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 仏教遺跡のバハプールからポグラへ帰ります。

 「何人乗ってるのかな・・・」
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 道を行くオート三輪の上に10人以上乗っていますね。 こんな姿は彼方此方で見ましたね。 田舎では殆どバスも少ないし、乗り物は限られるので仕方ないですね。 定員? そんな感覚はない。

 何やら小型バスが来ました。 田舎では珍しい。
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 一杯垂れ幕を付けてますが、ベンガル語でよくわからない。

 田舎の繁華な町に近づきました。
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 バングラデシュでは田舎でも結構大きな町が一杯あります。 何せ面積は日本の三分の一なのに、人口は1億5千万人ですからね。

 「おいおい、どうも線路の上に一杯人がいるぞ。 チョット車を止めようよ」
 この旅では、面白そうな場所があると、臨時停車を繰り返します。 現地ガイドのAさんがこなれた人で、ドンドンと臨時停車をしてくれます。

 「こりゃないだろう! 鉄道線路の上に店を開いて商売してるわ」
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 「線路の上に店を開くなんて危なくないの」
 「一日数本しか列車は通らないし、その時間も良く知っているからね」

 いやいや、線路の上を歩く姿は各国で見ましたが、お店を開くのはね・・・。
 「ここは日本のテレビでも紹介されましたよ」 と添乗員のY嬢。

 このオジサンなんか、線路の上に座り込んでいます。
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 「いやいや、マイッタ、マイッタ。 これがバングラデシュか・・・」
 線路脇にも一杯店が並んでいます。
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 下の線路は現役? 汽車が通る時に簡単に移動できるのかな・・・。

 ガイドさんに聞くと、バングラデシュでは鉄道の線路の上を歩くのは 常識? だそうで、首都のダッカでもそんな姿を見ましたね。

 線路の傍の道路は人でごった返していました。
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 「そうか、線路以外の場所はもう一杯なのか・・・」

 バスの天井に人の姿も。
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 車内も人が一杯ですが、上は料金が半分になるそうで、バスの上に乗るのもバングラデシュの常識?のようです。

 「町の中を歩くのも面白いわ」 
 僅か15分ぐらいプラプラしたのですが、その間に私達はバングラデシュの人達に取り囲まれてしまいました。 別に危険なこともないし、お金の話でもなく、とにかく彼らの興味の対象になっていたようです。

 「まるで貴人か映画スターみたい。 そんなに俺たちが珍しいのかな・・・」
 なんと、我々のバスの中まで覗き込む人が一杯。
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 中には携帯で写真を撮っている人まで。

 この旅では外国人は殆ど見ませんでしたし、日本人はおろか、観光客に会ったこともなし。とにかくバングラデシュの人達には、私達が興味津々の対象物のようでした。
# by takeshi_kanazaw | 2014-12-10 05:13 | バングラデシュの旅 | Comments(6)
 ボグラから世界遺産の仏教遺跡のあるパハルプールへ向かう。

 「この旅はまるで 火野正平さんのこころ旅 みたいな感じや」
 一応目的地はあるのですが、通り過ぎて行く途中の風景が面白い。

 少しづつ田舎風になっていきます。
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 田舎の市場でしょうか。おっかなそうなオジサンが履いているスカート。ミャンマーでも履いてましたね。どうも日本でいう着物みたいですね。

 走って行く道路がいい雰囲気。
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 小さなトラック? いやいや三輪車の改造品? 馬車や牛車は全く見ませんね・・・。

 道路の左右には必ず綺麗な街路樹があります。
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 泥に埋まった土地に道を作ったので、必ず土留めの街路樹が必要なんですね・・・。

 ボグラから2時間弱。 やっとパハルプールに着きました。
 人口1万余の小さな田舎町。 大きな仏教遺跡があります。
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 バハルというのは山というベンガル語らしい。 英国の植民地時代、英国の学者が平坦な場所に山(と言っても50m程度)があるので掘ってみたら遺跡が出てきたらしい。 その後この国の学者も加わって発掘したら、大きな仏教遺跡であることが判り、今は世界遺産になっている。

 規模はかなり大きい。一辺が数百メーターの正方形の壁跡がある。
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 「これは8世紀頃、インド北東を治めたパーラ王朝時代の仏教遺跡です」 日本の法隆寺さんより大きいですね。

 「周囲には一杯お坊さんの勉強部屋があり、一種の大学だったようです。」
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 恐らく中央の山の部分には大きな塔があり、仏像があったに違いない。
 「仏像は大英博物館にあります」 とガイドのAさん。
 「そりゃイカンワ。 返してもらわなくちゃ」 と私。
 「・・・・・」 ガイドのAさんは反応しません。そうでした、Aさんはイスラム教徒で偶像崇拝は禁止でしたね・・・。

 その後この地はヒンズー教、イスラム教と変化し、もし仏像が土に埋まっていなければイスラム教徒に破壊されていたかもしれません。

 塔があった周囲には僅かに レリーフ が残っていました。
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 「うーん、アンコールワットやジャワのボロブドールより少し幼稚やな・・・」この遺跡はインド仏教が衰退期に入った頃の時期に建てられたようです。

 ご承知のようにインドでは仏教は廃れてヒンズーへと変化していきます。仏教遺跡はインドより周辺のミャンマーやタイなどの仏教国の方が立派ですね。

 遺跡の周囲はノンビリした農村です。
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 子供を抱えた女性が歩いています。洗濯物も干してありますね・・・。

 我々のバスが停まった場所に子供が押し寄せてきました。
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 変な人種がやって来たぞ という感じですかね。 この子は裸足ですね。それに自転車がえらく時代物です。 この国の人はとにかく素朴で人懐っこい。大人の人も、まるで子供のようにすぐ我々を取り囲む。

 それと、写真を撮られることに全く抵抗を示さない。 イヤむしろ写真を撮ってくれとせがまれるケースの方が多い。
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 この女の子達。 私にはインド人としか見えないし、スカーフをかぶらないからヒンズー教徒? ヒンズー教徒でもサリーを着てスカーフをかぶるし・・・。

 このバングラデシュの旅では、この国の全ての世界遺産を廻るのですが、どうも遺跡を観る以上に、周囲の情景の方が興味を惹かれますね。
# by takeshi_kanazaw | 2014-12-09 09:12 | バングラデシュの旅 | Comments(2)
 バングラデシュに来て初めてのランチ。

 テーブルの上に並べられたモノは・・・。
 まず出てきたのが ライス。
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 パラパラで小粒。私にはあまり美味くない。
 次は ナン。
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これは日本で食べたナンより美味い。本場のナンという味でした。
 そして カレー のようなモノ。
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 結構ドロ~としてシャブシャブじゃない。 青い唐辛子がピリーとする以外は結構甘い感じで、食べやすかったですね。
 それに、これも カレー というのかな・・。
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 一般に日本人はカレーと呼んでしまいますが、要するに野菜や肉・魚などを煮た、煮物ですね。たくさんのカレーの種類があるといっても、日本で煮物の種類が一杯あるのと同じ感覚ですかね。野菜を中心にグツグツと煮込んで、いろんなスパイスを入れる。それがカレーです。

 結局私のお皿の上はこんな感じ。
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 手前のモノは鶏肉の唐揚げにカレーがかかっている。肉といえば鶏肉というのが相場ですね。

 「これがバングラデシュ料理? インド料理と同じじゃん」
 もともとバングラデシュはインドのベンガルだったんですからね。

 デザートはヨーグルト。
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 少し酸っぱくて、混ざりけなしの優れもの。美味かったですね・・・。

 そして酒好きのメンバーは地元のビール。
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 バングラデシュはイスラムの国ですからアルコールは御法度。 しかし外国人は当然OK。ちゃんとガイドのAさんは心得ていて、必ず冷えたビールを調達してきます。味? 私は下戸ですが、飲んだメンバーに不満の声は出なかったので、マーマーじゃないでしょうか。

 「どうも日本人の好みを知っているガイドのAさんが、メニューをうまく指示してるんじゃないかな~・・。これがほんとのバングラデシュ人が食べている料理かな・・・」

 これ以降の食事も、中華風のだったり、インド風だったり。
 辛くて食べられない食事は全くありませんでした。 
 また時々食事の記事も載せていきます。
# by takeshi_kanazaw | 2014-12-08 07:31 | バングラデシュの旅 | Comments(2)
 ダッカから北へ、ボグラを目指して走っています。

 ダッカの街を抜けて、何やら池が広がっている地域にきました。
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 見渡す限りに水があります。
 「これは今は池ですが、乾季になると水田になります」とガイドのAさん。
 「これが水田ね・・・。まるで洪水にあったみたいだな・・・」
 「うーん、別に洪水のために水田が水没したわけじゃなくて、毎年こういうリズムですよ。こんな場所は結構多いです」

 バングラデシュは6月~10月が雨季。11月~5月が乾季です。
 雨季には300ミリ以上の雨が降り、乾季には殆ど降りません。年間雨量は2000ミリ以上で、日本よりやや多い雨量です。

 「堤防を作れば雨季でも農業が出来るじゃん」 我々日本人はそう思いますが。
 しかし、大きな3つの川はヒマラヤなどから流れてくるわけで、バングラデシュ一国ではなかなかコントロールできないほどの大きさ。 それにダムを作ったとしても、すぐに泥で一杯になってしまうのではないでしょうか。

 「あれ? この人の群れはなんだ?」
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 道に沢山の人が並んで歩いています。その数は数百人。
 「この辺りは縫製工場が一杯あるので、出勤する人の列ですよ」
 人の列は一か所だけでなく、彼方こちらで見られました。

 現在のバングラデシュの最大の産業は縫製業。 農村の女性の安い労働力を使って、世界の縫製工場と言われるぐらいです。 後で見たのですが、ダッカ市内のビルにも一杯縫製工場があります。
 「そういえば、縫製工場のビルが崩壊して、大勢の人が死んだニュースを見たよ。あれはたしかダッカの話だったな・・・」

 「縫製工の一ケ月の給料はどのくらい?」 と聞いてみました。
 「8000ダカ(1ダカ=1.5円。12000円)ぐらいです。前は5000ダカぐらいだったけど、上がって来てますよ」
 中国やタイの縫製工の給料より少し安い。しかし、ドンドンと近づいているみたい。

 さらに北へと進みます。
 「ここは水没していないな・・・」
 見渡す限りの水田ですね。
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 この地域では一年に3回米が採れるそうです。 豊かな土地柄なんですね。 場所によっては乾季にはジャガイモを植えるそうで、そのほうが米もジャガイモも良く育つとか。 一年でコメを2回、ジャガイモを2回収穫するそうです。

 「これからバングラデシュ最大の橋、ジャムナ橋を通ります。長さは6キロ、日本のODAとバングラデシュのお金で作りました」
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 この橋、世界でも6番目の長さだそうです。 何せ川の多い国ですから、橋を作るのは大変。 彼方此方で日本の援助で出来た橋がありました。

 旅のお話は地図がないとピンとこないかも。 地図を再掲します。
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 ほぼ中央に流れるジャムナ川、ダッカからボグラへの道と交わるところがジャムナ橋です。

 橋を渡っても結構部落が続いています。
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 田舎で活躍しているのが緑色のオート三輪(ダッカにも走っている) チョコチョコと走り回っています。この車は天然ガスを燃料としています。 バングラデシュでは天然ガスがよく採れ、バングラデシュの車は殆ど天然ガスだそうです。

 車窓からの見にくい写真が多くて申し訳ないですが、このブログでは行く先々の風景やお話を綴っていくことになりますので、お付き合いのほどを。

 その日の昼食はボグラのホテルだそうです。
 「多分辛いカレーだろうな・・・・」
# by takeshi_kanazaw | 2014-12-07 12:42 | バングラデシュの旅 | Comments(2)
 バングラデシュの旅の2日目、と言っても実質は旅のスタート。

 我々が泊まったホテルです。
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 チャンとお湯は出るし、ベッドのシーツは綺麗だし、中級ホテルですね。この旅では豪華なホテルは泊まらなかったというより、バングラデシュでは観光客向けの大きなホテルは殆どありません。
 前に止まっている車が、この旅の足になる車です。大きな観光バスでは狭い道に不向きですし、旅行中も大きな観光バスにお目にかかりませんでした。

 ホテルの周囲の情景です。
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 大通りから少し入った、バス通り裏という感じですね。

 「さー、行きましょうか・・・」
 現地ガイドのAさん。
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日本に8年も暮らした人で、言葉だけじゃなくて日本人の感性をよく知っている。 日本人の見たいところを心得て案内してくれました。

 ドライバーのCさん。
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彼は前車を追い越すことを常とするテクニシャン。数センチの間隙をすり抜ける技術の持ち主。

 この二人と添乗員のY嬢の3人が我々の旅をリードしてくれました。 何せこの旅のメンバー10人の大半が70歳以上の老人。と言っても、バングラデシュに来る人たちですから、旅慣れているのですが・・・。

 首都ダッカから北へ、田舎に向かいます。
 ホテルはダッカの中心地から離れた空港近くだったようです。
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 薄汚れたビル、道にはリキシャ(力車) バングラデシュらしい風景です。 ダッカの様子は旅の終わりごろにダッカに帰ってきた時に詳しく見学します。

 「それにしてもエライ混みようだな・・・」
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ダッカ郊外の市場ですかね。 車窓から見ると、人、人、人 ですね。
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 とにかくバングラデシュは人が多い。

 「これは一種のスラムかな・・・」
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 アパート群の前のトタン屋根のみすぼらしい家。 ダッカの一面ですかね・・・。

 ダッカからドンドンと北へ向かいます。






 
# by takeshi_kanazaw | 2014-12-06 11:17 | バングラデシュの旅 | Comments(6)

海外や国内の適当に撮った写真の記録


by takeshi_kanazaw