カテゴリ:中国江南の旅( 22 )

 ( この中国の江南の旅は、2010年11月19日から11月25日まで中国の江南地方を廻った記録をまとめたものです。12月6日に旅の時間の流れに即して、記事の順序を編集しなおしました。途中までお読みの方は申し訳ありませんが通読してください。再読の方は、ゆっくりと時間の流れに従って、また再度楽しんでください。なお、新しく中国江南の旅のカテゴリを追加しました。)


しばらくこのブログも休憩でしたが、一週間の中国・江南地方の旅を終えて帰ってきました。
 幸か不幸か、反日デモにも出くわさず、何のトラブルもなく帰国です。

 さてさて、皆さんよくご承知のように、中国の江南地方というのは長江の南の地域を指しますが、上海、蘇州、無錫、杭州など日本人になじみの都市が多いですね。

 「オキャクサン、コレマデ ナンカイ チュウゴクニキタカ?」とガイド助手の胡嬢。
 「うーん・・・。何回来たかな~・・・・」

 このブログを前から読んでいただいている方はご承知のように、1986年に無錫・鎮江に2カ月滞在して以降、どうでしょうか・・・中国訪問は今回で15か16回目だと思います。
 江南地方には仕事関係の工場廻りや、奥地への旅の中継で10回ぐらい来てるのでは・・・。
 (興味のある方はこのブログのカテゴリ、中国滞在記・旅行記 を見てください)

 この地は私が初めて訪れた外国であり、2カ月も滞在した場所ですから、何かと24年前の思い出も多い場所ですね。それにその後の印象も積みかなって・・・。
 しかし、中国の近代化が進むにつれて、私の中国旅行はシルクロードやチベットなどドンドン奥地へ。 実は江南地方を一度にぐるりと廻ったことがない。

 「プラ~と廻ってみるか・・・・」
 ちょうど格安のパック旅行が見つかったので、乗ってみました。
 上海ー紹興ー杭州ー西塘ー無錫ー蘇州ー上海と廻る一週間の旅。
 
 そうですね・・・。江南と言えば運河が縦横に走って、のどかな風景がイメージされますね。
 下の絵は 西糖 という 太湖から少し離れた田舎で撮ったもの。
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 そして、蘇州で見られるような古い庭園のたたずまい・・・。
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 上の写真は蘇州・留園で撮ったものですが、壁がくりぬいてあり、この地方でよく使われる外側の景色が絵のように見える手法。


 確かに上の二つの写真のように、昔の良き中国? もありましたが・・・
 反面、何だこりゃ! といいたくなるような、嫌な近代化された? 姿も多かったですね。

 まだ撮った写真の整理が進んでいません。
 少しずつ旅の様子を書き込んでいきますので、しばらくは中国・江南の旅にお付き合いを。
by takeshi_kanazaw | 2010-12-06 15:59 | 中国江南の旅 | Comments(0)
 江南の旅のお話に入るまえに、最初にまず廻った場所の地図を載せておきます。
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 〇印で囲った場所が今回訪れたところです。
 地図の上に大きな川があるのが、長江。 左の大きな湖が 太湖 で、琵琶湖の3.5倍の面積があるそうです。下に距離の目安が示されてます。
 今回の旅の走行距離は1300キロだそうです。上の地図はほぼ日本の関東平野ぐらいの感じですかね・・・。とにかく中国は広いですからね・・・。

 地図の右側の下の方に 寧波 という町があります。これは日本の遣唐使が中国に来るときに上陸した場所ですね。ここから長安まで3カ月ぐらいかけて行ったのですね・・・・。
 今回は寧波には行きませんが、最近上海から杭州湾を渡る橋が出来たそうです。

 さてさて、今回の旅行は上海空港からすぐに紹興まで、夜の高速を300キロ弱走りました。
 夜なので外の景色はイマイチ不明。どうも上海から杭州の近くまでは工場が多く、紹興に近づくと少し田舎の雰囲気が出てきます。でも紹興は人口450万人の都会ではあるんですが。

 前もってお断りしておきますが、中国の都市の人口は日本の場合と少し違います。中国の市という行政区は広くて、日本の県並みの広さがありますから、農村部の郷や鎮を含んだ人口数になっています。中心部というか都市部の人口は全体の半分ぐらいのケースが多い。

 一晩寝て(格安のパック料金の割には結構いいホテル)朝から紹興見物。
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 紹興と言えば、魯迅さんの故郷。
 その魯迅の生家の付近を綺麗にして? 観光客を呼んでいるんですね・・・。
 でも、運河があったり、船があったり、少しは昔の紹興の雰囲気を味わえますね。
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 ここの船はもっぱら観光用ですが、日常でも使っていますね、きっと。
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 こんな風景が広がると、少し中国の江南地方のイメージが出てきましたね・・・・。

 観光客向けの道路際には綺麗な建物も。ひょっとしたら魯迅さんの生家だったかも。
 いや違ったかな・・・。いろいろ説明されたんですが・・・。
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 やっぱり言葉より写真をみると、段々中国らしい感じになってきた?

 次回は魯迅さんの生家の様子を。
by takeshi_kanazaw | 2010-12-06 15:58 | 中国江南の旅 | Comments(0)
 清朝末期から辛亥革命の頃の中国人作家 魯迅 さんは、紹興市出身なんですね。
 本名は周樹人、魯迅というのはペンネームだそうです。

 青年期に日本の仙台医学専門学校に留学、作家活動は主に上海の日本人租界付近で行われたとのことで、日本人の支援者もいて、何かと日本との関わりの深い人らしい。
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 (上の写真は上海の魯迅記念館で撮ったものです)

 阿Q正伝 という短編の名前が思い出されますね。中国で日本語訳の本を買って(20元)、帰りの飛行機で読みましたが、一種のパロディで、阿Qという最下層の男を通して当時の中国人の思想の古さを皮肉っています。
 ただし基本は阿Qを愛するべき人間に書いてますし、中国人が好きなんですね。

 「俺は魯迅さんが好きだな~。だって像や写真を見ると、何時もタバコを吸ってるもの」
 「オキャクサン タバコスキ? ロジンサンハ 56サイ ハイガンデシンダヨ。 タバコヨクナイ」

 まー、タバコの話は別にして、魯迅さんの生家は元高級官僚の家で、父の代で没落。でも生家は裕福な家だったらしく、立派な構えでした。
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 家の中は当時の面影をそのまま残しています。
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 そうそう、何処かで写真を見たことがあるような・・・。
 魯迅さんと祖母の像ですが、当時はまだ弁髪だったんですね・・・。
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 魯迅さんの生家の 百草園 。この百草園が彼の本によく出てくるのだそうです。
 後ろの民家は現代の隣家の姿で、観光施設ではありません。
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 生家の中庭では何かアトラクションが・・・。
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 我々観光客は、観光化された場所しか行けませんが、周囲の街の様子は中国の田舎町風ですし、農村へ行けば、まだのどかな雰囲気が残っているかも知れません。 

 魯迅さんが生きた1900年前後は、日清・日露戦争があり、中国の辛亥革命の時代ですが、魯迅さんは、清朝末期のまだ古いたたずまいの水郷の町 紹興 が好きだったんでしょうね・・・。
by takeshi_kanazaw | 2010-12-06 15:57 | 中国江南の旅 | Comments(0)
 紹興と言えば紹興酒ですよね。

 予想通り? 紹興酒の工場に連れていかれました。
 紹興の街から20分ぐらいバスに揺られて、田舎の畑の中に工場はありました。
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 「いいね~、この感じは。昔の中国の工場って感じがするよ」
 私が24年前に廻った中国の工場の雰囲気がありましたね・・・。

 紹興酒の酒瓶が一杯並んでますね。光線があれば面白い絵になるんですが・・・。
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 観光では工場とは名ばかりで、もっぱら販売主体の施設が多いのですが、この工場は実際に生産活動をしていましたね。

 紹興酒はもち米から作るそうなんですが、そのもち米を洗って水に浸した籠が一杯。
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 倉庫には瓶に仕込まれた紹興酒が一杯積み上げてありました。
 「ここで5年から10年は寝かせますよ。3年以下の酒は飲む酒じゃなくて、料理用です」
 皆さん知っていましたか? 3年以下の紹興酒は料理用ですよ。
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 さ~、いよいよ始まりました、お酒の販売が・・・。
 5年物と10年物の試飲をさせて、案内の女性の説明に熱が入ってきました。
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 私は何時ものことですが、販売が始まると席から離れてプラプラと。

 その日は土曜日で学校が休み。従業員の子供が工場の事務所で宿題をやってましたね。
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 子供の宿題をチョット覗いてみましたが、漢字ばかりで? 中身が判らない。
 中国の工場では、従業員の子供が工場に居るのは珍しいことではない。24年前は工場にいた子供たちに日本語を教えたことがありますよ。

 久しぶりに、のんびりとした雰囲気の中国の工場らしい? 紹興酒工場を後にして紹興の街へ。
 バスから見える街外れの家々。なんとなく中国らしい雰囲気ですね・・・。
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 そろそろ昼時でしたね。リヤカーで瓦を運んでいるオジサンも昼飯みたいでした。
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 少しですが、中国の田舎の雰囲気が残っている紹興でしたね。

 午後は杭州へ向かいます。
by takeshi_kanazaw | 2010-12-06 15:56 | 中国江南の旅 | Comments(0)
 紹興から杭州へ。

 皆さんは「呉越同舟(ごえつどうしゅう)」という孫子の中に出てくる言葉をご存じですね。 仲の悪い者同士が一緒に行動すること なんですが、この一帯は昔 呉 の国だったんですね。 蘇州を中心とする 越 の国と仲が悪く、戦争ばかりしていたらしい。

 そこで「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」という言葉が生まれました。 意味は、復讐の為に耐え忍ぶこと、また、成功するために苦労に耐える なんですが、呉の国王が苦労して越に復讐する故事に由来する言葉ですね。

 もう2500年も前の話ですが、この二つの言葉は現在の日本でも盛んに使われています。
 ご年配の方はこうした中国のお話をよくご存じですが、昔から日本では中国からの情報が多くもたらされていたということでしょうね。

 さてさて、江南の旅は二日目の午後、杭州の銭塘江へやってきました。
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 この銭塘江は杭州湾へ流れ込む大河ですが、大逆流 が有名です。 アマゾンのポロロッカと同じ現象ですが、中国では海嘯(かいしょう)と呼び、年に一度旧暦の8月の満月の日に発生するらしい。

 この海嘯を見物する人が波にさらわれることも多く、非常に危険なことでも有名。
 インターネットでそのビデオを見つけました。( ここ をクイック)

 この銭塘江の怒りを鎮めるために建てられたのが、六和塔( りくわとう)。
 「せっかく来たんだから、塔に登ろうよ」
 「7階あってエレベーターもないですよ。220段の階段を登れますか?」

 登れますか と言われると 登りたくなるのが人情。
 30元(一元は14円)の入場料を払って、六和塔へ。
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 「ふーん・・・。確かに高そうだな・・・・」
 この塔は外観が13階に見えます。少し霧が出ていて、午後の日差しが朝日みたいですが・・。
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 一番上まで登りましたよ。 年寄りの冷や水? しんどかった!
 海外のパック旅行では、あまりいい写真が撮れない。時間がないうえに、場所も選べない。
 もっと落ち着いて撮れば、少しはましな絵が撮れそうですが・・・
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 少しでも中国らしい、しかもいい絵を撮るつもりではチャレンジしてるんですが・・・。

 バスは急いで次の目的地の 西湖 へ向かいます。
by takeshi_kanazaw | 2010-12-06 15:55 | 中国江南の旅 | Comments(0)
 昔から中国では、「天に天堂あり、地に蘇杭あり」 と言われ、杭州は大運河の終点として経済的にも栄えた都市ですが、西湖を廻る優雅な風景が有名ですね。

 西湖は周囲が15キロぐらいある淡水湖で、湖の周囲は柳の木が生い茂り、彼方此方に綺麗な場所があります。

 「それにしても凄い渋滞だね・・・」
 土曜日の午後ということもあって、我々のバスは西湖の付近で全然動きません。
 自家用車が至る所で勝手に駐車するわ、目茶苦茶に突っ込んでくるわ・・・。
 おそらく10万人近い人が押し寄せているのではないでしょうか・・・。

 やっと着いた西湖。
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 実に絵ハガキ的な写真ですが、これを撮るにも一苦労。何と言っても人が多すぎて。
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 渋滞に巻き込まれたので、もう夕方になっていました。
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 「さー、西湖遊覧ですよ」 とガイド。 まだゆっくり西湖の堤も歩いていないのですが・・。
 船に乗ったのですが、もう太陽が西に傾いて、落日が近い感じでした。

 「さー、西湖の夕日を撮るぞ!」
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 何枚も撮ったのですが・・・。 西湖らしくない・・・。
 「そうか、岸の柳か、建物がないと西湖と判らないんだった」

 岸に着いてから再チャレンジ。
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 「オキャクサン、モウジカンデスヨ~ バスニノッテクダサイ!」
 ガイドの任さんは上海人に珍しい 公務員 みたいな人。
 彼はカメラなど写さないんだそうで、なんとも味気ない管理人みたい。

 岸では三脚を立てて、夕日を写している人が多かったですね。
 いい絵が撮れなくて残念!

 渋滞で時間がなくて行けなかったところがあるとか。
 再度、明日の朝にまた西湖のほとりに来るらしい。
 今度はなんとか雰囲気のある絵が撮りたいな~。
by takeshi_kanazaw | 2010-12-06 15:54 | 中国江南の旅 | Comments(0)
 昨日に続いて杭州の西湖の観光です。

 20年前ぐらいだったでしょうか、黄山の観光をした帰りに杭州に寄ったことがあります。西湖の畔で太極拳をやっている人がいたり、至極ノンビリしたムードだったのですが・・・。

 朝の西湖も人が一杯いました。
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 我々ツアー客は、ほとりの小さな寺のようなところに連れて行かれました。
 何か中国の字の説明が始まったのですが・・・・。途中から印鑑の話。
 「なーんだ。要するに印鑑の販売か」 すぐにその場をエスケープ。

 西湖の場所にプラプラ。
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 バスが通ったり、人が立ったり・・・。なかなか上手く撮れない。

 竹林の中で人が何かやっている。賭けトランプみたいですね。
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 竹林の七賢(ちくりんのしちけん)というのを聞いたことありませんか? 3世紀の中国・魏(三国時代)の時代末期に、酒を飲んだり清談を行なったりと交遊した七人の賢者のこと。
 現代は「竹林の五博徒」ということですかね・・・。

 雨が降ってきました。

 このブログで先月書いた東北秋旅。象潟で芭蕉が読んだ俳句を覚えていますか?
  ~ 象潟や雨に西施(せいし)がねぶの花 ~

 呉と越の戦争に利用された美人の西施が、西湖に入水したことになっています。
 芭蕉さんは勿論杭州の西湖に来たことはないですが、雨が降っている象潟を見て、雨の西湖をイメージしたようですね。

 現代の雨の西湖ですが・・・
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 門の外に出てみました。湖面に雨がシトシト降っていました。
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 印鑑の販売が一段落したようです。ツアーの面々が出てきました。

 すぐに次の目的地 西糖 へ向かうようです。
 昔の田舎の運河が残っている場所のようで、少し期待が持てますかな。
 
by takeshi_kanazaw | 2010-12-06 15:53 | 中国江南の旅 | Comments(0)
 中国の江南地方のイメージは、古い屋並みに流れる運河。

 昔は蘇州や無錫などの大きな町にも、古い屋並みと運河が見られたのですが、都市が近代化するに従って変化していったようです。
 そのため、まだ雰囲気が残っている周辺の田舎に、昔の面影を求める流れが出てきました。西糖もそんな田舎の一つです。

 「うんうん。これはいい雰囲気だね」
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 まさしく水郷の運河の村っていう感じですね。
 上の絵の左側の狭い道路を進んでいくと、運河に面した屋並みの中に入って行きます。

 橋も出てきましたね。
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 運河に面した家々はまことに古いままですね。特に観光を目的とした手が入っていない。
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 「気に入ったね、この場所は。いいね~・・・」
 古びた船上の食堂、そして古ぼけた遊覧船。 中国らしいですね。
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 しばらく歩くと、村の通りが出てきました。
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 その日は日曜日。大勢の中国人観光客も来ていました。

 「そろそろ昼ごはんで~す」
 運河の傍の薄暗い食堂。出てきた料理は色が黒っぽいけど、味は良かった。

 私は中国の田舎の食堂には慣れている。
 「なかなか美味いよ、この村の料理」
 「何を食べても同じような味付けみたいよ」と一部の方には不評。

 私はこの運河の風景が気に入りました。
 少し長くなりますが、もう少し運河の様子を。

 客待ちの観光船。赤い提灯がまたいいですね・・・。
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 橋の上から運河の絵を。このアングルが一番いい感じですかね・・・。
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 逆側の風景です。
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 もう少し奥へ行くと、民家が途切れて違う感じの風景。
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 運河の街というと、イタリアのベニスが有名ですね。 確かにベニスは水没する建物やサンマルコ寺院のようなスポット、そして洒落た店があってなかなかです。

 でも私は中国江南の運河の町の方が好きですね。特に生活感のある古びた屋並みが好きですね。
 次回は気に行ったこの西糖の様子を拾った 点描 を載せたい。
by takeshi_kanazaw | 2010-12-06 15:52 | 中国江南の旅 | Comments(0)
 海外旅行ではなかなか思ったように行動が出来ませんね。
 写真もついつい観光絵ハガキ的になりがちです。

 少し角度を変えた絵を とチャレンジしているのですが、どうもスナップ風です。
 運河の街 西糖 でチョット気になった絵を数枚、点描風に載せます。

 Ⅰ 鎮の街路
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 鎮というのは中国の田舎町。古い石畳の路に、これまた古びた自転車とリヤカー。
 なんとなく中国の田舎の路というイメージなんですが・・・。


 Ⅱ 孫一人に祖父二人
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 ご存じのように中国は一人っ子政策。よって祖父二人に孫は一人だけということに。
 甘やかされた子供の表情が見て取れますね。

 Ⅲ やっぱり運河では洗濯してなきゃ・・・
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 沢山の洗濯物が干してありますが、運河で洗濯している人が殆どいない。
 多くの人は運河の町で洗濯機で洗濯してるのかしら・・・。

 Ⅳ 飯は座って食べたら?
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 中国の人はよく立ったままで食事をするんですよね・・・。
 習慣ですかね・・・。彼方此方で見かけますね・・・。

 Ⅴ 疲れたね、お爺さん。
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 運河を船を漕いでこの町に来たお爺さんかな。 あまりにも観光客が多くて、うるさくて疲れてしまった? ホントに疲れた顔をしています。

 Ⅵ 現代の子供は何処でもコンピュータ
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 古びた家の中で子供がコンピュータとにらめっこ。中学生ぐらいかな~。
 机の上のトイレットペーパーはなんなのだろ?
by takeshi_kanazaw | 2010-12-06 15:51 | 中国江南の旅 | Comments(0)
 無錫の町は24年前に一カ月暮らしたところ。

 「これが無錫の町? ホントに無錫なの?」
 高速道路から無錫の町に下りてきたのですが・・・・・。

 「今俺は何処に居るんだろう? 太湖はどっちだ? 恵山はどこに見える?」
 辺りは新しい大きな工場や学校、町には高いビルが林立。
 「うーん・・・・。昔のイメージとあまりにも違いすぎる・・・・」

 このブログを書くために、24年前の写真を探して、妻殿にデジタル化してもらいました。
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 1986年6月29日の写真ですね・・・。無錫はその日は雨だったか・・・。
 上の写真のようなイメージが私の頭の何処かに残っていましたね。
 でも現在の無錫は・・・・
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 ついつい昔話が出てしまいます。
 「24年前無錫駅に着いたのが深夜の12時。裸電球が下がり、薄暗いホームだった。駅を出るとプラタナスの路を無灯の自転車の群れが押し寄せて・・・・」
 
 現在の無錫駅は新幹線も止まり、ネオンがきらびやかで目がくらみそうでした。そして、多分薄暗いプラタナスの路だったところは、凄い商業ビルが一杯。
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 24年という時間は長い・・・・・。

 町を歩く人の雰囲気も全然違う。 24年前と現在。
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 私はこの江南の旅では、昔の姿は変化してなくなっているとは予想していたんですが・・。
 現実に目の前に新しい姿が展開すると、寂しいような、腹立たしいような・・・。

 ホテルのフロントで現在の無錫の地図を見せてもらいました。
 「居られたのが24年前ですか・・・・。今はまったく変わりましたからね・・・・」
 30歳前後のスタッフ。私を異邦人のように思っているみたい。

 事務所から地図を持ってきました。
 やっと判りましたね。旧市内と同じ広さの新区が出来て、海外の工場が一杯来てるんですね。
 24年前は人口が50万人ぐらいだったのが、現在は450万人。

 「うーん・・・・。やっぱり24年の月日は長いんだ・・・・・」

 無錫と言えば太湖。
 また昔の話ですが、1か月間、太湖のほとりの湖浜飯店にいたました。
 ホテルからの太湖の眺めは優雅でしたね・・・。今から思えばですが。
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 「太湖遊覧をするの? 鹿頂山は登るのかい?」
 今回連れて行かれたのは、何と中国の電視台が使ったオープンセットのテーマパーク。
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 「うーん・・・・」

 「こなきゃよかったな・・・。無錫には来ない方がよかった・・・・」
 どうも昔を偲ぶ旅というのは、頭の中で思い描いている方がいいみたいですね。
 
by takeshi_kanazaw | 2010-12-06 15:50 | 中国江南の旅 | Comments(0)

海外や国内の適当に撮った写真の記録


by takeshi_kanazaw