・・・・」 老人二人が腕組をして。
 根性を入れて!  5.6_d0140806_111656100.jpg


 全国で多くの祭りが華やかに行われていますが、何処でも山車を曳く若者不足が悩みの種のようです。そんな風潮の中、この亀崎の潮干祭は地元の熱意で立派に続いています。

 小学生の子供に聞くと、
 「僕は山車の上で太鼓を叩くより、山車を引っ張る方が好きや。」 と目を輝かしていました。
 10年後は、この子が一番しんどい山車のエンジン役をやってくれるでしょう。
# by takeshi_kanazaw | 2014-05-06 11:23 | ウオーキング | Comments(4)

海外や国内の適当に撮った写真の記録


by takeshi_kanazaw