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 妻籠宿のおもてなし

 ご存じのように妻籠宿は、中山道42番目の宿場だったわけですが、現在は木曽のメイン街道の国道19号から約1キロ離れていますから、経済発展から取り残されたような立地です。 

 この部落の人は先見の明があるんですね。 そんな立地を考慮していち早く町並み保存に力を入れ、1976年、国の重要伝統的建造物群保存地区の最初の選定地の一つに選ばれた。 最近でこそ古い町並みを保存して観光資源にする動きがありますが、妻籠宿はこの世界では 老舗 なんですね。

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 午前10時から午後の四時まで、町並みに車を入れない という申し合わせがあると聞いたのですが、単に町並みを保存するだけじゃない 心配り が行き届いています。

 そんな心配りの一つが、各家に何気なく置かれている飾りもの。
 そのセンスがいいんですよね。 豪華に飾り立てるのでなく、素朴なんです。

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 おそらくこの部落に生えていた花や実を、そのままぶら下げているように見えますが、よくよく見ると、ワビ・サビの世界に通じるような感じなのです。

 これなんか実に素朴。 赤と黄色の南天を、使い古した花かごに入れてあるだけ。

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 なんてことない飾り付けなんですが、意外と情緒を醸し出していると思いませんか?

 立ち寄った喫茶店で聞いてみました。
 「この部落の人はセンスがいいね。 生け花の先生か、お茶の先生かでもいるのかね?」
 「そんな人に習っているわけじゃないですよ。 それぞれのお家の方が、この妻籠宿に来られる方が楽しんでいただければと思ってやってるだけです。」
 「そうか、妻籠宿の おもてなし の精神なんやね」

 再度部落の通りを二回往復して、家々の飾りを観察。 沢山撮りましたがその一部を紹介。

 目につくのが大きな柿をぶら下げている家。
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 この大きな柿はこの地方の特産で、干し柿が美味いのですが、値段が凄く高い(一つ500円ぐらい?)

 多いのはやっぱり花です。
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 竹で編んだ籠がいいでしょう。 少し花が多すぎる? 
 こっちの方が素朴かな・・・。
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 これは飾りすぎのきらいがあるかも。
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 実は昨年も同じように飾りばかりを見て歩きました。
 今年の新顔が目に入りました。
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 網のようになっているのは きっと ホウズキ ですね。 しかし、小さな玉が判らない。 人の手で模様が書き加えられたのはなく、自然にこんな柄が生まれているのですが・・・。
 (追加。 このブログの愛読者さん、読むだけの隠れファン さんから、この小さな玉は カラスウリ ではないか とのメールが入りました。 調べると確かによく似ています。 カラスウリでしょうきっと)

 柿の上に字を書いたもの。 単純で若い人向けにはいいかもしれない。
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 これは面白いけど、あまりいいセンスじゃないですね。

 まだまだ沢山撮ったのですが、くどくなるのでこの辺にしときます。




 
by takeshi_kanazaw | 2016-12-12 07:53 | ウオーキング | Comments(6)
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 妻籠宿の小さな棚田の日陰に、氷を発見。 今シーズン初めて見る氷です。
 そういえば、車を止めた駐車場のオバサンが、「今日はいい天気だけれど、朝は凄く寒くて氷が張った」 と教えてくれました。 なんとなく、ホントかな? と思っていましたが、チャンと氷が残っていました。

 その棚田に流れ込む山から流れてくる小さな小川。
 まるで秋の日差しが注ぐように、まっこと綺麗に輝いていました。

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 時間はもうお昼近く。 ジャンパーを着ていると暖かくて、冬とは思えない陽気。
 「朝方は氷の張る冬の寒さ。 日中は秋の温かな陽光が降り注ぐ感じや」

 近くで見つけた 陽光に輝いている苔。

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 きっと朝方には、この苔にも霜が降りていたんでしょうね・・・・。
by takeshi_kanazaw | 2016-12-11 08:19 | ウオーキング | Comments(2)

 妻籠宿・冬の風物詩

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 妻籠宿(つまごじゅく)の脇本陣。
 その脇本陣の囲炉裏のある大きな部屋に、高い明かり窓から冬の日差しが降り注ぐ。
 囲炉裏からの煙で、日差しが綺麗な幾筋もの白い線で見える。

 この情景はカメラ好きの方ならご存知かもしれませんが、冬になると陽の光の角度が良くて、冬至の頃が一番だとされています。 多い時は囲炉裏の部屋に一杯のカメラを持った人が詰めかけます。

 「今日はカメラを持った人がいないな~・・・。 珍しいね」
 「もう既に撮った人や、冬至の頃に来る人もあるから、今日はその端境期みたいなもんですね」
 一人で囲炉裏端の周囲をクルクル回りながら撮った写真の一枚です。

 この脇本陣奥谷(わきほんじん おくや)。 当館の資料によれば、代々脇本陣・問屋を勤めた家で、現在の建物は明治10年にそれまで禁制であった桧をふんだんに使い建てられたもの。 島崎藤村の初恋の人「おゆふ」さんの嫁ぎ先で、旧家の堂々たる造りになっている。

 おそらくこの囲炉裏端の情景が取り上げられたのは、カメラが普及したせいだろうと思います。 写真を撮る人がこの情景を見て、思わず 綺麗だ! とパチリとやったのでしょうね。 冬になると妻籠宿を訪れる観光客はパッタリと減りますが、逆にこの脇本陣にカメラを片手に来る人が増え、今や 妻籠宿の冬の風物詩のような感じになっています。

 時々係りの女性が囲炉裏に薪をくべ、煙を絶やしません。

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 「囲炉裏の赤い火と、陽光の白い筋を、同時に綺麗に撮れないかな・・・・」
 私は写真が全く下手。 いくら頑張っても暗い囲炉裏と、明るく光る陽光は同時に上手く写らない。
 これは何枚もシャッターを押した内の一枚です。

 冬に妻籠宿を訪ねられたら、是非脇本陣(本陣じゃなくて脇本陣奥谷です。間違えないように)に立ち寄って、この情景を撮ってください。
 私の拙い写真より、もっといい作品が出来ると思いますよ。




 
by takeshi_kanazaw | 2016-12-10 08:02 | ウオーキング | Comments(6)
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 妻籠宿は静かでした。 冬の日差しが眩しいくらいでしたが、まっこと静か。
 その日はこの妻籠宿は早朝零下になったそうで、畑には氷が張っていました。
 いよいよ木曽路に冬の到来ですね・・・。 遠くに霜よけの焚火の煙が漂っていますね。

 桜の古木でしょうか。 木に着いた苔が冬の陽光に光っています。
 こんな風景に見とれているのも、観光客がいない静けさがそうさせるのかもしれません。

 先月馬篭宿から馬篭峠を越えてこの妻籠宿まで歩いたのですが、何時も帰りのバスの時間の関係で、妻籠宿は素通りばかり。 12月になってからゆっくり妻籠宿をプラプラしてみました。

 あれほど観光客も多くて賑やかだった通り。
 12月になると殆ど人もいませんね・・・・。

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 「この方がいいな~・・・。 観光客のいない妻籠宿を見るなら冬に限るわ」
 ただし、蕎麦屋さんも閉店状態だし、半分以上の店が扉を閉ざしている。
 「まーいいか。 これだけ静かだと、少々の不便も我慢できるわ」

 ノンビリと妻籠宿の散策ですね。

 落ち着いて歩けば、また面白いものも見られますから・・・。
by takeshi_kanazaw | 2016-12-09 08:01 | ウオーキング | Comments(6)
 木曽路のプラプラ歩き。
 やっと妻籠宿の前の大妻籠に到着。大妻籠は間の宿ですね。

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 「相撲取の地元力士御嶽海はもう三役になったのに、まだ入幕祝いの紙が貼ってあるわ」
 何時ものことですが、あまりにもプラプラと歩いてきたので、時間の方が・・・・・。

 「えーと、妻籠宿から南木曽へのバスの時間が迫っているな・・・・」
 大妻籠の道は殆ど素通り。

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 大妻籠はノンビリとしたいいところですが・・・・。

 私は殆ど路線バスを利用したことがない。何時もマイカー専門なのです。
 妻籠から南木曽への路線バスは一時間に一本しかない。それに南木曽からのJRの列車はさらに一時間に一本。 そのコンビネーションが狂うと名古屋へは明るいうちにはたどり着けない。

 やっと妻籠宿の川にやってきました。

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 「うーん、後20分ぐらいしか時間がない・・・・・」

 もう妻籠宿は半分駆け足状態。
 それでもカメラマン根性?は残っていて、歩きながらパチリ。

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 秋らしく周囲は紅葉してますね・・・。

 昨年も同じような状態だったので、再度12月に妻籠宿へ車で来たのですが・・・。
 「今回も同じやな~、何時も妻籠宿は時間切れや。とにかくパチリだけはやって行こう・・・」

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 秋らしい飾りですね・・・。 妻籠宿のこうした家々の飾りも面白いのですが・・・。

 「あと10分を切ったな・・・・。 コーヒーも飲めないし、蕎麦も食えない・・・」

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 秋らしく落ち着いた感じでしょう? ノンビリと歩いたほうがいいのですが・・・。

 路線バスの3時25分出発の少し前にバス停に到着。
 「フー、何とか間に合ったワイ・・・・」
 バスに乗っているのは、歩いていたときに会った外国人ばかりでした。

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 スマホで写真を撮ってくれと言われたオランダの青年や、ブラジル系のカップル。 ほぼ全員がそれぞれ同じ道を歩いてきた人間でした。 外国人は個人旅行の場合はやっぱり路線バスを使うしかないのですね。

 「しかし、路線バスを利用するというのは大変やな~・・・。一時間に一本だからな・・・・」

 南木曽駅、一時間に一本の電車はなんと特急でした。 特急券が要りますね・・・・。
 バスに乗っていた外国人は全てこの電車に乗るようです。 彼らは前もって調べてきているようです。

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 この外国人の観光客。面白いのは駅員(ボランティアのオバサンたち)とスマホをかざしてやり取りしてました。 スマホで調べたらこうなっている、だからスマホ画面をかざして、これでお願いと言った感じ。

 やっと電車が来ましたね。 何とか夕食前に名古屋に帰れそうです。

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 この木曽路ウオーキングは2週間前に出かけた記事ですが、どうも間延びした感じ。
 最近の冷え込みで、紅葉はもう里に下りてきてしまいました。

 同じ場所を歩いてみたいな~ と思われた方、春の連休前に歩かれることをお勧めします。
 関所の桜が綺麗ですし、ヒノキの林道は秋とほぼ同じ感じですから。

 しかし、季節ものの記事は忙しいですね・・・・。
by takeshi_kanazaw | 2016-11-26 08:11 | ウオーキング | Comments(4)
 木曽路の旧中山道、馬篭峠から妻籠宿へドンドンと下って行きます。

 「何やら水の流れる音がしてきたな・・・・」

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 旧中山道の山道も、下って行くとせせらぎが近くに感じられるようになります。

 「男滝・女滝に一寸寄って行くか・・・・」
 本当にプラプラのウオーキングですから、その時の気分しだい。

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 山道と川沿いの集落とを結ぶ小道。 石垣の苔が美しい・・・・。
 
 男滝の近くまでやってきました。

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 「この場所は秋の方が風情があるわい。 少しだけど黄色い葉っぱがあった方が様になる」
 京都の庭園だったら、滝に真っ赤なモミジ という情景が作られるのでしょうが、自然の中はそうはいかない。

 また山道に戻って、プラプラ歩きを続ける。 
 数件の農家の小屋が現れた。 恐らく山間に小さな棚田を作った場所だろか。
 何やら賑やかな子供の声が聞こえてくる。

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 孫を連れて柿を取に来たオジイサンがいた。
 「今年の柿はどうですか?」
 「どうも不作やな~・・・。量は少ないけど、玉は大きいで」
 渋柿らしく、恐らくお正月には孫のいいおやつになるのでしょうね・・・。

 里に近くなると、なぜかモミジが見られるようになる。 きっと人間がモミジを植えるのでしょうね。

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 小さな棚田に秋の日が眩しいくらいでしたね。

 「一寸休憩しようか・・・・」  何時もこの場所で果物を食べることにしている。
 今回は 梨とバナナとミカン。 まるで子供遠足のようですが・・・。
 前方が開けて、下の方に大妻籠の集落が見えてくる。

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 前方にかすかに見えるのは御嶽山なのか、木曽駒ヶ岳なのか・・・。 よくわからない・・・。

 この場所でゆっくりするには訳があって、通ってきた道の情景が凄く綺麗なのだ。

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 ヒノキの木立とモミジの紅葉のコラボ。 なかなか見られない情景。

 歩いてきた人たちにも、ついつい声を掛けてしまう。
 「後ろを見て、凄く綺麗だから・・・」 
 多くの人は前ばかりを向いて一生懸命歩くので、この情景を見逃してしまう。

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 要らぬお節介なんでしょうが、外国人は素直に喜んで、一生懸命写真を撮りますね。
 日本人は・・・。 「逆光やんか・・・」 とつれない若者が多い・・・・。

 後ろを振り向きつつ、坂道を下って行きます。
 これも逆光ですが・・・。

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 「紅葉は逆光の方が綺麗に撮れるかもしれんぜ。 撮ってみたら?」
 若者はどうも恋人との話の方が楽しいらしく、一向にモミジを撮ろうとしません。
 それでいいのだ!・・・・。要らんことを言うことはない。
by takeshi_kanazaw | 2016-11-25 09:41 | ウオーキング | Comments(4)
 11月22日~23日の二日間は一寸小旅行をしていましたので、ブログは臨時休業でした。

 秋の木曽路のウオーキング再開ですが、エーと何処まで行ったかな・・・。
 そうでした、馬篭峠にたどり着いたところまででした。
 
 馬篭峠を過ぎて、妻籠へ向かう下り坂は、木曽ヒノキの林をテクテクと歩くことになります。

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 いい天気で、眩しいくらいの秋の陽が一杯でしたね。

 「関所跡で握り飯でも食うかな・・・。 あの桜の葉っぱは色づいて残っているかな・・・・」
 全然ダメでしたね。 春に見た桜の木はもう葉っぱを落として、白い枝ばかり。

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 これでは秋の情調もないですね・・・・。
 「何とか秋らしく撮れないかな・・・・」  ウロウロと歩き回って撮った一枚。

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 春でもないし、夏でもない、冬でもない・・・。 秋だな・・・・・。 変な表現ですが・・。

 「やっぱりこの場所は春に限るわ」
 桜が見たい方は こちらをクリック  (桜の頃の様子

 「まー、常緑樹のヒノキの林道だから、そう急に秋らしくはならないわ・・・。 まー、好きに写真を撮った方がいいかもしれん。」  昼食後はフラフラ、パチリ とやりながら下って行きます。

 しかし、この木曽路の旧中山道はいいですね・・・。 ヒノキの木立からの木漏れ日がいい。

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 こんな道を歩きたくなりませんか?  いいでしょう、この雰囲気。
 見上げると、20m以上のヒノキが頭上に被さってきますよ。

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 あまりに太陽の光が強いので、ヒノキがやや逆光気味でよく見えませんが・・・。

 そして、時折残っている中山道の石畳。 光の線も見えるほどいい天気です。

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 ヒノキの森には紅葉した葉っぱは殆ど見当たらないですが、少し離れた山では木々が色づいています。

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 山の紅葉は下界と違って真っ赤なモミジは殆どないですね。 色とりどりの木々が見られるのが一般的ですね。

 「まー、そのうちに紅葉した木に出くわすかもしれんが、とにかくウオーキングらしく、ひたすら歩いて行こう!」
by takeshi_kanazaw | 2016-11-24 08:20 | ウオーキング | Comments(8)
 中山道を馬篭宿から馬篭峠に向かってプラプラと歩いている。

 「あの山の紅葉はきっと山桜だろうな・・・・」

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 春に来たときは地元のオバアサンに、山桜の場所を教えてもらったので、多分間違いない。
 山桜は普通の桜より紅葉の時期も遅いのかもしれない・・・。

 「エーとこれはなんだ?」  何やら石碑が立っている。
 -- 渋皮のむけし女は見えねども 栗のこわめし此処の名物ーーー。 十返捨一九 狂歌。

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 ~江戸からくると この木曽路にはいい女は見当たらぬ。 渋皮をむいた栗ごはんはあるけどな~
 まー、そんな意味だろうが、不逞奴ですな十返捨一九。 有難がってこんな石碑を立てることはないよ。
 木曽路にだっていい女は居たと思いますがね・・・・。

 部落の家の軒先に干し柿が。

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 長閑でいい雰囲気じゃないですか・・・。 

 ノンビリ歩いていたら、何か異様な集団が通り過ぎていきました。

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 30人以上の人が固まって、ワイワイと歩いて行く。
 「なんですか、貴方たち?」  「ウオーキングツアーです。バスで来たんですよ」
 とうとう木曽路の山道にもこんな集団が来るんですね・・・・。

 一団が過ぎたと思ったら、またやってくる。

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 今度は女性が多いツアーの一団。
 「賑やかなのはいいけど、どうも何時もの静けさと違うので、感が狂っちゃうな・・・・」

 この中山道の山道は、歩く人もなくて静かないい雰囲気だったのですがね・・・・。
 「そうか、今日は土曜日か・・・。 これからは平日に来ないとダメやな・・・・」
 とにかくバスで来たツアーの一団が通り過ぎるのをジーと待って・・・・。

 神社の境内の木々も色づいています。 本来は静かな場所なんですが・・・。

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 歩いている場所は春にはいろんな花が咲いて、ノンビリと歩くのにはいい場所なんです。
 そうですね、今年の春に歩いた時の状況を見てください。( 春の状況 )

 次から次へとツアーの一団がやってきました。
 それを避けながら、パチリ。

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 標高が高くなると銀杏も散り始めていますね。
 ドンドンと人が歩くので、ゆっくりとは写真が撮れませんね・・・。

 そろそろ馬篭峠が近くなってきました。 木曽ヒノキの林の中に綺麗な黄葉が見えます。

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 このシーンは一眼レフで撮るべきでしたね・・・。 歩くのに疲れていたんでね・・・。

 やっと馬篭峠に到着。

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 「馬篭宿を出発してから1時間半もかかってしまったな・・・・」
 わずか2キロ弱の登り道を随分と時間が掛かりました。
 「まー、後は下りだから、楽に行けるさ・・・・」

 珍しく 峠の茶屋 のお店が開いてました。

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 「一年以上店を閉めてたけど、あのオジイサンとオバアサン、元気になったのかな~。」
 お客は誰も入っていなかったので、なんとなく入るのを止めましたが・・・・。

 「まー、下の関所跡で持ってきた握り飯を食うことにしよう・・・」
by takeshi_kanazaw | 2016-11-21 14:55 | ウオーキング | Comments(4)
 馬篭宿から馬篭峠を目指す。
 この間の距離は約2キロ、標高差は250mぐらいの登り道になります。

 「いい天気や・・・・」  空は真っ青、黄葉した銀杏が綺麗です。

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 馬篭峠への道は、せせらぎが流れていたり、少し急な坂になったり、平坦なところでは畑が広がり、民家が散在する、傾斜地の山里風な雰囲気のする道です。

 「モミジが見事に紅葉してるわ・・・・」

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 もっとシッカリ写真を撮らんかい! と言われそうですね。 既に先日奥飛騨のせせらぎ街道でモミジを一杯見たので、歩きながらのパチリですね。 バックの中の一眼レフを取り出すのが面倒・・・。

 少し急な登り坂。 「シンドイ、なんだか足も腰もシンドイ・・・」

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 まだ歩き始めて15分ぐらいなのに、サッサと歩けない・・・・。
 「こんな調子じゃ、先行きが心配や・・・。 歳のせいかな・・・・」

 しばし休憩をしていたら、 南米系のカップルにすぐ追い越されました。

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 「あの二人は若いからな・・・・・。 元気やな・・・・・」

 ノロノロ、フーフーと二人の後を追ったのですが、見えなくなってしまった。
 「アー、水車のあるとこに来た。 ちょっと一息や・・・・」

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 山道では止まりながら、平坦な場所に出ると休憩しながら・・・。 これでもウオーキングと言えるかどうか・・・。

 着物を着た小さな娘を連れた夫婦がいました。

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 「七五三ですか? 可愛いな・・・・」  「お宮参りは明日なんですが・・・・」
 「それはオメデトウございます」 「有難うございます」
 子供はクマよけの鐘を鳴らすのに懸命でしたが、子供の成長を願う若夫婦の姿はいいもんですね・・。
 自分の孫の七五三なんて全然気にしなかったのですが・・・・。

 山の方に目をやると、こんな感じで紅葉が進んでいました。

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 手前は桜の木です。 春には綺麗な桜の花が咲いていたんですよ。

 少し道が平坦になり、民家がチラホラ。 道の両側には山からの水が流れています。
 「落ちたモミジの葉っぱが綺麗やな・・・・」

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 もっとシッカリ撮ればいい写真になりそうな情景でしたがね・・・・・。
 今回はフラフラ歩きながらパチリという感じが続いています。

 道端のとある民家。 オジサンがなんか木を削っていました。 農家じゃなくて、山小屋風な家。

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 なんとなく視線が合ったら、そのオジサン 「中には入ってきてもいいよ」
 そういわれると入らざるを得ないですね・・・。 プラリと庭の中へ。

 「奥の紅葉が綺麗だから、家の裏に回って観てご覧」

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 確かにこのモミジの紅葉は見事ですね・・・・。
 「紅葉が綺麗ですよ、見せてもらったら?」 と道行く人にも声を掛けたのですが・・・。

 「外国人はすぐに入ってくるけど、日本人は入らないよ。 そんな傾向があるわ」 とオジサン。
 アトリエ風の黒板塀の窓に映るモミジがまた綺麗。

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 「この家は名古屋の金持ちの家でな・・・。 わしは一応芸術家なんや」
 黒板にぶら下がっている異様な?ものも彼の作品かもしれません・・・。
 「その削っている木材も作品ですか?」
 「アンタは何処から来たんや」  「名古屋です、名古屋の貧乏人ですわ」

 自称芸術家のオジサンとの話を適当に切り上げて、またプラプラ歩き開始。
 農家の庭先に何か置いてある。

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 「オバアサン、この干し芋を一つちょうだいよ。 歩きながら食べるから」
 「そうや、歩きながら食べるんがちょうどええわ。 アンタのえーのんを取ってちょうだい」

 このオバアサン、忙しそうに芋を蒸かしていましたね。

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 腰が曲がっているのによく働きますね・・・・。
 遊びでウオーキングしている私がシンドイを連発しているのは、修行が足らん! と言われそう。

 買った干し芋をかじりながら、プラプラ歩き続行です。

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by takeshi_kanazaw | 2016-11-20 13:44 | ウオーキング | Comments(2)

 馬篭の宿は人の中?

 木曽路というと、すぐ引用される言葉があります。
 「木曽路は全て山の中にある」   島崎藤村の 夜明け前 の冒頭の一節ですね。

 馬篭はこの島崎藤村の生誕地で、夜明け前の主人公は彼の父親の一生を描いたとされています。
 島崎家はこの馬篭の名主で、島崎家の祖先が開拓して馬篭宿を作ったらしい。

 「そろそろ馬篭も秋やな~・・・・」

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 石畳の坂を上って行くと、まず見えたのは赤く染まったもみじ。 部落の神社の境内にある。
 この馬篭宿は麓の落合宿から馬篭峠(標高801m)へ上る途中にあり、標高はほぼ450mぐらいですね。

 その左側にあるのが大きな水車。

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 何時も観光客が記念写真を撮っている姿が見られますね。

 馬篭宿はズーと坂ばかりです。 坂の上にある宿場というのは珍しい。

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 お婆さんも手を引かれて登っています。 まさに石畳を登るという感じです。
 馬篭宿は西の落合宿からほぼ2里ぐらいあり、東の妻籠宿までは馬篭峠を越えて3里ぐらいありますから、途中にはどうしても宿場が必要になったのでしょうね。 この間は全て山道ですからね・・・。

 「コーヒーが飲みたいな・・・。ゆっくりタバコが吸いたい・・・・」
 コーヒー中毒、ニコチン中毒の私。 何はなくともホットコーヒーとタバコ。

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 初めて入った土蔵の喫茶店。
 「いつ来ても馬篭は観光客で一杯やな・・・。 馬篭の宿は人の中や・・・・」
 「そうですね、でも今年は中国からのお客さんがガクッと減りましたな・・・・」
 
 喫茶店を出てノロノロと馬篭宿のメインストリート?を登って行く。

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 いつも通りの観光客の波が続いていますが、そういえば中国人の姿が見えない・・・。
 「中国経済の減速が、日本の山里にまで及んでいるのか・・・・・」

 現在の馬篭宿は、殆どが土産物屋さんか、民宿の家ですね。

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 一度ぐらいは民宿に泊まってもいいのですが、名古屋人の感性だと近すぎて泊まろうとしないですね・・・。

 この馬篭宿には 藤村記念館や本陣跡などがありますが、何時も素通り。
 私にとっても馬篭宿はウオーキングの出発点であり、コーヒーを飲む最後の場所という位置づけ?

 馬篭宿の道路脇には山からの水が流れ、結構綺麗なんですが・・・・。

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 道路の両側には一杯店がありますが、一度も入ったことがない。 まさに素通りという感じです。
 まったく馬篭宿の振興に寄与していないですね・・・・。

 すぐに馬篭宿の端までやってきました。

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 「京まで52里、江戸まで80里か・・・・。 そんな感じやな・・・・・」
 昔の人はズーと歩いたのですね・・・。 当たり前のことですが・・・・。

 部落の高台から恵那山が見えます。

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 この馬篭の部落を含めて、中津川市や恵那市一帯は、この恵那山の裾野に当たり、なだらかな丘陵地帯に棚田が広がっています。 棚田と言っても山間の小さなものでなく、丘陵地帯の棚田です。

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 長閑な情景が広がっていますね・・・。
 多くの観光客が来るのはここまで。 これからは旧中山道の山道が始まります。

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 ウオーキング開始と言った感じですね。
by takeshi_kanazaw | 2016-11-19 10:00 | ウオーキング | Comments(2)

海外や国内の適当に撮った写真の記録


by takeshi_kanazaw