カテゴリ:モロッコ紀行( 34 )

 モロッコのカサブランカから、中東のドバイ、そして日本の関空へ。

 「もう、なるようにしかならんのだ!」 長~い、ながーい、ナガ~イ 飛行機の時間。
 私は何をしていたか・・・。 狭い飛行機の中をウロウロ。 寝られないんです、私は。

 帰路の飛行ルートはペルシャ湾を北東へ、山越えののルート。
 飛行機の最後尾、スチワーデスさんのたまり場近くの窓から見ると。
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 綺麗な、まっこと綺麗な雪山の情景が展開しています。

 飛行機から写真を撮った方は判ると思いますが、飛行機のガラス窓は厚いし、汚れている。 そして、下に広がる景色は見事でも、なかなかカメラでは撮ることが難しい。 何よりも雲が多くて、しっかり景色が写りませんね・・・。

 「どの辺を飛んでいるのか・・・。 これだけの山脈は、世界の屋根と言われる パミール高原 しかないはずだけど・・・」 モニターの飛行ルートを確認すると、やっぱりパミール高原でしたね。 世界の屋根の上を飛んでいるんですね。

 ズーと窓からの景色に見とれていました。
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 いやいや、こんな迫力ある雪山の連なりを見るのは初めてですね。
 世界の屋根の パミール高原 を上から眺められるのは、飛行機に乗った人間の特権?ですよね。簡単にみられる風景じゃない。 

 「これは 運 やな~・・。 早朝の天気のいい時間に、たまたまパミール高原の上を飛ぶ飛行機に乗り合わせた賜物や。 それに寝るのが苦手な俺だから撮ることが出来た・・・」

 雪山の頂も手の届くぐらいな近くを飛びますね。
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 いやいや、自分でも驚くほど綺麗に撮れてますね。 使ったカメラは小さなコンパクトカメラ。 腕じゃないですね、まさに運 運 ですね。

 パミール高原は確か6~7千mぐらいの山脈ですよね。 飛行機は1万mぐらいの高さを飛んでいるんでしょうか。 雪山の山肌まで綺麗に見えましたね。

 あんまり私が窓にへばりついていたので、横にたむろしていたスチワーデスの人も、外の景色を覗き込むことになって・・。
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 「ワー、綺麗! 」 フランス語か英語か判りませんが、イメージとしてはそんな感じ。
 彼女はすぐに自分のコンパクトカメラを持ってきて、盛んにパチリ、パチリ。

 「綺麗だろう? 凄く綺麗だ」
 「うんうん、ホントに綺麗だわ」  多分英語でそんな会話をしましたが、この景色は何時も飛んでいるスチワーデスさんでも、カメラに収めたくなるほど綺麗だったんですね。 運、運ですね。

 外の景色にはまりましたね・・・。
 スチワーデスさんにお茶を入れてもらって、ズーと窓から眺めていました。

 パミールを超えると、 タクラマカン砂漠 ですね。
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 パミール雪山から、今度は土の世界ですね。

 数時間は粘っていたでしょうか。 お茶を2杯も頼んで飲んでいましたから・・・。
 中国の青海省か甘粛省あたりでしょうか。 ひょっとしたら黄河の上流部? 
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 土と砂の荒野に、水が流れて、不思議な光景が広がっていました。

 飛行機からの写真というのは、撮る機会も少ないし、多くは雲に覆われています。
 今回撮ることが出来た パミールの雪山の写真は、まさに偶然のなせる業 でしたね。
by takeshi_kanazaw | 2013-10-20 10:56 | モロッコ紀行 | Comments(10)
 モロッコの旅、ぐるぐるとモロッコを廻って、やっとカサブランカに帰って来ました。

 このブログの最初の頃の記事は確か 「哀愁のカサブランカ」 だったと思います。
 そうですね、「映画のカサブランカ」のイメージが重なって・・・・。
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この映画の絵、最初にも載せましたが、モロッコを旅した後で見直すと、また違った印象を持ちますね。
 「この映画の世界は、アメリカ人が見たカサブランカやな~・・・。実際に廻ったモロッコの各地の表情とはチョット感じが違うわ。やっぱりアメリカ映画の世界や」

 皆さんはどう感じられますか?
 まー、映画の頃とは70年以上の月日が流れているのですが・・・・。

 大西洋の沿岸地方を北上して、カサブランカに近づきました。
 カサブランカの郊外に入ってきたようです。
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 郊外のアパート群ですね。 「どの国も一緒やな・・・」

 街中に突入です。 まさに突入っていう感じ。
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 カサブランカは人口350万人の大都会。 この渋滞は仕方ないことかもしれませんね。

 ドンドンと映画のカサブランカのイメージが崩れていってしまうんですが・・・。
 「この場所が映画カサブランカを撮影した建物があった場所です。」 
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 映画では確かハンフリーボガードが経営する酒場だったですが・・・・・。

 その日の宿泊は新市内にあるホテル。
 近くには高層マンションもありました。
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 「近くのスーパーマッケットへ行ってみましょうか」
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 夕暮れ時というのに閑散としていました。 まだスーパーマーケットが庶民に根づいていない感じ。

 ここでちょっとモロッコの物価について。
 「モロッコの1人当りのGDPは3千ドル超ぐらい。日本の十分の一だのに、物価が高いな・・・。観光地値段なのかな・・・」 旅をしていてズーとそう思っていました。

 モロッコの貨幣はDH(デラハム)。 1DHは13円前後。
 道路沿いの休憩所で買ったお菓子が20HD。「チョット高すぎるんじゃない?日本と同じじゃん」

 いい機会なので、スーパーマケットで物価をチェック。
 パンや牛乳などの生活基礎製品は安い。日本の半分ぐらいの値段。逆にお菓子などの工業製品は日本と殆ど変らない。
 「そうか、日本でも昔はお米や魚は安かったけど、お菓子は高かったな・・・・」

 ちなみに、現地ガイドさんの説明だと、モロッコ人の一か月の平均収入は4~5万円ぐらいだそうです。東南アジアより高い。東欧と比べてどうでしょうか。
 「この国は労働コストでは、そんなに競争力はないかもしれんな~・・・」

 旅の初めに見たカサブランカと、旅の終わりに見たカサブランカ。 随分と印象が違いましたね。

 さてさて、長かったモロッコの旅も終わりです。
 「ご苦労様でした。」 となるところですが、私にはこれからの方が大変。 日本まで20時間の長旅が待っているのですから・・・・・・・・。
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 「あーあ、嫌になっちゃうな・・・・。 ボタンを押すと瞬時に目的地に着ける機械はないのかな~・・・。 これから、また地獄のフライトが始まるのか・・・・」

 次回は意外と? 綺麗なパミールの雪山が見えましたので、その写真を・・・・。
by takeshi_kanazaw | 2013-10-19 09:39 | モロッコ紀行 | Comments(4)
 モロッコの旅も8日目。 大西洋に沿ってカサブランカまで北上します。

 モロッコの旅は、これまで有名な古都や砂漠を走ってきました。 観光旅行ですから当然なんですが、どちらかというとモロッコでも特殊な場所を巡ってきたわけです。

 そうですね、日本でいえば東京と京都や奈良を廻っているようなもので、日本の何処にでもある田舎の感じはまた別ですよね。 その国に長期滞在すればよくわかりますが、その国を訪れる観光客は、有名な場所を駆け足で観て回っているような感じですね。 まー、致し方ないのですが・・・。

 「世界遺産より、田舎の風景がいいよ。 何にもない田舎の風景が・・・」
 移動するバスの車窓から見える情景が好きですね。

 大西洋岸付近のルートでは、ホントに何もない田舎の畑が続きます。
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 多分小麦畑ですね。既に刈入れが終わっているようです。
 この畑が農業国モロッコの基本ですね。 日本で水田が広がっているのと同じで、カサブランカまで100キロ超離れた場所です。

 田舎町の市場が現れました。
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 自動車は殆ど見かけませんね。 運搬手段はもっぱら馬ですね。 
 ムスリム風の服装の人も居ますが、大半は我々と同じカジュアルな服装ですね。これがモロッコの人達の日常の姿なんでしょう。 それにしても女性が少ない。外で仕事をしている人は、殆どが男性ばかりです。

 主食のパンが一杯売られています。
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 モロッコの人はフランスパン風のパンをよく食べます。日本人がご飯を食べるのと似ています。 昔は各家庭でパンを焼いたそうですが、今ではこうした市場や専門店でパンを買う人が大半になったそうです。

 海の近くの田舎町に入ってきました。
 アルジャディーダという元ポルトガル占領地の砦跡。
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 ここも世界遺産らしいのですが、私はあんまり遺跡には興味がない。

 ここでも海には小さな漁船がありますね。
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 海岸では漁師が魚を取り、畑では農民が小麦を育てる。ごくごく自然な生活パターンが広がっています。

 モロッコの海岸近くの田舎町の特徴の一つは、歴史的に外国(特にイベリア半島)の影響を受けている点でしょうか。 建物がマラケシュなどの乾燥地帯と異なり、壁が白い。
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 ホントに白い壁の家が多いのです。 
 これはホテルかもしれませんが、白い壁と青い窓、まるでスペインの家みたいです。
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 我々は現在のモロッコという国を念頭に置いて考えてしまいますが、歴史をたどればイベリア半島の南側は、15世紀末までムスリム王朝が8百年も治めていたんですね。 1492年コロンブスがアメリカ大陸にたどり着いた頃に、グラナダが陥落してレコンキスタ(キリスト教側のいう失地回復運動)が完結。

 「そうか、グラナダ陥落からまだ5百年だから、スペインがイベリア半島を領有してる期間より、ムスリム王朝の国だった8百年という時間の方が長いのか・・・」

 イベリア半島とモロッコ。 長い歴史をたどれば、フェニキア人やカルタゴ以来、人々が行ったり来たりしていたわけですね。

 余談ですが、現在のアメリカのテロとの戦い。 これは十字軍やレコンキスタから続く宗教戦争の流れと似ていますね。ムスリム側のジハード(聖戦)は、イスラム側の広い意味でのレコンキスタなのかも知れません。 時代錯誤と言われそうですが・・・・。

 モロッコの田舎町をプラプラしながら、そんなことを考えていました。
by takeshi_kanazaw | 2013-10-18 10:07 | モロッコ紀行 | Comments(4)
 サンセットの時間がやって来た。
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 モロッコの旅で大西洋に落ちる夕日が見られるとは思わなかったですね。

 この日の夕方からは実にノンビリムード。
 見学する場所もないし、買い物をするお店もない。 

 海外のパクツアーでは、世界遺産や有名な観光地を沢山廻るプランが多い。 そうしないと集客できないのだろうけど、私は何もない田舎が好きですね。

 夕日が地平線に落ち始めました。
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 地平線に夕日が落ちるシーンは、これまで日本でも意外と見ていないですね。 
 もう少しうまく撮れなかったの?  そういう声が聞こえそうですが・・・。

 ツアーの仲間もカメラを持ってやってきました。
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 彼女たちは上手く撮れたんでしょうか・・・。

 旅行記を書いているうちに、もうモロッコを旅してひと月の時間が経過してしまいました。写真を撮っていたツアーメンバーの彼女たちは、今は毎日の仕事に追われて、モロッコの旅の記憶は薄らいでいるのかもしれません。

 夕食後も実にノンビリした時間が過ぎていきます。
 部屋はセミスートで豪華。窓からは夕闇の海岸がよく見えます。
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 時々カモメが夕闇の中を群れをなして飛んでいるのですが、上手く写りませんでした。 

 お月様が綺麗でしたね。
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 海に月光が映って、まっこといい景色でした。

 こんな景色を見ながら、私は熱いコーヒーをすすり、タバコをふかして、ご満悦。
 
 この大西洋海岸の田舎町をコースに入れたツアーは珍しい。 有名なフェズやマラケシュばかりを、効率よく廻るより、こんな田舎に一泊する方がいいですね・・・。
by takeshi_kanazaw | 2013-10-17 01:20 | モロッコ紀行 | Comments(4)
 大西洋の砂浜をプラプラ。

 このエッサウイラの砂浜はかなり広い。1キロぐらいズーと砂浜が続いている。
 ラクダがいた場所から離れて、一人でゆっくり歩く。

 砂浜にはパラグライダー・サーフィンの人達以外は歩く人は少ない。
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 多分旅行者のカップルだろう。何か喋りながら歩いている。
 そうだった、海外旅行では、それぞれの国で若いカップルの写真を意識して撮ってきましたが、今回はそんな情景に出くわさなかった。ムスリム社会では、カップルが見当たらない?

 砂が綺麗でしたね。
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別に大西洋の海岸だからといって、砂に変りはないのですが・・・・。

 一人だけ、カメラを構えて、さかんにシャッターを押している女性がいました。
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 椅子まで用意して、しっかり撮ろう! という感じでしたね。 やっぱり写真はこんな風に撮らないといけないんでしたね。

 ドンドンと太陽が地平線へ落ちていきます。
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 海面に陽光が光って綺麗でしたね。 多分日本の砂浜でも同じ風景が見られるでしょうが・・・。

 結構海風が強かったですね。 砂浜に風が舞っていました。
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 上手く撮れませんでしたが、写真の上の方から風が強く吹いて、砂が舞っていたんですが。砂が夕日に照らされて黄金色になってきましたね。

 「モロッコの風やな~・・・・」
 旅を始める前は、” モロッコの風に吹かれてみるか ” なんてキザなことを考えましたが、その時は砂漠に吹く風をイメージしていました。

 「そうか、大西洋から吹く海風が、モロッコの自然を作り上げているのか・・・」
 この海風がアトラス山脈に当たって、モロッコの大地に雨をもたらしているんですね。
 そして山越えの乾燥した風がサハラ砂漠を作っている・・・・。

 「あと30分ぐらいでサンセットになるな~・・・。 もうちょっと砂浜に居てみるか・・・・」
by takeshi_kanazaw | 2013-10-16 09:02 | モロッコ紀行 | Comments(2)
 「写真でも撮ろうかな・・・・」

 モロッコの旅の7日目。 大西洋の海辺の町 エッサウイラ に一泊。
 夕飯までに時間が出来て、一人だけでプラプラとホテルの前に広がる砂浜へ。

 「写真でも撮ろうかな・・・」 という表現はおかしい? 
 そうですね、これまでも写真を撮っていますから、写真を撮ろう なんて変ですが。
 まー、前に展開する景色や情景をパチリとやるんじゃなくて、少し撮りたい被写体をじっくり撮ってみようかというような気分。

 といっても三脚を立てて撮るわけでもないし、一眼レフの大きなカメラがあるわけでもない。
 これまでも使ってきた小さなコンパクト一つなんですが、気分の問題なんですね。

 砂浜を歩いていて、一番に目についたのは、浜辺にいる ラクダ 。
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 変な組み合わせですね、海とラクダ。
 少し陽が傾きかけていましたが、なんとも不思議な写真になりました。

 砂浜も砂漠と同じ砂ですから、歩くのはお手のものでしょうが。
 せっかくだからもっと近づいて撮りたい。 砂浜を歩いて・・・。
 その時、やってきました。 お金を寄越せ!の声が。

 ということで、どうも落ち着いていい写真が撮れません。
 チョット逆光気味ですが、離れた場所からパチリ。
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 撮ることが出来たのは、この2枚の写真だけでした。

 旅先で写真を撮るのは難しいですね・・・・。







 
by takeshi_kanazaw | 2013-10-15 09:23 | モロッコ紀行 | Comments(4)
 大西洋の海辺の町 エッサウイラ の散策です。

 「この町にも古い町並みがあって、世界遺産になっていますよ」 海辺のメディナですか。
 もうこのモロッコの旅も終わりに近づいてきました。
 ノンビリと、プラプラと。

 町のメイン広場でしょうか。
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 建物は殆どが白い壁ですね。 
 そうそう、カサブランカはポルトガル語で 白い家 という意味で名づけられたんでしたね。恐らく昔のカサブランカもこんな感じだったのかもしれませんね。

 白い家にイスラムのミナレットが。
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 南国ムードですね。

 町の中へ。
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 多分左側は海だったと思います。 岸壁の内側の道ですね。 
 フェズやマラケシュのメディナとは随分雰囲気が違いますね。

 海岸通り?から少し内側に入って。
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 上の天井は木で作られています。 この木でくみ上げる方法は、船を作る技術の応用でしょうか。

 ちょっと路地を覗いてみましょうか。
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 誰もいませんね・・・。観光客も殆どいませんでした。 午後のけだるいような時間が過ぎていくような感じでしたね。 こんな感じもいいんじゃないですかね・・・。

 この町は画家が多いらしい。 通りに何か変てこな?絵が一杯。
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 抽象画ですね。私は抽象画はよくわからない。 どうも抽象画は人間として無理がある?ような気がする。 絵は万人が見て感動するのが基本だと思うんですが・・・。

 道端の土産物屋さんの店先に、ほっておかれたような絵が。
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 撮った写真が汚れているんじゃなくて、絵そのものがほこりまみれなんです。
 「うーん、まるで墨絵みたいな感じだな。 芸術性はどうか知らないけれど、上手く描いてあるな」 私はこちらの絵の方が好きですね。

 ホントにプラプラと歩いてましたね。 世界遺産ということで、観光客向けの土産物屋さんが目立つのが難点ですが、プラプラ歩きにはいいですね。

 道端に座っていた若者3人。 この町の人じゃないようだし、観光客でもない。
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 モロッコのガイドさんいわく。
 「南から来た人たちですよ。 豊かなヨーロッパへ稼ぎに行きたくて、このモロッコを中継地にして、ヨーロッパへ渡れるチャンスを待っているんです」

 そういえばテレビで見たことがありますね。 小さな船で地中海を渡ろうとするアフリカ人が多く、時には船が難破したり、上陸しても問題があったり・・・。

 これもモロッコの姿の一つでしょうか。
by takeshi_kanazaw | 2013-10-14 05:26 | モロッコ紀行 | Comments(2)
 このモロッコの旅。 ズーと土漠が続く荒野を走っていたような気分でした。

 大西洋に面した港町エッサウイラにたどり着いた途端、「海だ! 大西洋だ!」 と、叫びたくなりましたね。サハラ砂漠も良かったですが、広々とした大西洋も格別ですね。

 エッサウイラに到着した我々の目に飛び込んできたのは、こんな風景です。
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 パラグライダーでしょうか。これを使って波乗りをするんですね。全くモロッコらしくない?風景ですね。 

 このブロウを読んでいただいている方も、砂漠の風景やメディナの雰囲気を楽しんでいたかと思えば、急に海の話が飛び出してきて、少々ビックリかもしれませんね。 モロッコもいろんな表情を見せてくれます。

 エッサウイラは人口数万の小さな町ですが、多様な顔を持っています。
 1.波乗りを楽しむ人がいるような、リゾート地としての顔
 2.一方では地元の人は漁業を生業としている漁村です。
 3.そして、海岸に城郭のある歴史のある遺産の町でもあります。

 私はモロッコの大西洋海岸のイメージが全くなかったんですが、この町はそれを払拭してくれました。 ウムウム、そうか、こんな感じだったのか・・・。

 エッサウイラはカサブランカから200キロぐらい南に位置してますが、暖かいし、海岸に砂浜が広がって、まさに海辺のリゾートです。 海に面して沢山のホテルが並んでいます。
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 我々が泊まったホテルもその一つですが、海が見える部屋で立派なものでした。 お客は外国人が多いようですが・・・。

 ホテルが建つ地域から少し歩くと、途端に雰囲気が一変します。
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 いやいや、沢山の船ですね。船が小さいから、多分沿岸漁業なんでしょうね。 これだけの船があるということは、この町の主たる産業は漁業ですね。

 漁師の人が集まっていました。
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 私は漁師の子ではありませんが漁村育ちなので、こんな風景はなんとなく親しみが湧いてきますね。 今は何が捕れるんだい? と聞いてみたくなる気分ですね。

 一人で港にたたずんでいる人が。
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 ムスリムの人と漁港、という取り合わせは不思議な感じがしますね。 イスラムの世界でも漁師はいるし、漁村に白い帽子とマントのイスラム教徒がいてもおかしくはないのですが・・・。

 さらに歩いていくと、何やら白い建物が見えてきました。
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 海に面して城壁がありますね。まるで海の砦のような感じです。

 やっぱり海の砦の跡ですね。
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 スペインやポルトガルが活躍する 大航海時代 がありました。 最初の頃はアフリカの西海岸に沿って南下していたんですね。一挙に喜望峰やマゼラン海峡に達したわけではない。 この町のように、アフリカ西海岸には砦を持つ港が必要だったのでしょう。

 砦の高台には大砲が残っていましたね。
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 「そうか、アフリカの西海岸はこんな感じなのか・・・・」
 モロッコは海洋国家ではありません。 アトラス山脈近辺が中心の農耕国家です。 それに、ベルベル人はどちらかというと砂漠の民ですし、アラブ人も海には弱い。 そんなところへ、ドンドンとスペインやポルトガルの船がやって来たんでしょうね。

 日本人は結構海に強い民族ですよね。 
 鎖国とはいえ、海からの侵略を許さなかったのは幸いでしたね。







 
by takeshi_kanazaw | 2013-10-13 05:02 | モロッコ紀行 | Comments(2)
 モロッコの旅も7日目。 マラケシュのメディナの散策から一路西へ。

 それにしてもこの旅日記、25回目の記事になりました。 
 私の愛読書、司馬遼太郎さんの街道を行く のように、もっと丁寧に書くといいんだが、と思っているのですが、文才がない悲しさ。 それにブログにマッチしないし・・・。

 マラケシュの町を抜けていきます。 慌ただしい感じではあるんですが。
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 とある街角。これまでの砂漠の町と違う雰囲気のカフェですね。マラケシュは多くの観光客が来て、町の感じが西欧風に変化し始めているのかもしれません。 外国の観光客が多い、タイのチェンマイや、バリのウブド地区を思い出す風景ですね。

 さて、我々のバスはドンドンと西へ向かってひた走ります。
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 また土漠の原野が広がっています。モロッコの北側では、アトラス山脈の海側は緑があったんですが、南は違いますね。このまま南へ西サハラの砂漠地帯へとつながっていくのかもしれません。
 道が広く立派になっています。 マラケシュからカサブランカへのメイン道路なんですね。

 どこかで昼にピザを食べたような・・・。
 モロッコの現地ガイドさんが言いました。
 「世界三大料理って知っていますか? 一番はフランス料理、2番はイタリア料理、三番はモロッコ料理ですよね」 
 うーん・・・。 まー、どの国も三番目に自国の料理を挙げるケースが多いけど・・・。

 バスは土漠の続く立派な道をひた走ります。
 「喉が渇いてきたな~、少々暑いし。 何か冷たいものでも欲しいな・・・」
 道路わきのカフェ。 日差しが強くて、なんとなく南国ムードがありますね。
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 このカフェも、これまでのベルベル人の世界とチョット雰囲気が違ってきました。

 久しぶりのアイスクリームを舐めながら・・・。
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 ハイビスカスの花ですね。これまでこんな花はあったかな・・・・。

 我々が走ってきた道路は北へ向かうとカサブランカへ。 我々はそのまま西へ直進します。
 何やらまた風景が変ってきました。 オリーブみたいな木が・・・。
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 「この木はオリーブじゃなくて、アルガン の木ですよ」 と添乗員のM嬢。

 そして、急にバスが停まりました。
 「あれ? 山羊が木に登ってるんじゃない? あの木の上にいるのは山羊だわよね」
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 確かに山羊ですね。 アルガンとやらの木の上に山羊がいますね。

 実は山羊が木に登って、アルガンの実を食べる情景は有名なんだそうです。 そういえば、アフリカの写真でそんな写真を見たような・・・・。

 「面白いね。山羊が木に登るは見たことないわ。 写真を撮らなきゃ!」
 メンバー全員がカメラを持ってバスからゾロゾロと。

 少し近づいて・・・
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 アルガンの実が見えないけど・・・・。

 その時です。 どこかで隠れていた土地の人が現れました。 
 そうです、写真を撮るとお金を要求されるんです。 忘れてはいけません。写真を撮るとお金でした。

 このアルガンの実から採れる アルガンオイル は、化粧品や石鹸として有名らしい。
 アルガンの実はアーモンドのような形をしていて、その中の種の部分からオイルを絞るんだそうです。 山羊は実を食べて、種を捨てるので、山羊を木に登らせて実を食べさせ、人間がその種を利用するというシステムになる。
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 「実際は山羊が木に登るのを待っていられません。モロッコでは女性達がアルガンの実から種を取りだし、オイルを絞り出していますよ。 そんな女性たちの組合があるんです」 添乗員のM嬢は物知りですね・・・。

 それにしても、ちゃんと写真を撮った代金?は払ったのかな・・・。 現地ガイドさんが払ったのかもしれませんね。

 さらに西へ・・・。
 「なんだか空気が重くなってきたような・・・・」 空気が 重い って感じは判りますよね。
 これまで乾燥地帯を走ってきましたが、周囲の風景も変化してきました。
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 緑が多くなってきましたし、潮の香こそしませんが、なんとなく海が近い感じです。

 「もうすぐ海じゃないか? どうも海が近い感じだぞ」
 私は瀬戸内海の漁村育ち。 なんとなく動物的嗅覚みたいに海が匂うんですが。

 私の嗅覚もまんざらじゃない。 丘を越えると海が見えてきました。
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 大西洋ですね・・・。カサブランカで海の上のモスクを観てから、海を見てませんでした。 何日ぶりかの海ですね。

 後で調べると、モロッコのパックツアーで、海の町に宿泊するコースは珍しいようです。
 次回以降は少し大西洋の雰囲気を・・・・。










 
by takeshi_kanazaw | 2013-10-12 05:29 | モロッコ紀行 | Comments(2)
 モロッコでは旧市内のことを メディナ と呼ぶそうです。

 カサブランカでは殆ど残っていませんが、フェズやマラケシュなど、多くの都市にメディナがあります。 このメディナ見物もモロッコ観光の売り物の一つです。 このツアーでも、すでに、メクネス、フェズのメディナを見てきましたね。

 旅の7日目、マラケシュのメディナ散策から始まりました。
 「さすが朝は観光客も少ないな・・・・」
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 「うーん、マラケシュの建物はやけに赤い土が使われているな・・・」 そういえばこれまでの カスバ街道 で見た建物にも赤い壁がありましたが、マラケシュはホントに赤い壁ばかりですね。私はこの色からアフリカの土の色を感じるのですが。

 細い道路というか、路地には、朝のノンビリしたムードが漂っていますね。
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 フェズとは少しムードが違いますね。椅子に腰かけた赤い帽子のオジサン、自転車をこぐお兄さん。イイですね・・・。こんな感じの写真が好きなんですが。

 マラケシュは結構大都会(人口が100万人ぐらい) で、商店の規模もチョット大きい。
 この店の商品はすべてオリーブの実ですね。
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 この通りには同じようにオリーブの実だけを売る店が軒を並べていました。 このような単一商品専門店があるというのは、単なる観光都市ではなく、経済的にもこの地域の中心都市という証明ですね。

 こちらでは女性の晴れ着ですね。
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 一般にムスリムの女性は肌を出さない地味な服ばかりと考えがちですが、実際は化粧が濃い人も多いし、黒いマントの下は結構派手な服を着ているかもしれません。

 マラケシュの路地はフェズよりどこか 垢抜けていますね。
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 白い漆喰の壁のデザインなどは、意識して意匠的に作られていますね。

 ここでも運搬手段はやっぱりロバさんですね。
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 マラケシュでは車輪のついた荷車を曳いてますね。

 それにしてもマラケシュの土壁は赤いですね・・・
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 決して広い路地ではありませんが、フェズの迷路のように戸惑うことはないですね。マラケシュでは路地を突き切ると、広い道につながっているケースが殆どです。
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 路地を抜けると、あの広場に出てきました。
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 我々はすでにフェズの迷路を歩いたので、感動が少ない? のですが、モロッコ観光をマラケシュから始めた人には、このメディナ散策は随分と楽しいものだろうと思いますね。


 旅はマラケシュからさらに西へ、大西洋の海岸まで走ります。









 
by takeshi_kanazaw | 2013-10-11 05:49 | モロッコ紀行 | Comments(2)

海外や国内の適当に撮った写真の記録


by takeshi_kanazaw