予想通り今年は桜の開花が遅いようです。
「サクラ見物は4月の方がイイよ。 そう慌てることもないさ」
一寸手持無沙汰の時期? 今回の話題は 古代の天皇陵の話。
先週からこんな本を読んでいます。
日本の古代史、縄文時代ー弥生時代ー古墳時代ー飛鳥時代・・・・。
よく判らないことが一杯で、それが逆に面白くて、 古代史ロマン? なんて雰囲気でしょうか。
皇国史観あり、騎馬民族征服説有り、種々の考えで語られてますね。
私も 10年以上前の元気なころは、奈良や河内などをグルグル廻って、天皇陵も見ましたが・・・。
天皇陵と言えば、有名なのは 仁徳天皇陵。
(インターネットより)
河内の古市古墳群、仁徳天皇陵を見に行きましたよ。
「なんやこれ? 自然林の森があるだけやんか・・・・」
その森をグルグル廻って入り口とおぼしき場所まで行きつくと・・・。
中には入れません・・・。
なぜかよく判りませんが、天皇陵とされる場所の入り口は、同じようなスタイルの鳥居が立ってますね。
さてさて、天皇陵に関する冒頭の本の内容ですが・・・・。
「これは研究本というより、天皇陵に関するダイジェスト版やな~・・・・」
古代天皇陵の謎? とする主な論点は以下の3点。
一つ目は、歴代天皇の初代から9代までは 神話の世界で実在しない天皇なのに、天皇陵なるものがある点。
我々が学校で習った 日本書紀や古事記。
現代文で読んだことありますが、豪族などの氏素性が羅列され、詳しい中身は全然覚えてません。
まー、どの国でも建国の神話風の話があり、時の権力者が建国以来の正当性を唱えるものです。
「しかし、実存しない天皇なのに、その陵があるのはなぜ?」
二つ目の論点は、天皇陵は江戸時代に ええ頃加減に決められたせいだ ということらしい。
仁徳天皇陵についても、仁徳天皇は16代の天皇とされる。河内で盛んに灌漑工事を行った人らしい。
しかしこの最大規模の前方古円墳が仁徳天皇の陵なのかハッキリしていないので、大山古墳とも呼ばれるらしい。
ところが、話はそう簡単でない。
そうなんですね・・・、宮内庁さんが許可しない。
まー、誰でも先祖の墓を暴かれるのは、あんまり気分はよくないんでしょうが。
「天皇陵を開けられると、都合の悪いことがゴロゴロ出てくるのかもしれん?」
天皇陵とされる古墳はどのくらいあるんでしょうか。 そのほかの豪族と思われる古墳も一杯。
「学術調査ならいいんじゃないか。 宮内庁の所有でもないし、なんで国権でやらないのかな~・・・」
どうなんでしょうね・・・・。
古墳時代は古代史では 空白の4世紀 と呼ばれる。
この時期に日本の歴史が大きく変化しているが、その時作られている古墳が圧倒的に多いらしい。
面白いですね・・・・。
次回も少し古墳の話を続けてみます。