バンコクの西数十キロにある丘から毎日こうもりが百万匹飛び出すというのですが、どうもイメージが沸きませんでした。とにかくどんなものか見てやろうと出かけました。
 こうもりが飛び出すという場所はお寺の横の小さな洞窟で、横幅は10メーターぐらい、高さが2~3メーター程度の小さなものです。“こんな所から百万匹も出て来られるはずがない”と半信半疑でこうもりの登場を待ちました。
 確か夕方近くだったと思いますが、突然ウンカのごとく小さな黒いものが洞窟から勢いよく飛び出し始めました。その黒い集団はまるで川が流れるように延々と続き、大空に大蛇がうねるように流れていきます。
“ウーン・・・・”
 あっけに取られて観続けていましたが、その黒い流れは途切れることなく延々と続き、結局1時間もその状態が続きました。
 洞窟近くまで山を上がって見ると、こうもりが飛び立っている状況は、洞窟の出口一杯に押しあうように飛び出していて、2~3秒に百匹以上は飛び出している感じでした。それが1時間続くと・・・・・。働かない頭で掛け算をし続けました。なるほど百万匹というのもあながち嘘ではない。
 この百万匹のこうもりは数十キロ離れたシャム湾まで飛んで食べ物を取り、明け方にまた帰ってくるそうです。

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 洞窟近くに行くと凄いアンモニア臭がして、鼻がゆがむぐらい臭い。百万匹のこうもりが狭い場所で一斉に排泄するのだから当然といえばそうですね。但しこの排泄物はリンを多く含み、火薬の材料として重要な輸出産物だと言うのですが・・・・。
# by takeshi_kanazaw | 2008-01-14 08:22 | タイ滞在記(総集編) | Comments(0)

私の好きな仏像

 引続きタイのお話です。
 タイが仏教国であることは、結婚するので坊主頭になったタイの青年の話でもよく判ったと思います。
 珍しく私がタイに滞在中にお寺参りを繰り返すことになりました。別に信心深くなったのではありません。たまたまタイでお世話になった旅行会社の社長さんが東洋美術に造詣が深くて、タイ各地のお寺を廻るツアーを企画するのに何時も付き合っていたに過ぎません。
 彼女(社長さんは元気なオバサン)はお寺に行くたびに詳しく説明してくれるのですが、私にはチンプンカンプン。仏像の指の位置がどうの、顔立ちがどうの、台座の作り方がどうの・・・延々と専門的な説明がされました。
 私は彼女に言いました。“貴女の説明は判らない。見て気に入った仏像があればいい。要はフィーリングだ”
 最初彼女はご立腹の様子でしたが、ツアーへの参加回数が多く(恐らく20回以上)上得意になったからでしょうが“そういう見方もあるわね”と妥協。
 そこで私はバンコク近郊は言うに及ばず、古都スコタイや南タイなど至る所で仏像と対面することになりました。繰返しますが私はフィーリング優先なので、その仏像の由来などまったく覚えていません。

(金ぴかの仏像はイマイチ)
 バンコクなどの大きなお寺の仏像は金ぴかで、どうもいただけなかったですね。現バンコク王朝は成立後200年程度の若い王朝ですから、古い仏像はないのでしょうが。
 多分これはエメラルド寺院の仏像。立派だけど・・・・
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 バンコク近郊の大きな寺院の仏像。タイ女性はたまたま写ってしまった。
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(洞窟の中の仏像は面白い)
 南タイの鍾乳洞の中の仏像。タイは石灰岩が豊富で、いきおい各地に鍾乳洞があります。陽光が降り注いで結構荘厳な感じになります。
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(私の好きな仏像)
 スコタイ近郊の原野に残された仏像。顔がいいと思いませんか?
 この時はたまたま日本の秋篠宮一家がスコタイに来ていて、ご一家がこの仏像を見学するので一時間以上待たされた。近くで見ると秋篠宮妃の紀子さんはなかなか綺麗な人だったですよ。
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# by takeshi_kanazaw | 2008-01-10 23:20 | タイ滞在記(総集編) | Comments(0)

結婚するから僧になる?

 しばらくタイのお話を続けます。
 タイ滞在中のある日、仕事仲間の若いタイ人が坊主頭で職場に現われました。
「結婚することになったの?」とベテランの日本人がすぐに問いかけました。坊主頭になった彼はニコニコしながら肯いて、問いかけた人としばらく談笑をしたあと去っていきました。
“なぜ坊主頭になると結婚すると判るのか???”
 私はさっぱり判りませんでした。問いかけたベテランの日本人スタッフに聞くと、タイでは結婚が決まると、婚前に短い時間だけれど僧籍に入るために頭を丸めるのだそうです。
“結婚が決まるとなぜ僧籍に入るの??”
 私の疑問は続きます。
 その回答は、タイでは一人前の男になるためには、一度お坊さんになる必要があるのだそうです。全ての人がそうするわけではないらしいのですが、割合ポピュラーな習慣らしい。日本では考えられないですね。
 数ヵ月後、坊主頭から元に戻った彼は美人の恋人と華やかな結婚式を挙げました。私も二人にチョッピリ結婚祝いをさせてもらいました。
 タイが敬虔な仏教徒国だということは判っているつもりでしたが、結婚するから坊主頭になって僧籍に入るとは・・・・・。
 しかし考えてみると、我々日本人も若い時に数ヶ月お寺にこもって座禅でも組む習慣があっても良いかなーと思いますね。入社後の特訓で座禅を組ませる会社もあるらしいですが、むしろタイのように自発的に僧籍に入る方が自然じゃないですかね・・・。タイの方が精神生活は豊かな気がしました。

チェンマイの早朝の托鉢
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# by takeshi_kanazaw | 2008-01-06 05:40 | タイ滞在記(総集編) | Comments(0)

バンコクの運河

 タイではバンコクを中心に一杯運河があります。観光で行くダムヌン・サドアックの水上マーケットは有名ですが、バンコク周辺の運河に面したお寺の縁日には小さな船が食べ物などを載せて集まり、日常的に水上マーケットが開催されています。また、船に乗って運河を行くと、各家には運河に面しての玄関があったり、小さな小船がまるで自転車を置くようにあるのが目に付きます。タイ人にとって運河は切っても切れない関係があるようです。
 話は少し飛びますが、タイの気候はご承知のように雨季と乾季に分かれます。標高差が小さいので雨季にはスコールで水浸しになり、沼地が一面に広がることになります。逆に乾季にはカラカラ状態で、大地はまるでコンクリートのように硬くなってしまいます。なかなかやっかいな土地柄なんですね。
 そこで運河の話に戻ります。交通の手段を確保するには、まず沼地の泥を掘って溝を作り川の水を流します。幸いなことにチョプラヤは大河で上流からの水で乾季でも結構水量が豊かですから、掘られた溝は運河として利用できることになります。運河を掘った土はそのまま家を作る場所として利用できます。だから住まいが先にあるのでなく、まず運河が掘られてその水際に家が建てられたと言うのです。以上が私が聞いたタイの運河の話ですが、どう思われますか?
 現代ではバンコクの交通渋滞は有名で、最初はイライラのしっぱなしでしたが慣れると諦めの境地になります。そんな時に運河を猛スピードで走る船に乗った通勤者を見て、やっぱりバンコクは運河の街だと実感します。

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# by takeshi_kanazaw | 2008-01-03 18:15 | タイ滞在記(総集編) | Comments(1)

タイとアンコールワット

 通説では13世紀にそれまで一帯を支配していたクメール族を打ち破り、スコタイを首都とするタイ族の国を打ち立てたのがタイ王国の始まりとされています。クメールの支配の前はチャオプラヤ流域でモン族が作ったトラバディ文化が知られています。目がクリクリとしたタイ人はモン系の人が多いと聞いています。
 この建国については、中国の雲南省少数民族のタイ族の一部が南下してタイ王国を作ったのではないかという説もあります。ちなみにタイ北部の黄金の三角地帯と呼ばれるラオスとミャンマー国境では、中国雲南省からメコン川を下ってくる船が頻繁に往来していました。雲南省のタイ族にも水掛祭りの風習があります(タイでもソンクランの季節に同じ祭りがある)。また、クメールとの関係で言えば、スコタイの寺院にはアンコールワットと同じとうもろこし型の塔が多いし、東部のコラート地方ではクメールのアンコールワットにそっくりの建物もあり、通説をなるほどと思わせる感じを持ちました。バンコクのワットプラケオにはかなり大きなアンコールワットのレリーフがあるのをご承知の方も多いのではないでしょうか。
 数年前にタイの女優がアンコールワットはタイ人が作った云々と発言したとかで、一時カンボジアとタイの関係が険悪になったとか。実はアンコールワットの北数百キロのところ(多分ピマイ?現在はタイの領土)にアンコールワットが出来る100年前に出来たという、アンコールワットそっくりな建物があります。両方を見た私の感想としては、建物の装飾方法や周囲を水濠で囲むスタイルはそっくりで、同じ民族の作品と思います。タイ東部のコラートとカンボジアは低い丘を越えて隣り合わせで、多分当時この地域一帯はクメール人の支配する地域だったのではないか。後で国境が作られたに過ぎないから、タイの女優の意見は行き過ぎだと感じました。本当のところはよく判りません。

[ご存知のアンコールワット
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ピマイ?の建物
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塔の頭部
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ピマイ近郊の建物
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タイは大陸国家ですから、この種の話は一杯あるのでしょうね。どの国でも自国の建国については微妙な感覚があって、タイの歴史についてタイの人と議論をしたことがありません。私がタイ語をまったく出来ないので議論のしようがないこともあるのですが、日本の建国に関して外国人にとやかく言われるのはあまり気分がよくないのと同じかなとは思います。多分日本の弥生人なるものは中国から来た人かもしれませんからね。(日本人はどこから来たかというテーマは後日にゆずるとして)
 現在のタイではバンコクを中心に多くの中国系の人やインド人がいますし、南にはマレー系の人、そして東部にはラオス系の人などがいます。最近は日本人や韓国人も沢山住んでいます。「タイ語が話せればタイ人?」という説を唱える人も居ましたから、タイ語を勉強してタイに住めば日系タイ人になれるかも。
# by takeshi_kanazaw | 2008-01-03 14:40 | タイ滞在記(総集編) | Comments(0)

海外や国内の適当に撮った写真の記録


by takeshi_kanazaw