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 山の上に冷たい風が吹きすさんでいる。一人の朝鮮族の老人がジーと座り込んで、ため息交じりで荒れ果てた原野を眺め続けている。 この場所は昔には38度線といわれ、朝鮮半島を北と南に分ける軍事境界線があったところだ。 彼方此方に爆弾が打ち込まれた大きな穴が一杯ある。
 
 「どうしてこうなっちまったんだろうな・・・。 バカ者どもが寄ってたかってメチャクチャにしやがって・・・。 もうこの朝鮮半島には人が住めないようになってしまった・・・。俺の子供たちも、親戚も、本貫の場所の知り合いもみんな死んじまった・・・」

 老人はフーと大きな息を吐いて、空を見上げた。
 「俺たち朝鮮族は昔からズーと痛めつけられてきた。いつも中国から攻め込まれ、北からもモンゴルなどの騎馬民族がやってきた。 それでも古くから中国の文化を吸収して、朝鮮族は立派にやってきて、東アジアの一番の文明国と言われたもんだ。昔から隣の野蛮な日本にもいろいろ教えてやったもんだ。 それなのに日本の奴は突然攻め込んできて、自分の領土だ なんてぬかしやがって・・・」

 またフーと大きなため息ともつかぬ息を吐く。
 「ロシアから派遣された金が北朝鮮を牛耳って、アメリカ追随の南と対峙するようになってから、どうもおかしくなった。同じ朝鮮族が相争うなんて、無様なことになっちまった」

 空に大きな鳥が舞っているのが目についた。
 「金一家は朝鮮族が一番だと騒ぎ立て、アメリカと喧嘩までしたのが愚の骨頂だった。誰の支配も受けないぞと息巻いたのはいいのだが、空を飛ぶ大きな爆弾まで作って、怒らせたのが始まりだったな・・・。 身の程知らずということだが、金の言うままの真面目な北朝鮮の人は可哀そうだったな。 人間、もう井の中の蛙というか、見境がつかなくなるもんだ」

 遠くを眺めると、薄らと見える北の山も南の山も、すべて木がない禿山だ。
「確かアメリカのトランプという奴が、“ 北朝鮮は生意気だ、我慢できん! ” と、堪忍袋の緒を切って、北にミサイルをぶち込んだのがことの始まりだった。 いや、金がチョッカイを出して、グアム付近にミサイルを打ったのが始まりだったか・・・。いずれにしろ、いつかはそうなる運命だったのかも。 バカな者どもだ・・・」

 周囲の原野も殆どが荒地で、人も動物の姿もない。
「喧嘩というのは始めるともう止まらないもんだ。 頭のいい奴は 喧嘩の治めどころ というのを知っているものだ。売られた喧嘩は受けて立つ、なんて粋がって・・。どこかでそれぞれ言い分を聞いて、矛を収めるもんだ。それが賢い人間のやることだ。それにしても中国もロシア、日本も我が身いちばんで、何の役にも立たなかったな~・・・。結局南北の朝鮮族同士が殺しあうことになってしまった・・・・。朝鮮族は馬鹿だ、可哀そうな民族だ・・・。みんな結構頭の切れる、真面目でいい奴ばかりだったのに・・」

 老人はヨロヨロと立ち上がろうとして、数歩歩いてまた座り込んでしまった。 殆ど食べてないのだ。
 その老人の横に、何やら赤い花が・・・。 曼珠沙華の花だ。

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「おー、花が咲いている。 曼珠沙華の花が・・。 奇跡だ、この花が咲いているなんて・・」
 老人は大粒の涙を流しながら、咲いていた曼珠沙華にすり寄って、大声で泣き続けていた。

「どうして、こうなっちまったんだ! バカ者どもが・・・」
by takeshi_kanazaw | 2017-09-06 08:09 | 時事放談 | Comments(4)
 昨日早朝(8月29日)北朝鮮のミサイルが日本上空を越えて飛びました。
 私などは朝起きてテレビでこのことを知りました。
 Jアラートでこのことを知った方は、突然のことでビックリされたかと。
 日常生活に突然飛び込んできた 非日常 な出来事という感じ。



 安倍首相はミサイルの発射からキャッチしていたと強調。しかし、僅かの時間で飛んできますから、気が付いたらミサイルが落ちてきたという感じになるのかもしれません。「破壊措置は実施しなかった」と言ってますが、ひょっとしたら破壊出来ない?のではとの疑念が浮かんできますが、どうなんでしょうか・・・。

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 北朝鮮の動向についてのテレビ報道以外には殆ど判りませんね・・・。


 突然の非日常的な事件ですが、非日常な出来事は歴史を左右する事柄になるケースが多い。
 歴史的な事件は、何時も突然やってくる・・・。

 私は、現在の北朝鮮の姿と、戦前の日本の軍国主義の日本の姿と重ねあわせています。
 ゼロ戦や戦艦大和や武蔵を誇った日本と、ミサイル開発の北朝鮮。
 神国日本、一億火の玉、そして町内会で出征する若者を日の丸で祝った日本。
 テレビで見る北朝鮮の人たちの顔と、戦前の日本人の顔がダブってきます。
 天皇陛下万歳と叫ぶ日本、金主席を神格化している北朝鮮。

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 「しかし、どうすればいいのかな~・・・・・。やっぱり経済封鎖かな」
 経済封鎖というけれど。 戦前の日本も経済封鎖に対抗して東南アジアに出兵しました。
 「経済的に援助して豊かさを味わえば北朝鮮も変わるかも」
 戦前の日本なら、豊かになればさらに軍事拡張して、大東和共栄圏実現に走ったかも。

 「もっと圧力を強くかけないと・・・」
 占領地放棄を求められた日本は国際連合を脱退し、突然真珠湾攻撃をしました。
 北朝鮮は昔の日本のように、グワムかハワイにミサイルを発射するかも。

 昨日から今日のマスコミ報道を見ても、目の前の戦術論に終始してる感じ。
 欧米諸国は世界的には東アジアの隅っこで起こっている小事件と思っている節がある。

 私は悲観論者かもしれませんが、北朝鮮問題はそう簡単な事柄とは思えない。
 悪くすると、北朝鮮や韓国が壊滅し、朝鮮族が消滅することも視野に入れないと。
 そして、日本の景気がどうのこうのなんて吹っ飛んで、東京・大阪などは焼け野原に。

 平和な時間が続くことを願っていますが、事態はそう簡単ではないですね。








by takeshi_kanazaw | 2017-08-30 09:41 | 時事放談 | Comments(4)
 久しぶりの時事放談です。

 もう随分先のことだったような気分ですが、7月2日の東京都議会選挙で自民党が大敗、その後の世論調査で、安倍内閣の支持率が30%台に急落しました。

 ” 安倍一強 一皮むけば こんなもん ”

 この句は、7月2日の東京都議会選挙の結果を見て、瞬間的に浮かんだ私のつぶやきです。
 一人のブロともさんのコメントに書いたら、好評?でしたが、最近の世相を表した名句?(迷句)かも。

 「安倍一強なんて変だな・・。 どうして支持率が高いのか、何処か変だ・・・」
 私は以前からそんなマスコミ報道に納得出来ませんでしたが、東京都議会選挙結果をみて、
 「ほら見ろ! 安倍一強なんて嘘っぱちだ。 支持率調査なんて、国民の気持ちの奥まで表さない、マスコミの上辺だけの調査結果だ!」 それで上のような句が瞬時に出たわけですが・・・。

 それ以降、まさに 「潮目が変わった」 ように、安倍一強なんて昔のことになり、支持率はドンドンと下がっています。 多くの人が、しょうがなく?安倍支持としていたけれど、都議会選挙結果を確認して、「やっぱり安倍政権はおかしい!」 と、選挙結果に同調する流れになったのでしょう。 
 
 東京都の都民ファーストのような、安倍批判、自民批判の受け皿があれば、選挙結果のような事態になるわけで、その後の仙台市の市長選挙結果は、その流れが引き起こした結果でしょうか。

 安倍一強を生み出した責任は 民進党 にあります。
 蓮舫氏を党首に選んだことで、この党はもう政権を目指す野党ではなくなりました。
 失礼な言い方ですが、票寄せパンダの蓮舫氏を党首にするセンスは、イケマセン。 国民をバカにしている。
 このままズルズルと勢力が衰え、土井たか子の社民党の二の舞になります。早急に解党した方がいい。

 さて、そんな中で開かれた 国会閉会中の委員会。 加計問題の集中審議。

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 この審議を見られて、皆さんはどう思われましたか?
 「これは 茶番劇だな・・・。 」 私はテレビでジーと見ていましたが、茶番劇 だと感じました。
 安倍さんのお人柄も信用できないし、真偽は我々自身が判断するしかないかな・・・。

 質問する国会議員、答える政府側、そして参考人の官僚さん達。 みんな信用できませんでした。
 全員が自分のことだけを考え、自分のために質問し、自分の保身を第一に考えて答えています。 国民のためという感覚が欠如してますし、一個の人間としての良心と尊厳を放棄しています。

 まー、観客席から見ている私たちからはそう見えますが、逆に参考人でその席に居たらどうでしょうか?
 「私の記憶の中では そういうことはありません・・・」 上手い答えですね・・・。私もそういうかも。
 真実は判っていても、それを明らかにすると、バカな奴 と言われるだけでしょうね。
 国民は助けてくれませんからね・・・。

 国会議員は何より次の選挙で当選したい、政府側は出来るだけ情報を出さずに自分の都合のいいやり方を続けたい、官僚はジーと我慢して上手くやり過ごす。  ” 本音を言った方が負け ” ですね。

 しばし冷静に考えてみれば、そんな国会議員を選んだのは私達だし、国会議員の大臣の指揮のもとで仕事をさせている官僚は、我々の選んだ国会議員の大臣に逆らえない。 稲田防衛大臣の命令で死地へ向かわされる自衛隊員の気持ちはいかばかりか。

 この茶番劇を作り出したのは、我々かもしれません。
 しかし、差し当たってどうしますかね・・・・。

 自民党は安倍の鼻息を伺う陣笠議員ばかりだし、民進党はもう解党を待つしかないし、宗教団体代表のような党も変だし、国家像を出さない共産党もおかしいし、維新はまるで自民党大阪支部みたいだし・・・・。
 「また 該当者ナシ という投票になりそうや・・・・」

 民主国家ですから主権者たる私たちに、権利と責任があるのですが、どうもしっくりこない。
 我々は何処かで、全知全能の父親みたいなトップを望んでいる感じがありますね。
 その人任せにして、上手くやってくれないかな・・・・。
 ないものねだり なんでしょうね。


 (追加)
 民進党の蓮舫代表が本日午後に辞任を表明しました。
 私のこのブログを読んで辞任した? そんなわけはないでしょうが。
 彼女は党代表になるべき人ではなかったし、彼女を選んだ民進党のセンスが間違っています。
 これを機に、一度解党した方がいいですね、民進党。


 (追加2)
 夜になって、稲田防衛大臣も辞任表明しました。
 どうもこのブログで批判された人は、その日に辞任表明するのかも?
 この方を防衛大臣に選んだ安倍総理大臣の見識が乏しかったの一言です。
 次は安倍首相の辞任表明が出てくるのかな?








 
by takeshi_kanazaw | 2017-07-27 11:03 | 時事放談 | Comments(6)

 政治家案件

 今回の時事放談のテーマは、安倍首相のお友達の 加計学園の獣医学部新設 のお話。

 先日のテレビでの、前文科省事務次官の前川氏 のマスコミへの発表が波紋を呼んでいます。
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 (インターネットより)

 彼はこのマスコミへの発表の中で、加計学園の案件については、総理官邸から圧力を受けて公正な行政が出来なかった。自分の目で官邸からの圧力の経緯をまとめたレクチャー・ペーパーを見た。ペーパーの存在が確認できないという政府見解はおかしい と話しました。

 この発言に、官房長官など各方面からグチャグチャと横槍が入っていますが、私は前川氏の発言は事実を物語っており、真正な情報だと思いました。官房長官の前川氏への個人攻撃は、話の本筋をはぐらかす発言で、どうも低レベルな発想だと感じましたね。失礼ですが、官房長官は平気で嘘を言いそうな感じですね。

 この話の本筋は、行政における「政治家案件」の典型だと思いましたね・・・。
政治家案件というのは、行政の仕事の中で政治家からの意見が出ている案件をさし、 議員案件などとも言われ、世間でよく言う、政治家がらみの案件。

 お役所の仕事というのは、法律や規則に基づいて公明正大に行われるということになっています。行政の中立性は重要なことですが、そんな行政のやり方では目的を達せないので、議員さんが役所に横やりを入れて、自分たちの都合のいいように捻じ曲げてしまうケースが多々あるようです。

 議員は住民の選んだ代表ですから、その地位を利用して、「役所は住民の声を聞け!」 とかなんとか、もっともらしい理屈をつけて役所に圧力をかける。 
 「これは議員先生と地盤の住民との個人的な話で、住民の代表としての話とは違うのでは・・・」
 「そこを上手くやるのが、君たち官僚の腕の見せ所だろうが!」

 国民の代表として、国のためとする意見なのか、議員の個人的な事情を満足させるための横槍なのか、実際は判然とさせないままにごり押しをするのでしょうね。

 昔からのことわざに 「瓜田に靴を納れず 李下に冠を正さず」 という言葉があります。人に疑われるようなことをするな、という意味らしいのですが、結局は議員さんの「お人柄」の問題なんでしょうね。

 今回の話は、まー、俗っぽく言えば、「この案件は安倍首相の長年のお友達の話だぞ。国家戦略特区もあるだろう? その辺を上手く使って知恵を出せ!」 という感じの話でしょうか。

 政治家から圧力を受けた官僚さんたち。
 「ここで男気を出して、国民のための行政を考え、政治家の圧力を跳ね返さないとイケナイ。しかし、そんなことをすると、次の移動で地方へ左遷は目に見えている。これまでもみんな苦労して政治家案件をこなした人が出世しているのだから、ここは我慢だ。変な正義感を出さん方が身のためだ・・・」

 現役の官僚達からは、通り一遍の発言で全然真正な情報が出ないのは、保身ですかね。 ドンドンと意見が出てくれば、政治家さん達はどうされるんでしょうか。 しかし、官僚さん達は後が怖いでしょうね・・・。

 安倍首相がお友達と楽しくゴルフをされている姿を見ながら、官僚の人たちは妙案を出すべく汗をかいていたのでしょね。行政の中立性なんて放棄してしまって・・・・。
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(インターネットより)

 政治家ってそんなにエライ人なのでしょうかね・・・。官僚に助けてもらわないと答弁もできない人が多いのにね。
 「そんなことはない。議員はエライんだよ! なんたって国民が選んだ代表だからな」

 こんな政治家達を選び、ひどい官邸が生まれたのは我々選挙民の責任ですかね・・・。
by takeshi_kanazaw | 2017-05-27 11:22 | 時事放談 | Comments(4)
 自宅近くの山崎川。 都会の川ですが結構鳥がいます。
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 カモさんでしょうか、一生懸命川底の餌を食べています。
 泳いでいる姿は悠々ですが、このお尻を出して餌を探している姿は、少々格好悪い。 でも生きていくには ” 格好なんか気にしてられない ” のが実態ですが、カモさんは何処か別の健気さを感じますね。

 さて、人間社会のお話ですが。
 森友学園騒動。 15日ほど前にこのブログで 「忖度(そんたく)」 というテーマで取り上げました。
 まー、収束していくだろうと予想していましたが、私の予想が外れて国会の証人喚問にまで発展。
 
 木曜日(3月24日)の森友学園の籠池理事長の証人喚問のテレビ中継、次いで金曜日の予算委員会のテレビ中継をシッカリ見ていました。
 まさに ” 格好なんか気にしてられない ” 感じの攻防でしたが、川で餌を探すカモさんはどこか可愛げがありましたが、人間社会の姿は醜いもんでしたね・・・。

 私は前回の 「忖度」 のテーマで書いた時にも触れましたが、籠池理事長さんはどちらかというと嫌いなタイプのお人柄の方ですね。 しかし、証人喚問には誰に臆することなく発言してましたから、発言内容の真偽は別にして、なかなか説得力がありました。

 私が奇異に感じたのは証人への質問する側の自民党の国会議員さん。
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 「これじゃまるで 安倍家の家来か家僕みたいじゃないか。 真実を追求する質問というより、安倍首相を守るために必死に 証人を貶めている 発言の連発で、お前が悪い! と叫んでいるみたいだ」
 これはあくまでも私の印象です。 テレビ中継というのはマスコミ報道とは異なり、直に見れますから、人の表情とか話しぶり、その方の人柄や人格まで感じ取ることが出来ます。

 質問された自民党の国会議員さんは、税理士さんや元検事さんという立派な経歴の方々で、国会議員にまでなられたのですから、私のような平民が言うのも失礼なのですが。
 「森友学園騒動より、この質問している国会議員さんの姿勢の方が怖い。 自分の所属する党のトップを守るために、必死にプレイしている役者みたいだ。 我々一般市民の目線からいうと、国民を代表する国会議員が、まるで党首の家僕のようになることの方がズーと怖い!」

 維新の会の質問者も党首を守る姿勢が調所に見られ、これも奇異に感じました。
 民進党や共産党の質問者の方が、証人喚問の趣旨に沿っている感じがしましたが、野党という立場が優位に働いているのでしょうか。 疑惑解明という線にマッチしていましたね。

 森友学園騒動は、前にも触れたように 安倍首相夫人が学園の名誉会長だったことからくる、役人たちの 「忖度」 が原因だと思います。 ただ、忖度 というのは、立証するのが難しい。 役人はそれを認めた途端に首になりますから、上から下まで必死でガードをしてしまいます。 一人でも勇者?が現れて喋ると、周囲の人が袋叩きにしてしまうでしょう。

 この森友学園騒動は、証人喚問の後にも 夫人付の方のFAX、夫人同士のメールなど、実態が出てきていますが、鴨池理事長一家と首相夫人などの関係が深かったことをうかがわせます。 ですから、証人喚問で籠池氏が 「安倍首相に裏切られた」 と感じたのは当然かもしれません。
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 一般に政治家さんは応援者にチヤホヤしますが、自分に火の粉が降りかかってくると サッサと逃げてしまう習性があります。 安倍首相が、まるでうるさいハエを追い払うように、「籠池氏は シツコイ人」 と言われたのが、今回の事件発展の原動力?となったようです。

 自民党は証人喚問をして決着しようと企んだことが裏目に出て、まるで「窮鼠猫をかむ」のようになった籠池理事長の発言に右往左往しています。 証人として籠池氏が 「首相から100万円寄付をいただいた」 と何度も証言を繰り返しています。 真偽は別にして、彼の表情からみて、確固たる事実 であるという意思が感じられます。 
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 それに対する首相夫人のメールは 「記憶にない」 です。 名誉棄損で訴える! とは言っていない。

 補足ですが、安倍首相は 「森友学園に寄付もしていないし、便宜も図っていない。 もしそうなら首相も国会議員も止める」 と国会で発言しています。 なお、寄付行為そのものは違法ではないそうです。

 この森友学園騒動は国家を揺るがすような問題ではないですね。 
 しかし、政治家やその周辺にうごめく人たち、そして、身を守るために動く政治家。さらに、政治がらみの動きに 忖度 し、その内容を決して外に出さない役所。 こうした日本の政治風土が、随所に顔を出すこと自体が非常に重要なことではないでしょうか。

 川でお尻を上げて餌を探しているカモさん達。 今日も頑張っていますでしょうか。
by takeshi_kanazaw | 2017-03-25 12:01 | 時事放談 | Comments(8)

 忖度(そんたく)

 変な題名ですが・・・・。
 先ほど開かれた参議院予算委員会で、大阪の森友学園問題について、民進党の福山議員が「首相夫人が学園の名誉会長なので、森友学園の扱いについて官僚が首相に 忖度(そんたく) したのではないか?」という趣旨の質問をされました。

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(インターネットより)

 忖度(そんたく)という言葉は聞いたことがないので、調べますと。
忖度とは 「他人の心をおしはかる」 とい意味だそうです。言葉そのものは悪い意味ではない。

 平たく言えば、関係する役人さん達が ――「首相夫人が名誉校長なのだから、特別に配慮しないと後で叱られるぞ」と考えたのではないか。 だからトンデモナイ値段で国民の財産である国有地を学園に売り、いろいろと学園側に配慮した措置を重ねたのではないか ―― ということでしょうか。
 私は大いにあり得ることだと感じます。

 我々の身近でも、直接お役所へ頼んでも一向に進まないことでも、地元の議員さんに頼めば、お役所はすぐやってくれるというケースがあるようです。 忖度ですね・・・。
韓国では大統領が憲法裁判所で大統領職を罷免されましたが、これも最初は韓国の役人たちの大統領への忖度を利用し、それがエスカレートした事件だったのでしょう。

今回の森友学園事件は、この「忖度」を利用した事件といえます。 
どうも森友学園の代表者は、民族主義的団体とされる「日本会議」の大阪地区の役員で、いわば安倍首相と同じお仲間ということでしょうか。 ですから首相夫人も学園で講演し、名誉会長になった。学園側は安倍首相という名前を利用して、役所に圧力をかける、忖度 を利用することを最初から考えた、というパターンですね。この学園の園長ご夫婦は、その技が身に沁みこんでいる人達のような感じがしますね。

政治家との付き合いや、人脈があるということをちらつかせて 甘い汁 を吸おうとする人たちはいつの世にも、どこにでもいますね。また、地元政治家を動かして役所に圧力をかけるのは当然だという風潮もあるのが事実です。

「役人はもっとしっかりせよ! 忖度なんかするな!」
でも、参議院委員会の政府のお役人の答弁を聞いていると、忖度 そのもので、国民目線じゃなくて、自分の身を守ることに専念されている感じです。むしろ、政治家のことを 忖度 して、黒じゃなくて灰色にするテクニックを駆使することが、エリート役人の技だと思っている節がありますね。
必死に答弁をしている姿を見ていると、エリート官僚さんでしょうが、どこか滑稽で、非人間的で・・。失礼な言い方ですが、笑ってしまいましたね・・・。

民進党の福山議員の質問に、安倍首相が名誉棄損だ、証拠を出せ とわめいたのを聞いて、私は、テレビのサスペンスドラマで、犯人が捕まる前に喚く、証拠を出せ! という常套言葉を連想してしまいました。

忖度・・・・。 日本の政治風土に沁みこんだ悪習ですね・・・。
by takeshi_kanazaw | 2017-03-10 14:33 | 時事放談 | Comments(2)
 2017年1月20日、アメリカ新大統領にトランプさんが就任しました。

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 (インターネットより)

 就任演説全文の日本語版を読んでみると、まさに「アメリカ第一主義」ですね。 読んだ感じでは ” 古き良き時代のアメリカを取り戻そう ” という気分ですかね。 人類の英知とか、世界の平和などという、従来のアメリカ大統領演説で触れられた精神は全くありませんね。

 トランプさんの米大統領選勝利の時、このブログでは 米没落の始まり?」と題する パロディ ぽい記事を載せましたが、その後就任式までの状況を見ても、その考えは変わりませんね。

 アメリカの白人中流層の状況はよくわかりませんが、トランプ支持の人たちをテレビで見ると、その表情はまさに アメリカ第一主義 いや、俺たちのことを一番に考えてくれるトランプ大好き というイメージがうかがえます。 アメリカに雇用を戻せ、俺たちにもっと仕事と豊かさを取り戻せ。 世界平和や人類の未来なんて、恰好ばかりつけてる政治家はもぷうんざりだ。 そんな感じですね。

 まー、アメリカの大統領ですからアメリカ人が選べばいいことなんですが、他国の我々から見ると、自分の国のことしか考えない大国 の出現に警戒心を持ってしまうのは当然ですね。 「これまでアメリカが言ってきたことは何だったんだい? もう信用できんわ」 という声が出るのは仕方ないですね。

 なんだか、世界中でキナ臭いことが起こりそうな気さえしますね。

 私のような単純思考の人間は、専門家の意見は難しすぎてよくわからない。 自分中心主義者とどう付き合うかというった感覚で捉えています。 
 「アメリカの牛肉は絶対買わないぞ。 アメリカ製の製品はもう買わない。 アメリカなんか行かない。 アメリカ人と付き合うのも嫌だ。 アメリカを外して世界と付き合う方法を考えよう」

 トランプさんは本気でメキシコ国境に壁を作るかもしれません。 移民も嫌がっています。
 「そうか、アメリカにバリアを張り巡らせて守ろうというわけか・・・」

 先日雑木林で見た状況。
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 棘に囲まれた枯葉がありましたが、こんなに棘に囲まれると鳥も近寄らないし、新しい植物も生えませんね。
 「誰も棘に囲まれた場所に行きたくもないな。 まるでトランプさんのアメリカみたいや。 いくらバリアで守っても、枯葉が若葉になるはずがない。 新しい人達も受け入れないと廃れるぞ・・・」

 商売とはいえ、そんなアメリカ市場で車やいろんな商品を売っている日本企業。 これから予想できないような苦労が発生するかもしれません。 そのうち何処かで 「もうアメリカばかり見ていないで、他の地域での商売に目を向けた方がいいんじゃないか」 と考える人たちも出てくるのでは。

 トランプさんの出現で、アメリカ離れが始まるぞ。 そんな気分になっていますが・・・・。

 アメリカでは現時点で、トランプさんを支持する人より、不支持の人の方が多いという結果も出ています。
 
 どうなるんでしょうね、トランプさんのアメリカ。
by takeshi_kanazaw | 2017-01-21 12:03 | 時事放談 | Comments(2)
 一昨日からの日露首脳会談。 テレビ中継をズーと見ていました。

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 少し上ずった感じで頑張る安倍首相。 ジックリ落ち着いて動じないプーチン大統領。
 同時通訳の訳がイマイチ(プーチンさんは凄い早口)で、細かいことは判らないけど、その流れを見ると、
 「こりゃ役者が違うわ。 ファーストネームで呼び合っても、何処まで本音を漏らすか疑問や」

 今回の会談。 日本側のマスコミ報道は 北方領土返還問題。 しかし、それは勝手なマスコミの見出しに過ぎず、本筋は日露の経済関係を広げる方が主題。 ただし、プーチン大統領の、「あくまでも最終目的は平和条約締結にある」 との発言が重要だったような気がしましたね。

 両首脳の態度から、役者が違う と感じましたが、それは両国の国民の国際政治に対する姿勢も反映しているような気がします。
 プーチン大統領が盛んに日本とアメリカの関係に言及していました。 「北方4島を日本に帰したら、そこに米軍の基地を作る可能性がある」 「東アジアの安全保障はロシアにとっても重要なのだ。米国主導で日米だけで考える問題ではない」 まー、我々日本人はそんなロシアの立場は理解してませんね・・・。

 この日露首脳会談の期間中に、シリアで反政府勢力の中心地 アレッポ がシリア政府軍の手に落ちました。 これはロシアの軍事介入があったことが大きいことが予想できます。 プーチンさんは安倍さんの話を聞きながら、一方では電話でシリア情勢の報告・指示に余念がなかったのではないでしょうか。 役者が違いますね・・・。 世界政治の立ち位置がまるで違いますね。

 ロシアのクリミア占領への経済制裁(日本も参加)や、中東問題、そして東アジアの中国問題。 ロシアは世界の国と一線を引いても自国の立場を貫いていますが、日本は米国主導の国際政治に身を任せています。そんな両国が同じ土俵、いや同じ畳の上で柔道をしているわけですから、役者が違う と感じてしまう。

 我々日本人も、国際的な立ち位置をシッカリ見直す努力がいるのかもしれません。 米国追随外交からチェンジする覚悟がまだないですし、その条件整備が全く出来ていません。 やっぱり島国育ちで、国内ばかりに眼がいって、外が見えていない・・。
 
 日露首脳会談で感じた 役者の違い は、単に首脳間のことだけではなく、国民自身の世界政治、世界の安全保障問題に関しての 役者の違い でもあるような気がします。 どうも我々は世界の動きを感じ取れない、政治音痴になっているのかもしれませんね・・・。
by takeshi_kanazaw | 2016-12-17 11:16 | 時事放談 | Comments(4)

 国の品格 カジノ法案

 12月2日の衆院委員会で、いわゆる「カジノ法案」 が強行採決されました。

 翌日3日の朝日新聞、私の好きな 針すなおさん の風刺画が状況をまっこと上手く捉えています。

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 先日発表された流行語大賞 「神ってる」 をもじって、不評語大賞 「カジってる」 とは実に上手い。
 
 いわゆる 「カジノ法案」、正式には 「統合型リゾート(IR)整備推進法案」。 この法律の詳しい内容はさておき、平たく言えばこんな感じでしょうか。

 「堅苦しいことばっかり言うとっても金儲けしなきゃアカン。 やっぱりカジノ付のホテルでもバチッと作って、ぎょうさん客を集めて金を落とさせる算段をせないけませんわな。 マカオをみなはれ、日本も指をくわえてみとったら、乗り遅れまっせ」

 この法律は議員立法の形を取っています。
 本来、立法府(国会)は議員が国民の声を吸い上げて法律を立案し、それを行政(政府)に実行させるのが筋というものですが、悲しいかな国会議員さんは法律を考える能力がイマイチ。 珍しく?議員立法を企てたのが今回のカジノ法案。

 「カジノ法案、これは票になりまっせ。 地元の商売人達は票はもちろん、政治献金も出しますわ。 今は自民党が絶対多数やし、国会がTPPや南スーダンの自衛隊派遣でゴチャゴチャしてる隙を狙って、サッサと通してしまいまひょ。 博打でも金がもうかることやから、今が通すチャンスや!」

 日本は 「恥の文化」 が基本とされています。
 小さいころから、親や周囲からこういわれてきました。
 「人様に後ろ指刺されるような 恥ずかしいこと をしたらアカン。 恥は末代までやぞ!」

 この恥の文化が根底にあって、日本の 「国としての品格」 が保たれてきたのではないでしょうか。
 今回のカジノ法案は 恥も外聞もかなぐり捨てた ゲスの行為のような気がしますがね。

 どうなんでしょうね、議員立法でこの議案を提出された国会議員さん達。
 恥ずかしくないのでしょうかね・・・・。
by takeshi_kanazaw | 2016-12-04 07:57 | 時事放談 | Comments(8)
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「アメリカの大統領選はトランプが勝ったんだってな・・・・。 予想外の結果やな・・・」
「アンタもそう思ったか。 まさかトランプとはな・・・・」
「それにしても今回の大統領選挙は歴史上最低の選挙戦と言われているけど、確かにまるでトランプカードのゲームをやってるみたいで、政策論争とは程遠い感じやったな・・・」

「結果はアメリカ人の現状不満への爆発やな。 合理的根拠じゃなくて、感情に左右された投票結果ということや。 まさに衆愚政治(ポピュリズム)の典型やでこれは」
「アメリカの民主主義というのはこんなもんか・・・。 えー勉強になったわ」

「イギリスのEU離脱といい、難民受入れ拒否といい、今回のアメリカの大統領選といい、どう見ても今は西洋文明の曲がり角やな。 世界平和なんてエー恰好するより、我が身が一番可愛いということや」
「そうやな・・・。 アメリカは古い体制に縛られず、まさに開かれた新世界を作ってきた凄い国やと思っとったけどな・・・。 変わってしもうたんやな・・・。 俺たちの小さいころは、アメリカは輝いていたよな・・・」

「これからどうなるんやろな・・・・。 アメリカは・・・」
「没落するやろな・・・。 輝いていた時代へは帰られへんわ。 もう圧倒的な経済パワーはないわ。 鉄鋼はいうに及ばず、自動車もいろんな工業製品は他の国の製品の方が安くて品質もいいもん。 国を閉ざせば世界から優秀な人間は集まってこんだろうし。 昔の夢を追ってもまさに夢物語や」

「そういうけど、まだアメリカはGDP世界一やし、軍事力も世界一やし、超大国には変わりないよ」
「昔のモンロー主義のように、自国中心主義で成長することは無理やろな。 他の発展途上国が頑張るから、相対的に地位が下がって行くわ。 アメリカが中心の世界はドンドンと変わっていくやろうから、あと20年もつかな・・・・」

「そういうけど、これはアメリカだけの問題やないでえ。 世界中が考えんといかんわ、アメリカとどう付き合うか考えんと困るわな。 日本でもそうやでえ」
「アメリカはこれまで 陽気で人のいい力持ち というイメージもあったけど、これからは すぐカーッとなるプロレスラーみたいな感じになるような気がするわ。 扱い方を間違えると大けがをしそうや」
「そうかもしれんな・・・。 これまでどこかでアメリカを信じていたところがあったからな・・・。 あんまりアメリカに頼りすぎるのは問題かもしれんな・・・・」

 後世の歴史家は、今回の大統領選の結果はアメリカの没落の始まり と位置づけそうな気がしますね。
by takeshi_kanazaw | 2016-11-10 11:04 | 時事放談 | Comments(6)

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