昨日は大学時代の同窓会へ出席。
私は同窓会なるものは殆ど出席した記憶がない。
「今回は絶対出席しろ!」 という、幹事役のキツイお達しがあって・・・。
もう卒業してからほぼ50年が経過している。
卒業生43人中、17名の出席。
「みんな白髪のオジイサンになったな~・・・」
自分のことは棚に上げて、全員がホントにオジイサンになっていた。
「うーん、人間は時が過ぎると、必ず歳を取るものなんだな~・・・」
馬鹿みたいな話なのだが、皆の顔を見ながらそんなことを強く感じてしまった。
「おい、K。 お前は確か一度しか出席していないぞ!」
「あれ? 俺、一回は出席してたか。 アルツハイマーが進んだかな・・・」
しかし、不思議と同級生の顔と名前が出てくる。若い時の記憶というものは凄いもので、話していると、昔のことがドンドンと思い出される。
卒業後、それぞれ山あり谷ありだったようで、まさに小説の世界のようでもある。
しかし、古稀にもなると、そんなことはどうでもいい。 健康で生きていることでよし、という雰囲気になってくるのが不思議である。
そうでした、私は腰が痛くて少々しんどかった。
有難いことに会場は蒲郡の三谷温泉。 皆が昔話で盛り上がっている間も、何度も温泉に浸かっていました。
「何だかんだと言っても、生きてることが一番だな・・・」
43人の同級生の中には5人は死んでいる。 近況では病気中の人も。
友遠方より来る。
同級生にはタイからの留学生がいたのだが、初めて同窓会に出席してくれた。
バンコクから早朝名古屋に着いたらしいのだが、彼も高齢なので息子が同行していた。
「有難うな、C。 本当に遠方よりはるばる来てくれて」
「私は今でも同級生の皆さんに感謝してるよ。同窓会にどうしても来たかった」
不思議なことに、彼はまだチャンと日本語が話せるのだ。
卒業後は仕事でも家庭でも、日本語を話す機会は殆どないらしいのに。
「Cさんよ。どうして日本語を忘れないんだ」
「ボクもよく判りません。 どうしてかな・・・」
彼の出席で盛り上がり、次回の同窓会はタイのバンコクでやろうの声も。
「バンコクでの同窓会もいいじゃないか。 俺は出席してもイイよ」
さてさて、どうなりますか・・・。