カテゴリ:中国・河西回廊の旅( 27 )

 この河西回廊の旅も最終の8日目。この日は、飛行機待ちで上海に一泊後に日本へフライトするだけ。

 ノンビリと旅の最後の夜を過ごすのも悪くない・・・・・。
 そう思ったのですが、なんと、飛行場近くの上海のホテルも禁煙!

 中国の係員曰く 「今年の4月から市の条例でホテルは全面禁煙です。 タバコを吸うと罰金です!」
 「それじゃ俺は前もって罰金を払うよ。 俺は自分の部屋でタバコが吸いたい!」
 「お客さん・・・・。 それは・・・。  そっと窓際で煙を外に吹きだしてくださいよ。煙感知機が作動すると・・」

 困ったお客ですね・・・・。 判ってるんですがね・・・・。
 毛沢東だってタバコ好き、魯迅だって・・・・。 この話は前にも載せましたか・・・。

 その結果、私は自分の部屋でコーヒーをドリップし、そのコーヒーカップを持って、靴を履き、長い廊下を歩き、エレベーターに乗り、ロビーを横切り、玄関の外に出て、ゴミ箱の側でタバコを吸う羽目に。
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 夜から早朝にかけて、自分の部屋とこのゴミ箱とを、何回往復を繰り返しましたかね。
 なんとも惨めで情けない格好。 まるで囚人の扱いを受けている感じですね・・・。
 「これがお客に対する扱いか! サービス業の基本は何なんだ! 客のニーズに応えることやろ!」

 上海空港にバスで。
 
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 「この空港は大きすぎて、喫煙所が何処にあるか判らん!」
 タバコ好きのFさんと二人で、広い空港内をウロウロ。 10分以上行ったり来たり。

 「フー、やっとたどり着いた・・・・」
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 「これほどまでに喫煙者を悪者扱いする必要があるのかな・・・・。 禁煙権オンリーの考え方は、まるでファッショと一緒やないか。 江戸時代の生類憐みの令とおんなじや」
 迷惑を掛けなければ、喫煙者にもそれなりのサービスが必要と思いますが。

 「早く日本へ帰りたいな・・・。 日本の自分の部屋に帰りたい・・・」
 日本へ帰るには飛行機に乗らないと・・・。
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 飛行機の中は流石に火が危険でしょうから、禁煙は正当性がある。 正当な理由には従う。

 こんなことばかり書くと、タバコ嫌いの人には 困った人やな~ としか思われないでしょうね・・・。


 今回の旅、私にとっては張液の綺麗な丹霞や、チャカ塩湖の幽玄な風景より、自分の部屋でタバコが吸えなかったことの方が重要事項でした。

 「中国の田舎の風景をノンビリ見ていれば、観光地なんてどちらでもいい」
 そんな気分で繰り返してきた 中国の旅。
 「中国へ行くのも考えもんや。 宿の部屋でタバコが吸えない旅行なんて・・・・」

 長い河西回廊の旅もこれにて 「完」

 タバコを離さなかった毛沢東さんもビックリ の禁煙旅 。 そんな感じでしたね・・・。
by takeshi_kanazaw | 2017-07-14 08:31 | 中国・河西回廊の旅 | Comments(2)
 河西回廊の旅の7日目。 この旅もそろそろ終盤で、その日はチャカ塩湖から上海へ帰る行程。

 前夜からチャカ塩湖の近くに一泊していましたが、私は体調不良でズーと寝てました。
 「あー、ズーと雨やったらしいな・・・・」 高山病?なのか、ぐっすりと寝てましたが・・・。

 雨模様の中、早朝からチャカ塩湖まで出かけた面々が帰って来ました。
 「チャンと写真は撮れましたか?」
 「うーん、青い情景が広がって、それなりに撮れたよ」 と写真家のSさん。

 小雨の中を出発です。
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 しかし今回の旅のメンバーは、結構強いですね・・・。 年齢は私と同じぐらいなのに、夕方と朝にまた出かけたんですから・・・・。 私はそんな体力はない・・・・。

 昨日来た道を西寧までバスで帰ります。 ほぼ5時間の長丁場です。
 小雨に煙るチャカ塩湖が幽かに見えます。
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 もう二度と来ることはないでしょうね・・・・。 

 ボンヤリと車窓の風景を眺めているばかりで、何をする気も起きない・・・。
 ボヤーとした時間が過ぎていましたが、写真は撮っていたようです。
 残った少しピンボケの写真を見ると、こんな風景が。
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 羊が草を食んで、のどかな情景が広がっています。 この地域は緑が多いのは前日に気付いたのですが、乾燥が強い西域では、草原と言うのは山裾や雪山の間にある高原に目立ちます。 これらの場所に雨が多いのかも。 逆に平地に近くなると、草原は雪解け水のある川の付近に限られ、それ以外の場所は石ころと砂の原野になるようです。

 西寧が近くなってくると、こんな情景が。
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 約5時間のバス移動。その日の昼は確か西寧市内で食べたような・・・・・。
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 青海省や四川省の山近くでは、中華料理とはチョット違う感じになります。 醤油味のような、少し濃い味の料理が増えてきます。 チベット料理と言うか、山岳料理と言うか・・・。

 「今日は飛行機で上海まで飛ばなきゃいけないので、あんまりユックリできません。 イスラム教の大きな寺院は車窓から見るだけになります」 私は行程表など殆ど見ないので、その寺院がどんなものか知らずにパチリ。
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 後で調べると、この寺院は東関清真寺。 清真寺と言うのはイスラム寺院のことです。
 実はこの地方で一番のイスラム寺院だったらしいのですが、お参りしているのは主に回族。

 この回族(かいぞく、ホウェイ族)と言うのは、西域を旅して何時も出てくる民族。これまでの幾たびかの西域旅行で、説明してくれる現地ガイドさんによって内容が異なる?面白い存在です。
 姿かたち、名前、喋る言葉は漢族と同じ。 ただし宗教はイスラム教なので、日常生活は大いに異なる。
 「イスラム教に改宗した漢族です」 という説明があったけれど、イラン系や西域の諸民族との混血も多くて、必ずしも祖先が漢族とも言い切れない。 中国全土に約1000万人もいて、中国のイスラム教徒の半分を占めるという大きな存在ですが・・・。

 「それでは私はここでお別れです」 と、西寧の飛行場でこれまでガイドをしてくれたS女史。
 彼女のお蔭で、3日目~6日目のホテルの部屋でタバコが吸えました。 感謝してま~す・・。

 西寧から上海へのフライト。 結構長くて4時間弱。
 上から見る西寧付近の情景。 赤い山ばかりですね・・・。
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 中国を上空から見ると、殆どがこんな禿山ばかりで、緑があるのはホントに沿岸地方だけですね。

 東に飛ぶと、まるで夕日が追っかけてくるような感じになりますね。
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 感覚的には、アッという間に日暮れになる感じ。
 ナガ~イ飛行の後、やっと上海の灯が見えてきました。
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 「慌ただしい一日やったな・・・・。 上海でゴロリと寝て、明日は日本へ帰るだけや!」
 上海に着いた途端、肌にまとわりつくような空気。 ジットリとしてどうも気分が悪い。
 極度の乾燥地帯から帰ってきたので、こんな感覚になるのは何時ものことですが・・・。



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by takeshi_kanazaw | 2017-07-13 08:00 | 中国・河西回廊の旅 | Comments(2)
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 この河西回廊の旅に参加した写真家のSさん。 撮りたい風景は主に2か所で、一か所は赤い山の 「張液丹霞」 で、もう一つがこの 「チャカ塩湖」 だという。 
 「確かに塩が水の底に広がっているから、空や雲、山などが水面に綺麗に映るんだろうな・・・」

 このチャカ塩湖は標高が3061m、バックには雪山が広がっている。
 天気は雲が一杯で、必ずしも青い空が広がっているわけではなかったですが、独特の情景でした。

 「Sさん、やっぱり頑張っているな~・・・・。 もうあんなところまで行って、シャッターを切ってるわ」
 この写真を撮った私は、心臓がドキドキ、頭は少しボーとした状態。 撮った写真まで少しピンボケ。
 「Sさんの写真を撮っている場所まで歩いて行けない・・・・。 シンドイ、歩くのが苦しい・・・」

 私は写真の素人ですが、上手な方なら上手いアングルを選び、光を意識すれば、凄い写真が撮れそうな場所ではある。 逆に下手が撮ると平凡な、実に平凡な写真になりそうな風景です。

 「それにしてもシンドイ・・・。 標高3000mぐらいで高山病なんて信じられん・・・・」
 ドンドンと先に行くグループの方達と離れ、ノロノロと少しフラフラしながら・・・・。
 「まー、撮る場所を選べないから、適当に撮っておくしかないか・・・・」
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 確かに水面に映る情景が鮮やかに見えますかね・・・。 塩湖だからですかね・・・。

 「なんだあれは? まるで遊園地の乗り物みたいなのが走ってるぞ」
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 後で気づいたのですが、最初からこの乗り物に乗っていれば、楽に先端まで行けたのに・・。 これこそ後の祭りで、撮影ポイントの途中までしか行けずに、戻りの道もしんどかった・・・・。

 少し塩湖の広がる場所まで移動。
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 「空が真っ青だったら・・・、 いや、逆に夕日で紅くなっていたら・・・・・・」

 そろそろ傾きかけた太陽が、ぼんやりと水面に。
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 遠くに雪山が望めます。
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 しかし、撮っている場所が悪くて、前に塩湖が広がっていない・・・。

 後で撮った写真を見ると、そもそも撮る場所が下手。 もっとポイントを選ばないと・・・・。
 でもね・・・・。 その時は歩くのもシンドカッタのですから・・・・。

 後半はもうカメラも手にせず、ベンチで座ってました。
 「夕日が撮れそうだから、俺たちは此処に残るよ」 と、写真家のSさん達。
 その他にももっと見たいという人たちが・・・。
 「皆さん、夕飯を食べたら、また此処に来たい人はバスを出しましょう」

 私は?  そんなシンドイことが出来るわけがない。
 「俺は夕方も明日の朝も、オプションには参加しません!」

 宿に帰って、自分の部屋に行こうとしたのですが・・・
 階段が、わずか3階までの階段が・・・・・。 息が切れて登れない・・・・。
 記念に階段をパチリ。 この時のことを忘れないために。
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by takeshi_kanazaw | 2017-07-12 07:56 | 中国・河西回廊の旅 | Comments(6)
  旅の6日目の午後。 西寧から青蔵公路を5時間近くバスで揺られ、やっとチャカ塩湖に到着。

 塩湖によくある塩の採集・精製の古びた工場がありました。
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 青蔵公路という大動脈のすぐ近くですから、昔から採塩が行われていた場所でしょうね。
 現在でも稼働している現役の工場です。

 バスが湖の近くに下って行くと、途端に景色が一変しました。
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 「なんじゃこれは・・・・」  大きな駐車場に車が一杯。
 もう観光客で一杯です。
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 車のナンバープレートを見ると、上海や中国全土から。 このチャカ塩湖は、チベット観光のメインルートである青蔵公路に接しているのが幸いして(禍して?)、観光客で溢れていました。
 チャカ塩湖を紹介する雑誌などでは、触れられていないかもしれませんが、これが実態です。

 なにやらウエディングドレスをまとった女性も現れました。
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 入口ではもう一組のカップルも。
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 こんな場所で披露宴?  違うんですね・・・。
 中国では結婚式の前に、有名な風景の場所で写真を撮るのが流行っています。 もう10年以上前からの流行で、数十万円を掛けて写真を撮るのです。 花嫁さんにしてみれば、一生に一度(2度以上の人もあるかも)の晴れ舞台というわけです。 心躍るチャカ塩湖 なんですね。

 このチャカ塩湖では、綺麗な風景写真と一緒に、こんな写真が大きく提示されています。
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 「実物よりも綺麗に写すからな、中国の写真家は・・・」 
 そんな乙女心を傷つけるようなことを言ってはイケナイ・・・。

 入口を入ってから、湖の岸辺までが結構遠い・・・。
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 他のメンバーはサッサと歩いて行かれるのですが、私は・・・・。
 「オカシイな・・・。 なんだか心臓が踊るというか、シンドイと言うか・・・」

 遅れ気味なので、少し頑張って歩くのですが、ますます心臓が踊る・・・・。

 チラッと見るとこんな看板が。
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 標高 3061m  気圧 700ヘクトパスカル・・・・。
 「まさか高山病の初期症状? そんなことが・・・・」

 半年前にシルクロードの旅で標高3500mのカラクリ湖にも行きましたし、3000mぐらいで高山病になることはないはず・・・・。 まー、日本でいえば北アルプスの穂高あたりの高さではあるんですが・・・。

 「どうも運動するからダメなのかも。 歩かなければ、タバコを吸っても心臓は踊らない。 運動するからいけないんだ。」  という解釈をして・・・・・。

 しかし、到着したのは湖の岸辺。 塩が湖に広がっている場所はまだズーと先です。
 「チャカ塩湖で心臓を踊らせて倒れたら、とんだお笑い草だ。 ウエディングドレスの花嫁さんじゃあるまいし」

 そんなことを思いながらも、体の方は全然不調。 頭も少しボーとしてくるし・・・・。
 「せっかくだから写真は撮らないと・・・・」  そうは思ったのですが・・・。


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by takeshi_kanazaw | 2017-07-11 08:21 | 中国・河西回廊の旅 | Comments(0)
 河西回廊の旅の6日目、午後は青海省の省都の西寧から チャカ塩湖へと行く。

 このチャカ塩湖、南米ボリビアのウユニ塩湖になぞらえて、中国のウユニ と名付けて売り出しているらしい。 塩湖に写る風景が綺麗だというのですが・・・。
 「まー、この西域には塩湖が多いし、その一つなんだろう。 大体ウユニの名前を使っているのが気に食わない。風景に自信があるなら本名だけを名乗れ!」  私は天邪鬼で、文句ばかりいう老人なのです。

 そんなことより、私は青海省をあまり走ったことがない。 河西回廊の祁連山脈(きれんさんみゃく)を越えた南側はどうなっているのか・・・。 その方に興味がありました。

 この地方の位置関係はなかなか判らない。 インターネットで探した判りやすい地図(あくまで私の理解しやすい地図)がありました。 どうも青海省の西寧からチベットのラサへの道ですが。
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 この地図にはありませんが、北には祁連山脈が走っています。 
 このルートは西寧からラサに向かう大動脈の青蔵公路ですし、青蔵鉄道のルートでもあります。全長が約2000キロですから、日本の北海道ー沖縄間の距離があります。 チャカ塩湖はその途中にあり、西寧からわずか300キロなんですね。

 「そうか、チャカ塩湖は青蔵公路の途中にあるのか。 何も秘境のようなところじゃないんだ・・・」
 僅か300キロなんですが・・・、東京ー名古屋ぐらいの距離がある・・・・。

 標高2000mを超える西寧から出発、見た目には平原に見える道をひた走るのですが、これが結構標高が高いのです。 感じとしては僅かに登って行くような・・・。
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 「ふーん・・・。思ったより緑が多いな・・・・。 河西回廊より緑が豊かだ・・・」

 このルートの北には 最大の内陸塩湖である 青海湖 があるはずなんですが、全然見えません。
 バスの車窓からチラッと黒い牛のようなものが・・・。きっと ヤク ですね。
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 「ヤクは標高が3000m以上の場所にしか住まないはず。 もうそんなに高い場所に来ているのか・・・」

 バスで走っていると300キロは結構長い。 時々は少し低い場所もある。
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 そんな場所には水があるのでしょうね、小さな部落が散在してましたね。
 「シルクロードというと河西回廊ばかりが取り上げられるけど、この青海ルートもよく使われたのではないかな・・・。 此方の方が緑が多くて、旅がしやすいのでは・・・」

 雪山が見えてきました。
 崑崙山脈(こんろんさんみゃく)の本体ではないでしょうが、 大きな崑崙山脈の一部かもしれないですね・・・。
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 「我々がバスで走ってる場所は標高はどのくらいかな・・・・・。 どうも3000m前後かな・・・・」

 西寧からチャカ塩湖までは約5時間。
 延々と道が続きます。
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by takeshi_kanazaw | 2017-07-10 08:08 | 中国・河西回廊の旅 | Comments(4)
 河西回廊の旅の6日目。

 その日の午前中は西寧市郊外の チベット仏教のお寺 タール寺(塔爾寺)を観光。 午後には300キロ走って チャカ塩湖 へ行く行程です。

 「西寧のチベット仏教のお寺? 8年ぐらい前にチベットのラサまで行く旅行で、確か西寧でチベット仏教のお寺を観光したような・・・・・」 おぼろげにその印象だけが残っていたのですが・・・。

 西寧の町からバスで30分以上、小高い山の麓にタール寺がありました。
 「凄い人やな・・・・。 まるで観光地や・・・」
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 「どうも違う、印象が違う。 もっと鄙びた、しかし豪華なお寺だったような・・・」

 お寺の入り口までやってきました。
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 「うんうん、入口の門はこんな感じだったような・・・。 でも周囲にこんなゴチャゴチャしたものはなかった」
 私は首をかしげながら、みんなの後について行きました。

 門を入ると、こんなものが。
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 「これは覚えている、この塔はハッキリ覚えている・・。 やっぱりこの寺だったんだ・・・」

 このタール寺は、青海省最大のチベット仏教のお寺で、チベット仏教ゲルク派の大本山らしい。
 我々はチベット仏教というと、チベット自治区のラサのポタラ宮が頭に浮かびますが、実はチベット仏教はこの青海省でもお寺が多くあります。 さらにチベット族が多い四川省の西側(たとえば九寨溝の地域)でも、チベット仏教徒が多いし、モンゴル族もチベット仏教信者です。

 お寺の中にはお坊さん達、修行僧かもしれません。
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 「最近はチベット仏教のお寺も様子が変化してね・・。 お坊さんの数がドンドンと減っているの」
 ガイドのS女史はチベット族。 これまでの通り一遍の案内とは異なる説明が多くなります。

 「そもそもチベット族では、次男や三男などは殆どがお寺に入って字を習ったり、お寺は勉強の場だったんですよ。 それが人口抑制策でチベット族は子供が2人まで(正確かどうか知りませんが・・・) 制限されて、お坊さんになる人がいなくなってしまった」

 ご存じのようにチベット族は、チベット仏教で国を治めてきた国でしたから、お坊さんは政治家であり、官僚であり、先生であり、お医者様であり、そして画家でもあったようです。 そんな宗教国家で宗教が否定されたわけですから、社会が大変化を起こしますね・・・。

 「本殿の中は撮影禁止で~す」  チベット仏教のお寺はろうそくの煙が漂い、薄暗い・・・・。
 おびただしい観光客の数でしたね・・・。

 外に出てからパチリ。
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 黄金に光っているのが本殿になります。

 この場所で五体投地をしてお祈りしている人がいました。
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 お祈りしている風貌から見ると、どうもチベット族ではなく、外国人のようです。
 外国から来た人のために、この場所をお祈りの場所と定めているのかも。

 このお寺を訪れているのは大部分が観光客。
 チベット仏教のお寺らしい、緑の屋根が印象的でしたね。
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 そして、この マニ車。 お経が書いてあるという車を回せば、お経を唱えるのと同じらしい。
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 近くで見ると、大きくて立派なものですね・・・。

 チベット仏教についてはよく知りませんね・・・・。
 西域から伝わった大乗仏教という点では、日本の仏教と同じ。 しかし、チベットは南ではネパール・インドに接していますから、その後インドから直接に仏教を取り入れ、独自の発展をしてきたようです。

 門を出てプラプラと歩いていると、チベット族の衣装らしきものを身にまとった人に。
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 これはお寺をお参りする時の正装なんでしょうか・・・・。

 何気なく道の側を見ると、白い花が咲いていました。
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 お寺の周りは緑も多くて、花も咲いています。
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 赤茶けた山や砂と石ころの平原が多い風土の中、お寺の周囲だけは緑に覆われていたのかも。
 日本でもお寺の境内には、桜やモミジが多いのは、同じような心情なのかな~・・・。


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by takeshi_kanazaw | 2017-07-09 08:27 | 中国・河西回廊の旅 | Comments(2)
 旅の5日目、新幹線で張液から西寧(せいねい、中国語読みではシーニン)に到着。

 西寧の駅前はそろそろ夕方の気配。
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 西寧は青海省の省都、人口は約200万人。 青海省の人口は500万人ぐらいらしいから、ほぼ40%の人がこの省都に集まっているということになる。

 西寧なんて町は日本人には馴染みのない町ですね。 むしろチベットのラサへ行く 「青蔵鉄道の出発駅」 と言った方が判りやすいかもしれません。 新幹線と別のホームに、ラサ行きらしき車両が・・・。
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 8年ぐらい前だったか、私もこの西寧からラサまで、青蔵鉄道に乗ったことがあります。 標高4000mぐらいの高原をひた走り、標高5000mのトンネルを抜けて、丸一日の乗車になりました。 黄河の源流地や標高7000mぐらいの雪山がすぐ近くに見えましたね。 興味のある方はトライしてください。

 西寧の町は、今も昔もチベットへの道の出発点という性格があります。 西安からはそんなに遠くなく、蘭州からは200キロ弱。 漢族とチベット族の接する場所ですね。 前にも紹介した前漢の将軍 霍去病(かっきょへい) が此処に前線基地を置いたとされています。

 「さー、今日の晩御飯は シャブシャブ ですよ。 西寧の町でも有名な店を用意しました」
 現地ガイドのS女史、この西寧の人だから、なんだかイキイキし始めました。
 西寧の町に夕日が落ちてきました。
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 しかし、パック旅行と言うのは実に楽ちんですね。 駅に着くと車が待っていて、そのまま食事場所に連れて行ってくれる。 しかも用意されるのは地元の有名料理。 個人旅行だと大変でしょうね・・・・。

 「なんだか、貴人たちの食卓と言う感じやな・・・・・」
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 これまでの食卓と少し違う感じ・・・。

 この店は新しい感覚で作られているようで、店内を走っている?お兄さんは、変なもの(日本でもニュースで見たような自転車?)に乗っている。
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 私もチョット乗ってみたが、すぐバランスを崩してしまった。 何とも洒落たお店でしたね。

 「今日は我旅行社の社長のサービスで、お肉は食べ放題ですよ」
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 肉は牛肉のようです。 私などは年に一回ぐらいしか食べられない シャブシャブ。

 メンバーの人は平然と?食べ始めました。
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 ところがここで問題が・・・・。 シャブシャブの タレ がどうもイマイチ。

 「この店では20種類以上のタレを用意していますよ。 自分の好みで調整も出来ます」
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 日本では何時も ゴマダレ なので、それを中心に適当にミックス。 でもなかなか難しい。

 タレがどうだこうだと言いながらも、この時とばかり必死で?肉を食べる。
 「牛肉の追加!」  なんだか貧乏人根性丸出しでしたが・・・。
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 ご飯も食べず、他のものは箸もつけず、必死に? シャブシャブを食べました。

 「うーん、もう少しアッサリ系のタレにすれば良かったかな・・・・」
 反省したころにはもう満腹でした。

 こうしてシャブシャブを食べ続けて、旅の5日目が終了でした。


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by takeshi_kanazaw | 2017-07-08 08:03 | 中国・河西回廊の旅 | Comments(4)
 河西回廊の旅の5日目の午後。
 張液の町から新幹線(中国・高速鉄道)で祁連山脈(きれんさんみゃく)を越えて、青海省の西寧に向かう。

 「この張液は、東方見聞録で有名な マルコポーロ が一年間も滞在した町です。 そのマルコポーロの像があるので、チョット見て行きましょう」
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 ご存じのマルコポーロ、13世紀(中国・元の時代)に、イタリアのベニスから叔父と商売で東方へ。 この張液の町で、元の皇帝の都への入場許可を待っていたという。

 「あれ? 像を見るだけなの?」
 シルクロードを旅する人には、マルコポーロ にイメージを膨らませている人もあるかも。 でもこの旅の企画者はそんなことは重要と感じないようです。まー、13世紀ですから、何も残っていないでしょうが・・・。

 余談ですが(このブログではよく余談がでてきます)ちょっと独り言を。

 日本人旅行者は、シルクロードの旅に独特の感覚を持って訪れる人が多い。 日本古代から仏教伝来など、このシルクロードを通じて西域からもたらされて文物も多い。 どうも、日本人はシルクロードに一種のロマンを感じるんですね。

 ところが中国人は、西域と言うのは、気候も厳しく、食べ物も不味い、異民族の住む場所と感じている。 ですから、シルクロードを旅しても中国人ガイドから、シルクロードに係る歴史的な話を聞こうとしても、全くの期待外れということになります。 同行する日本人同士で議論した方がよほど知識が豊富。
 マルコポーロなんて、よく知らねーよ と言われそうです。

 張液の駅に来ました。
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 都市名が簡体字で書かれていますが、私はほぼ予想は出来る。 どうも我々は17時16分発のウルムチ(乌鲁木齐 )発、蘭州(兰州 )行きの列車に乗るようです。 17時、ごご5時なんですが、これらの時間は全て北京時間。 張液付近は約2時間ぐらい時差がある感じで、感覚的には午後3時前の状態。
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 中国では列車がくる時間が近づかないと、お客をホームに入れません。

 やってきました、新幹線。 中国では和諧号(愛称)ですね。
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 最近は中国旅行をすると、この和諧号に乗るケースが増えてきましたね・・・。
 日本の新幹線に乗ってるのとほぼ同じ。 漫然と外の景色を。
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 この張液なんて町は人口100万を超える都市ですが、中国ではまさに西域の田舎。 そんなところに新幹線を引き、高速道路が走っています。 中国はいまや世界一の長い高速道路網を持つ国で(アメリカ以上)、同時に新幹線の線路の長さは既に日本を越えています。

 社内販売の人が来ました。 「コーヒーをちょうだい」 と英語で。 その後がイケナイ。販売員が何を言ってるのかサッパリ判らない。どうも中国語を喋っているみたい。
 横に座っていた中国人の青年が助け舟を出してくれました。 綺麗な英語で「コーヒーの種類を聞いていますよ」 「そうか、ノーミルク、ノーシュガー」 販売員はすぐ理解してストレートコーヒが。

 旅をすると隣の人によく助けてもらいます。 彼は四川大学の医学部博士課程の学生。クラスメートの女子学生3人を連れて、卒業旅行だという。 私の英語はヒドイのですが、J君というお医者様の卵はとても英語が上手くて、発音が綺麗。 何とか意思疎通が可能状態。 中国語だけだと筆談で大変ですが・・・。

 レンタカーを借りて、青海省と敦煌辺りを走ったそうです。 レンタカー代は15000円ぐらいが2回。値段は日本とあまり変わりませんね・・・。 中国の学生(博士課程)がレンタカーで旅行する時代なんですね。

 新幹線の車両内、我々の場所だけが盛り上がっていました。
 そこに現れたのが 我 折り紙オジサン のFさん。すぐに彼を中国人の学生たちに紹介。

 「この人の特技は折り紙だよ。 何を折ってほしいかリクエストしたら?」 と言うと、彼女たちが求めたのは、なんと ピカチューの折り紙。 ピカチューの折り紙って見たことがありますか?
 頼まれた折り紙オジサンのFさん。 全然動じる風がない。 立ったままでピカチューを折り始めた。
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 ピカチューの折り紙が出来上がると、女学生たちの歓声が上がる。 女学生は3人。全員に折らないとイケナイでしょうな・・・。 Fさん、さらに頑張る・・・。

 私は? 折り紙騒動に巻き込まれていては、車窓の景色を見逃してしまう。 なんといっても、祁連山脈を越えて行くのだから、その様子を見ておかないと・・・。
 トンネルを抜ける頃、雪山が現れました。
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 途中の駅に近づいて速度が落ちた頃がチャンス。
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 Fさんの方を見ると、どうも座り込んで臨時の折り紙教室が開催されているようでした。
 「Fさんは車窓の景色を見てないんじゃないかな・・・・」
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 私は窓ガラスに身を寄せて、景色の変化していく様を追っかけてました。
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 草原に小さく点々と見えるのは放牧している羊でしょうね・・・。 長閑な風景が続きます。

 綺麗な雪山が見えました。
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 この季節に雪を被っているのですから、相当標高が高いですね・・・。 5千メター前後はありますね。

 折り紙教室のFさんへ。
 「女学生だけじゃなくて、隣のJ君にも何か折り紙を折ってやってよ」 と私。
 「そうだな・・・。 青い色でドラゴンを折るか。 彼が皇帝のように出世するように願って・・・」
 J君のために折った青いドラゴン。 J君も結構喜んでいました。
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 Fさんの周りの女学生たち。 盛んにスマホで友達に折り紙の写真を送っているようです。

 張液から西寧までの車中。 あっという間に時間が過ぎてしまいましたね・・・。
 ほぼ300キロ、2時間チョットの旅でしたが・・・。

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by takeshi_kanazaw | 2017-07-07 08:01 | 中国・河西回廊の旅 | Comments(4)
 河西回廊の旅の5日目。
  旅の後半戦へ突入となる。 旅の日程のまだ半分? それなのに、この旅行記は17回目。 旅もノンビリだったけれど、旅行記もダラダラとノンビリムードです。 途中で止めるのもなんですから、ノンビリとお付き合いのほどを。

 その日は午前中は、張液丹霞の3か所目(平山湖大峡谷)を廻り、午後には列車で青海省の西寧に向かう予定。

 「平山湖大峡谷の道が工事中で何時間かかるか・・・。 前のグループは片道2時間半だったというのだけれど、その時の事情でどうなるか・・・・」 添乗員のK君は少々心配顔。 午後の列車に遅れると大変。
 私などは列車の出発時間も知らないし、K君とガイドのS女史が上手くやってくれるだろうと、至ってノンビリムード。

 張液から北へ向かう・・・。 一時間も走ると、やっぱり工事をやってましたね・・・。
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 この工事は渓谷への道を作ろうとしている、観光開発の道路工事。 回り道があるわけでもないので、工事の車両や重機の都合で道がふさがれれば、ジーと待つしかない・・・。

 「やっぱり2時間半かかったな・・・」  何とか入り口に到着。
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 「ここの入り口のモニュメントもセンスがないな・・・・」

 人の作ったものはイマイチでしたが、自然は素晴らしい。
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 この場所も赤い岩が広がっていましたが、これまでの丹霞地形とはまた一味違う・・・。
 小山のようにピョコンぴょこんとある岩の形が面白い。 光の関係で面白い情景が出来る地形ですね。

 その日もいい天気。 空は真っ青で、白い雲がプカプカ。 その雲の影が丹霞地形の上を動いて行く。
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 「きっとあの先は、内モンゴル自治区になっているんだろうな・・・」

 結構朝から暑かった。 岩山を登ったり、下ったり。
 何やら大きな岩の塊が出てきましたが、その下は鋭く・深くえぐられています。
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 「あーそうか。 これが売り物の大渓谷か・・・・」

 「渓谷に降りたい方はどうぞ。 一時間ぐらいで戻ってきてくださいよ」 とS女史。
 「降りるということは、戻るには逆に登らなきゃいけないんだろう?  俺は登るのは嫌だよ」
 私のような怠け者ばかりではありません。 チャンと大渓谷へ降りて行く方々が・・・。
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 結構谷は深かったですね・・・。 谷底の人が豆粒のように見えます。
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 本当の写真好きの人なら、必ずこの渓谷に降りて、下からの景観を撮るでしょうね・・・。
 私はどうも写真を撮る意欲が薄い・・・。 歳ですかね・・・。

 私は渓谷などへは降りないで、ノンビリと上の道をプラプラ。
 「ホイホイ、岩陰に山羊がおるじゃん」
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 野生のヤギ?  実はこの周囲の山には、小さな草原があります。 平山湖大渓谷という名前なんですから、きっと湖もあるのでしょう。 多分、この地域の遊牧民が放牧している山羊でしょうね。

 「ちょっとこれはラクダ草の花? ラクダ草も花が咲くのか。 初めて見たよ・・・」
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 丹霞地形も3か所目ですから、少々慣れてきて、カメラを押すのも減ってきます。
 恐らく時間をかけて、大峡谷にも降りたり、湖の所まで歩けば、この場所は豊かな観光資源に溢れているとは思いますが。

 「さー、張液の町へ帰りましょう・・・・」
 開発中の道は、途中には何の施設もない。 そうサービスエリアなどゼロ。
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 「スミマセンが、今回も天然トイレと言うことで・・・。 男性はあちら、女性はこちらの山陰で・・・」
 西域の旅では途中にトイレなどないですから、天然トイレは常時発生しますね。

 男性はどうってことないのですが・・・・。
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 ドライバーさんは、この時間を利用して何やら草を摘んでいます。 
 「これで晩のおかずが出来たぞ・・・・」 こんな乾燥地域では、雑草?もオカズになるのか?

 何とか張液の町へたどり着きました。


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by takeshi_kanazaw | 2017-07-06 08:16 | 中国・河西回廊の旅 | Comments(4)
 突然ですが、今回は 「折り紙」 の話題。

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 この折り紙、二羽の鶴が仲良く寄り添っている姿を現しています。もちろん一枚の紙で折られています。
 実はこの折り紙は、今回の旅でご一緒したFさんが、旅の途中でわざわざ私のために折ってくれたものです。 この折り紙が今回の旅の、私の唯一のお土産になったのですが・・・。

 Fさんはタバコ好き。この旅のメンバーでタバコを愛するのは私と彼だけ。 何時も一緒にタバコを吸っていました。
 「アフリカが好きでね・・・。 サバンナでライオンがシマウマを襲うところを見たよ・・・」
 年齢も近く、世界中の45カ国も廻ったというので、旅の間はズーと面白いお話を聞かせてもらってました。

 ところが、彼には変な 癖? がある。 時間があると観光そっちのけで折り紙を折り始める。
 それも手早く折るので、数分で折り上げてしまう。 そして、その折り紙を旅先の人にプレゼントしてしまうのです。

 「ワー、嬉しい・・・」 と、喜んでいるのは現地ガイドのS女史。
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 日本のオジサン、いやオジイサンが、目の前で何やら紙をいじくり回し、不思議なものを作り上げる。 そして出来上がったものをプレゼントしてくれる。 貰った人は必ず 大喜び ですね。

 「そうか、Sさん、アンタは家に娘さんがいるのか。 そしたら娘さんのために折ってやらならなくちゃ」
 Fさん、食事もそっちのけでまた折り始める。 出来上がったのはこんな折り紙。
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 ピンクの折り紙は、バラ だそうです。 これはなかなか難しいらしい。

 タバコを一緒に吸う関係から、彼と行動が重なるケースが多かったのですが、この人は本当にこまめ。
 張液丹霞を見学している時だったでしょうか、タバコを吸いながらまた折り紙。
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 折っていたのは リス のようです。
 「なんでこんな所で折り紙なんか・・・・」 と思っていたのですが。

 Fさん、近くに座っていた中国人のカップルに近寄って・・・・。
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 最初はビックリしていた中国人のカップル。 ちなみにFさんは中国語が喋れない。
 そうですよね、見ず知らずの外国人のオジサンが、変なものを差し出すのですから。

 しかししかし、すぐに若い女の子の顔がほころび、大喜び。
 「謝々、謝々。サンキュー、サンキュー」

 Fさん、どうもプレゼントする対象は若い女性が圧倒的に多かったのですが、彼の折り紙を貰った女の子は全員が大喜びでした。 言葉の壁なんてどこ吹く風 とばかり、 とにかく折り紙を折る。

 私は折り紙のことなど全然知りませんが、彼は厚い折り紙のデーターブックを持っていて、そのブックにいろんな国の言葉で書きこみがされています。 例えばツルをアフリカのスワヒリ語ではどういうかなどなど・・・。

 「こういう人が本当の国際交流の担い手なんやな・・・・。 Fさんから折り紙を貰った人は、全員が日本好きになってくれるわな・・・。言葉の壁なんてヘイチャラなんや」



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by takeshi_kanazaw | 2017-07-05 08:23 | 中国・河西回廊の旅 | Comments(6)

海外や国内の適当に撮った写真の記録


by takeshi_kanazaw